ヤマハの最新技術をプレゼンテーションする企業向けイベント

ヤマハ、「Yamaha Sound & Music Startup Summit」を開催!

ヤマハ、「Yamaha Sound & Music Startup Summit」を開催!

2016/03/17


本日(3月17日)、東京・銀座にて「Yamaha Sound & Music Startup Summit」が開催された。このイベントは、ヤマハが開発した最新テクノロジーを会場に集まった企業にプレゼンテーションし、協業を呼びかけるというもの。ここでは、ステージで紹介された各技術をご紹介しよう!

/

 

■「ChimeCa(キメカ)」

/

スマートホンやタブレットPCで撮影した動画を自動で同期してくれる技術。動画の“音”を検知して複数の動画を同期させ、手軽にマルチアングルの動画を作り出せるのが特徴だ。ユーザーは動画を専用サーバーにアップロードし、ウェブブラウザ上で同期させた動画を試聴することができる。
 

/

ChimeCaの実演風景。音声データは周りの喧噪などノイズが多くても問題なく同期が可能だそうだ

 

/

動画の同期処理時間は非常に短く、1分の動画×4本を2秒で行なえるとのこと

 



■「Score Alignment(スコア アライメント)」

/

生の演奏(音声)に合わせて伴奏データを同期再生する技術。例えば、自身の生演奏のテンポや緩急を読み取り、あらかじめ用意していた伴奏データの再生速度をリアルタイムに合わせることが可能。同期させるデータは音声以外にも映像/照明といったものにも置き換えできる。
 

/

Score Alignmentの動作イメージ。“音”をトリガーとして用意した音声/映像/照明に動作を働きかけることができる

/

応用例の紹介。音楽だけでなく、アートやビジネスといった広い分野で使用できることが解説された




■「3D Headphone Technology」

/
ヘッドホンにおける音場で、音の空間的な立体感を再現する信号処理技術。音が聞こえてくる方向を上下左右前後すべての方向へ自在に配置&移動させることが可能だ。音源は特殊な録音をする必要がなく、ヘッドホンも専用の物を必要としない。従来のサラウンド技術に比べて特に高さ方向の立体感を良好に感じ取れることがアピールされた。
 
/

360°全方位に2500以上のポイントが設けられており、そこに従って音源を配置&移動することができる



 

■「Unity with VOCALOID(ユニティー ウィズ ボーカロイド)」

/

ゲーム開発エンジン「Unity」にヤマハの「VOCALOID」を組み込む技術。ゲーム上で入力した情報に反応して、「VOCALOID」をリアルタイムに発声させることが可能となる。こちらは「Unity」のプラグインとして提供されるとのこと。
 

/

「Unity with VOCALOID」は「Unity」で指定したトリガーによってリアルタイム/準リアルタイムにVOCALOIDを動作させることが可能。ゲームだけでなく、知育アプリやメディアアートといった様々なインタラクティブ系コンテンツでも活用が期待できる



 

■「Stretchable Strain Sensor(ストレッチャブル ストレイン センサー)」

/

服や体に貼って動きを検知するウェアラブル・センサー。装着することで筋肉の動きや関節の曲げ具合を測定することが可能。伸び縮みすることで電気抵抗が変わる極薄(0.15ミリ)のゴム状の素材が使われており、水にも強いので汗も気にせず使用できるのが強みだ。
 

/

プレゼンテーションでは使用例として、姿勢が悪くなってきたら知らせてくれるサスペンダーが紹介された

/

センサーを搭載したグローブを使えば手の動きをCGの手にトレースさせることも可能




この記事の画像一覧

(全14枚) 大きなサイズで見る。

関連する記事

関連する記事

PAGE TOP