【イベントレポート】注目のポータブルオーディオ製品が集結!「ポタ研 2016冬」

【イベントレポート】注目のポータブルオーディオ製品が集結!「ポタ研 2016冬」

2016/02/13


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本日(2月13日)、東京・中野サンプラザにて「ポータブルオーディオ研究会(ポタ研)2016 冬」が開催された。このイベントはフジヤエービックが主催する「ヘッドフォン祭り」のサブイベントで、様々な企業や団体によるポータブルオーディオ製品の展示/販売が行なわれる催しとなっている。ここでは、各社の新製品を中心に出品されたアイテムをご紹介しよう!
 

■TEAC


TEACは展示ブースでの展示のほか、別フロアにて新製品発表会を開催。ヘッドホンアンプTEAC「HA-P5」とヘッドホンbeyerdynamic「T5p 2nd Gemeration」が発表された。

TEAC「HA-P5」

TEAC「HA-P5」
 

「HA-P5」はDSD 5.6MHzネイティブ再生に対応し、4極グラウンド出力対応の3.5mmステレオミニ端子を搭載することでバランス/アンバランス型どちらのヘッドホンでも音楽が楽しめるのが特徴だ。発売は2016年春頃を予定しており、価格はオープンプライス。想定市場売価は未定だ。
 

「HA-P5」の上面。3.5mmステレオミニ出力のほか、3.5mmの入力端子が用意されている

「HA-P5」の上面。3.5mmステレオミニ出力のほか、3.5mmの入力端子が用意されている

「HA-P5」の底面。Android端末/PC、iOS機器の接続に対応し、アナログ音声出力端子を搭載している

「HA-P5」の底面。Android端末/PC、iOS機器の接続に対応し、アナログ音声出力端子を搭載している



beyerdynamic「T5p 2nd Gemeration」は同社の人気ヘッドホン「T5p」の新バージョン。ドライバーのテスラテクノロジー(※)を改良し、温かみを持ちつつ、より正確な低音域の出力が可能。ケーブルは着脱式となっており、別売のバランス対応ケーブルにリケーブルすることもできる。発売は2月下旬で、価格はオープンプライス。想定市場売価は¥130,000前後。
(※)強力な磁力を持つドライバーを使用することで高解像度なサウンドを実現する技術

beyerdynamic「T5p 2nd Gemeration」
beyerdynamic「T5p 2nd Gemeration
 

 

「T5p 2nd Gemeration」は「T5p」と比べてクッションの幅が広めに取られており、音場が広げられている

「T5p 2nd Gemeration」は「T5p」と比べてクッションの幅が広めに取られており、より音場が広げられている

「HA-P5」と「T5p 2nd Gemeration」は会場内のTEACブースにて試聴することができた

「HA-P5」と「T5p 2nd Gemeration」は会場内のTEACブースにて試聴することができた

 


オンキヨー&パイオニア


注目を集めたのはオンキヨーとパイオニアの技術を合わせて開発されたハイレゾ対応デジタルオーディオプレイヤーPioneer「XDP-100R」とONKYO「DP-X1」。「XDP-100R」はスピーカーを内蔵し、ヘッドホン/イヤホンによるリスニングだけでなく、超小型のオーディオシステムとしても活用できるユニークなプレイヤー。ソフトウェアのアップデート頻度が高く、ユーザーの要望が素早く反映されることで好評価を得ている。

一方の「DP-X1」は、バランス出力に対応したプレイヤー。通常のバランス接続に加え、ONKYO独自のバランス接続モード「アクティブコントロールグランド」モード(※)を使用することが可能となっている。価格はいずれもオープンプライスで、市場予想価格は「XDP-100R」:¥59,800(税抜)、「DP-X1」:¥69,800(税抜)。
(※)2基搭載されたアンプの一方をグランド制御のみに使用することで、安定したグランド確保が可能となるモード

Pioneer「XDP-100R」

Pioneer「XDP-100R」

ONKYO「DP-X1」

ONKYO「DP-X1」


また、ブース内にはポータブル用途を想定したハイレゾ対応ヘッドホンPioneer「SE-MHR5」や、人気アニメ 『ラブライブ!』のコラボレーションヘッドホンPioneer「SE-MX8-K」もディスプレイされ、話題を呼んでいた。Pioneer「SE-MHR5」の価格はオープンプライスで、市場予想価格は19,800。「SE-MX8-K」の価格は¥24,800(税抜)。

