──他にレコーディングで印象に残ったことはありましたか？

Natsuki：ISATOさんも言ってた通り、「内緒」はアルバム曲という位置付けなんです。でも、やってることは結構テクニカルで。それは目立ったテクニックではないんですけど、音の出し方やグルーヴ感など細かいところを神経すり減らしてレコーディングしたというか（笑）。もう、激しい曲じゃないんですけど汗だくになりましたね。なかなかOKテイクが録れない中で頑張ったので満足いく結果になりました。実際、音源を聴き流すだけでは感じないと思うんですが、いざ集中して聴いてもらったらそういったことに気付く曲になっているかなと。

しゅうま：僕も「内緒」なんですけど、普段９割ピック弾きなんですけどこの曲だけ指弾きなんです。というのもデモを聴いた段階で “あぁ（曲を作った）Daikiは指で弾いて欲しいんやろな” というのをわかっていたので、レコーディングまでにかなり練習をした記憶があります。

Daiki：そうなんです。ベースとドラムが底上げしつつも前に出てきてくれる曲が欲しくて、Natsukiはこういうグルーヴィーな曲が好きですし、もっとしゅうまを引き込んで、二人で綿密に作り上げていってくれる曲が欲しかったので、スタジオでも二人で熱心に話し合いながらフレーズを考えていたのでスゴく良かったです。

まーきー：僕は「ねぇ ねぇ」ですね。レコーディングまでに、“ギタリストとして遊び心を発揮するのはこの曲や” と気合いが入っていまして。元ギタリストのプロデューサーさんとテックの方と3人で機材オタクみたいに “ここの音はこれや” みたいな会話を楽しく繰り広げたのが印象的でした。僕にはない二人の発想を吸収しながら、成長できたなということが感じられた楽曲なんです。ぜひ、皆さんも聴いてください！

──それでは最後に、4月10日からスタートするリリースツアーに対する意気込みをお願いします。

Daiki：もっともっと新しい人達にライブに来て欲しいです。『7RAILS』は楽器も前に出てて声も綺麗に録れてるし、何よりメッセージ性が強い曲ばかりです。音源を聴いて、ライブに来てもらって、そこでしか感じられないものを共有したいです。一緒に笑って泣いて、楽しいツアーにしましょう！　僕らはその日のために何日もスタジオに入って練習しています。色々な層の方に来ていただけたら嬉しいです。

ISATO：今回のアルバムではたくさんのことにチャレンジしました。その作品を引っさげてのツアーになるので、絶対に製作時に葛藤したリアルな姿を感じられるツアーになると思います。僕らの音楽を受け取ってくれる人達がもっともっと増えるよう、僕らは万全の準備をしています。ライブ会場で会いましょう！