京都長岡京出身の5人組ロックバンドが2ndミニアルバムをリリース!
LOCAL CONNECT『7RAILS』インタビュー
LOCAL CONNECT『7RAILS』インタビュー
2016/04/06
今回は曲作りをしている段階で二人のコーラスワークがイメージできました(by Daiki)
Daiki:僕は、ボーカル/ギターなので、バッキングで曲を分厚くすることを重要視しました。機材に関してあまり知識がないので、録る前にプロデューサーさん達と相談しながら音色を決めたり、色々ギターを変えたりして。バラードや歌モノではVanZandtのTLタイプ、激しい曲ではPRSを使いました。“このブランドが好きだからこのギターを使いたい” というわけではなく、弾いてみた感覚で選びましたね。
まーきー:僕もDaikiと一緒で曲を録る前に1〜2時間かけて音作りから始めました。アンプは4〜5台、ギターは10数本ある中からチョイスするところから始めて、1曲1曲ごとでこだわりました。プレイ面においても、しゅうまとNatsukiが作ったグルーヴに意識を集中させて、クリックではなくNatsukiのドラムに集中してギターを弾きました。以前はグルーヴに対してズレて、テックの方に “ここズレてるよ。よく聴いて!” って言われて聴き直しても、 “わからないです” みたいなやりとりがあったんです。そこで学んだことを生かせたし、自分自身成長したと感じられました。それに “僕が弾いたここの部分合ってますけど、気持ち速いですね” って気づけたり。なのでグルーヴの面は前回のアルバムより格段に上がっているので、聴きどころの一つですね。
ISATO:僕は、一曲一曲を歌い分けて、自分のボーカルとしての可能性や幅を広げることを心掛けました。そうでないと、次に良い作品を出そうと思っても周りに限界を決められてしまうと思ったんです。もちろん、これだけ色の付いた7曲が揃うと “ここ難しいな” って出てきた部分もあって、曲を作ったDaikiと話したり、曲を聴きながら “あぁここはこういう感じで歌おう” って録って “やっぱりこうしよう” という風に試行錯誤を繰り返しました。その結果、スゴく納得いくテイクが録れました。「Gold」だったら力強さ、「沈丁花」は “自分の人間味を素直に歌えば良いんだ” という気持ちを込めて、「内緒」では少しフェイクを入れたり、それぞれ僕だからこそ歌える作品になったと思います。
しゅうま:ベースは音が合っている合っていないというよりは、“曲に気持ち良くハマっているか” ということを重点的に意識しました。つまりグルーヴですね。ベースを録る段階は音がドラムしかないので、デモに合わせるとどうしてもズレてしまうんです。結果的にクリックもなくなって、Natsukiが叩いたドラムをもとに弾くので、頭に歌をイメージしながら、グルーヴを出すということは難しかったですが、とても勉強になりました。これは個人的にレコーディング前から課題としていたんですが、上手くいったと思っています。また、プロデューサーさんにも良い評価をしていただきました。
Natsuki:今回、ドラムはドラムテックさんに参加してもらいまして、持って来ていただいたドラムの中からビンテージのLudwigを選んだり、ヘッド、タム、バスドラ、シンバルも曲ごとで細かく変えたりしましたね。とはいっても、叩くのは僕だけなんでその上でどういった叩き方をするのかこだわりました。あとは、もともとプリプロで作った時のイメージを大事にしつつ、レコーディングでしか表現できない臨場感を出せるように心掛けました。
──ところでISATOさんとDaikiさんのコーラスワークはどのようにして決められているのですか?
Daiki:今までは曲が出来てから決めていたんですが、今回は曲作りをしている段階でイメージが出来上がっているパターンが多かったですね。なので、 “こういう分け方が良いと思うねんけど、どう思う?” みたいな話し合いを重ねた上でこの形になったので、結構上手く振り分けられました。
──では、ボーカル二人が思う本作の中で一番コーラスワークがバッチリな曲はどれですか?
Daiki:僕は「piece」ですね。レコーディングでは僕とISATOの声のみを重ねて入れたんですが、ライブでは他の3人の力も借りるので、コーラスも出来るバンドなんだって思ってもらいたくて特に力を入れましたね。
ISATO:コーラスに関しては同意見ですが、二人の歌としては「内緒」という曲が色が出てるなって思っています。それは、自分の中でイメージしたのはDaikiが独特なフェイクを入れたりした部分に、彼のボーカルとしての技術というのを存分に出しているなってプリプロの時に感じたんです。それを踏まえた上で、自分のストロングポイントである伸びとか「スコーン!」って出る高音を駆使して、歌い方に差をつけたりしました。この曲は<ザ・アルバム曲>なんですが、そういった部分も聴いてもらえると楽しんでもらえると思います。
この記事の画像一覧
(全0枚) 大きなサイズで見る。
関連する記事
2019/04/24
2018/11/12
2018/07/03
2018/03/22
2017/10/06
2017/06/20
ニュース
2023/12/25
2023/12/20
2023/12/18
インタビュー
2023/03/23
2022/09/15
2022/05/26
2022/01/26
特集/レビュー
2023/04/03
レクチャー
2022/11/15
2022/11/01