みっけ(Dr.Vo)

みっけ：ドラムはデモを聴いた後に、自分でも打ち込みで作ってみるんですよ。演奏はそれをスタジオに入って「コピーする」感じなんです。でも「あっちむいて」は打ち込み段階で難しくし過ぎて、すごく苦戦しました…。

平成のまお：気合入れ過ぎて（笑）。

みっけ：そう！

平成のまお：みっけが作った打ち込みのドラムを聴いた瞬間、「え？これ、実際叩けるん！？」って思わず聞いちゃいました（笑）。

Takumi：僕らこういうことがたまにあるんですよ。いざスタジオ入ってバンドで合わせてみたら「めっちゃ難しい！ 全然弾けへん！」って（笑）。

──ギターのフレーズ作りに関してはどのよう進められましたか？

タイキロイド(Gt.Ch)

タイキロイド：コノキョクニカンシテハ、Takumiト、コマカク、ソウダンシナガラ、ツクッテイキマシタ。1ツフレーズヲツクッタラ、Takumiニ「コレドウ？」ッテキキナガラ。

──音作りなどでこだわったポイントを教えてください。

Takumi：一番はリズム隊の音ですかね。一緒に制作してくれたスタッフの方たちにもこだわりを持って作業に臨んでいただけたので、今回はこれまでと違う “すごい音を作れたな” っていう達成感があります。リズム隊がレコーディングしてるのを聴いてる時は「うわっ！音ヤバっ！」って感動しました。

平成のまお：ベースは、歪ませる加減やったりとか、「ここはこう聴かせたい」っていうのを「じゃあ、もっとタイトな音のほうがええんちゃうかな」ってアドバイスをたくさん頂きました。細かい所をあんなにこだわったのは「あっちむいて」が初めてでしたね。

Takumi：ベースの音作りも、ベース単体で完結せずに、歪みの付け具合をギターとの兼ね合い、全体のバランスを考えながら細かく決めていきましたからね。

──ちなみにベースは何を使われましたか？

平成のまお：今回新しく買ったプレベを使いました。ずっとアクティブタイプのベースを使ってたんですが、ベース単体の音とバンドサウンドの一部としてのベースの音にすごくギャップを感じて悩んでたんですよ。それで馴染みの楽器屋さんのアドバイスでプレベを思い切って買ったんです。そしたら音も良いだけじゃなくてすごく歌いやすくなって。

──ドラムは何を使われましたか？

みっけ：私もプロデューサーと話し合って、LUDWIG「Black beauty」ていうスネアを買いました。他のものはレンタルだったんですけど、それも良かったですね。シンバルなんか抜けがすごく良かったので、ぜひ聴いていただきたいです。

Takumi：あれ何借りたんやったっけ？

みっけ：シンバルはPaiste「2002」っていうモデルだったよ。

平成のまお：ああ、パイステの音良かったよね。

みっけ：そう！すごく良かったんで私、昨日シンバル買いに行ったんですよ（笑）。

──歌詞についてもお伺いしたいのですが、タイキロイドさんは歌詞の中でどこがお気に入りですか？

タイキロイド：ヤッパリ「エドメイジタイショウショウワ... テ・ト・テ・タ・タ・ケ」ッテイウトコロデスネ。ボクハロボットナノデ、カタカナヲツカッテシャベルンデスガ、カタカナヒョウキニハシンキンカンガモテマス。

Takumi：「カタカナやから」って（笑）。

平成のまお：親近感！？（笑）

──Takumiさんは歌詞作りで苦労されたところはありますか？

Takumi：今思うと、Aメロですかね。「手と手 合わせて叩いてみよう 手と手 合わせて叩け」っていうところです。タイキロイドが話してくれた「エドメイジタイショウショウワ...」っていう所やサビはメロディーと歌詞がほぼ同時にできた箇所なんですが、Aメロは「どんな言葉を乗せたらリズミカルに聴けるかな？」っていうことをずっと悩みました。

──楽曲のアレンジは、wakuiさんとの共同ということですが、wakuiさんとはどのようなことを話し合ったのですか？

Takumi：wakuiさんには主にサウンドプロデュースしてもらうことが多くて。「こういう音を出すにはどうしたら？」って悩んでるところを「それならこうしてみたらこういう音が出るよ」っていう風に音の作り方で一緒に作っていくことが多いですね。