繰り返して弾くシンプルなアルペジオのフレーズ

ギターフレーズにハマる!打ち込みドラム講座 第07回

ギターフレーズにハマる!打ち込みドラム講座 第07回

2015/11/13


 ギタリストにオススメな打ち込みドラム講座。第7回はアルペジオのフレーズを例に解説しよう。

今回の譜例:繰り返して弾くシンプルなアルペジオのフレーズ

 アルペジオの繰り返しは、前奏や間奏などでリフ的に用いられることが多い。たとえシンプルなフレーズでも、ドラムの展開次第で、盛り上げたりしんみりさせたりすることができる。
 

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  • パターンA:単調なギターフレーズに凝ったリズムで味付けをする
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 ギターが淡々と繰り返すようなフレーズの場合、ドラムも同じように淡々と打ち込んでしまうと退屈な印象になってしまう。そこで、ハイハットを少し凝ったフレーズにしてみよう。そうすることで、単調なフレーズがかえって味になるのだ。

 打ち込む時にベロシティの強弱を細かく付けると、グルーヴ感を出すことができる。また、元となるフレーズを1〜2小節作り、必要な小節分だけコピーして増やし、展開に合わせてエディットするといい。

 

  • パターンB:ベロシティを3段階に設定してグルーヴを出す
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 ギターのアルペジオの繰り返しを活かしたい場合、ドラムはハイハットのベロシティを3段階に分けて入力し、流れるようなグルーヴに仕上げるといいだろう。

 このパターンは汎用性がある分、単調になりがちなので、4拍目の8分裏にオープンハイハットを入れると意外性が出る。

 ちなみに、このパターン例の音色をリズムマシン系のドラムキットに変更すると、エレクトロなどクラブ系の雰囲気を出すことができる。

 

  • 参考曲:supercell「ヒーロー」

 

SRCL-7488
ソニーレコーズ


※記事の楽譜は「ヒーロー」を参考に作成したもので、「ヒーロー」の楽譜ではありません。

ドラムパターン図の見方

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 このドラムパターン図は各パーツの譜割りを示したもので、DAWソフトのピアノロールやステップシーケンサーに音符をそのまま打ち込むだけでドラムパターンを作ることができる。ドラムの打ち込み方のコツがつかめたら、自分なりにエディットしてみよう。

 

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