Pioneer「SE-MHR5」

Pioneer「SE-MHR5」

Pioneer「SE-MX8-K」

Pioneer「SE-MX8-K」


JVCケンウッド


同社のハイレゾ対応ヘッドホン「Class-S」シリーズの「SIGNA」と「WOOD」の試聴コーナーを展開。「SIGNA」は振動板に一般的なPET素材ではなく、PEN素材を採用することで高精細なサウンドを持つのが特徴だ。「WOOD」は振動板にバーチ材を採用し、ナチュラルで広がりのある響きを実現している。「SIGNA」と「WOOD」はそれぞれにスタンダードモデル「02」とプレミアムモデル「01」がラインナップしており、価格はいずれもオープンプライス。市場想定売価は「SIGNA 02」:¥30,000前後、「SIGNA 01」:¥450,000前後、「WOOD 02」:¥50,000前後、「WOOD 01」:¥70,000前後。

「SIGNA」シリーズ。左が「SIGNA 02」で、右が「SIGNA 01」

「SIGNA」シリーズ。左が「SIGNA 02」で、右が「SIGNA 01」
 

「WOOD 02」

「WOOD 02」
 

また、試聴に使うポータブル・ヘッドホンアンプには同社の試作機も使用することができた。こちらは人気モデルの「SU-AX7」のバランス対応型となる予定とのこと。

ポータブル・ヘッドホンアンプの試作機

ポータブル・ヘッドホンアンプの試作機


 

完実電気


SHUREのコーナーでは先月発売されたばかりのイヤホンシステム「KSE1500」と昨年11月にリリースされたポータブルアンプ「SHA900」を試すことができた。「KSE1500」は世界初となるコンデンサー技術を用いたイヤホンと専用アンプのシステム。そのサウンドを体験するべく途切れることなく来場者が訪れていた。「SHA900」は「KSE1500」のアンプ部分を1つの製品として抜き出したもの。ホイールと電源ボタンを組み合わせたシンプルなインターフェイスで快適にリスニングが行なえる。価格はいずれもオープンプライスで、市場想定価格は「KSE1500」:¥350,000(税抜)、「SHA900」:¥120,000(税抜)。

「KSE1500」(左)、「SHA900」(右)

「KSE1500」(左)、「SHA900」(右)

 

フロンティアファクトリー

参考出品として展示/試聴できたハイレゾ対応オーディオプレイヤーAcoustic Research「AR-M20」に注目が集まった。こちらは同社の「AR-M2」のライトモデルで、オペアンプやラインアウトを非搭載、ボリュームはデジタルボリュームを採用することで、よりリーズナブルな価格となる予定。「AR-M2」が¥138,000(税別)のところ、「AR-M20」は¥100,000を下回る価格になるとのこと。

「AR-M20」

「AR-M20」
 

「AR-M2」と「AR-M20」の仕様の違い

「AR-M2」と「AR-M20」の仕様の違い
 

また、2月19日発売予定のBluetoothイヤホンKlipsch「R6 Bluetooth」もいち早く試すことができた。重量は 23.5gと軽量で、繊細な高域とボリューム感ある中低域を併せ持つ伸びやかな音が特徴。Klipsch公式ストアでの価格は¥16,800(税抜)。

Klipsch「R6 Bluetooth」

Klipsch「R6 Bluetooth」

 

小柳出電気商会


アンプ部分が着脱/交換できるハイレゾミュージックプレイヤーFiiO「FiiO X7」のアンプモジュール「AM2」が参考出品され、試聴コーナーには常に人だかりができていた。「FiiO X7」付属の標準モジュールに比べて出力が高く、ヘッドホンでのリスニングがより楽しめる製品となっている。近日発売予定で、価格は未定。

「FiiO X7」付属の標準モジュール(左)と「AM2」を装着した「FiiO X7」(右)

「FiiO X7」付属の標準モジュール(左)と「AM2」を装着した「FiiO X7」(右)
 

また、「FiiO X7」用のデスクトップ・ヘッドホンアンプ/ドック「K5」も参考出品された。こちらは「FiiO X7」を本体上部に差し込むことで使用可能で、この際に、装着されたアンプモジュールはスルーされる仕様となっている。近日発表予定で、価格は未定とのこと。

「K5」と接続した「FiiO X7」

「K5」と接続した「FiiO X7」

 


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