Dream Amiだからこそできること、やるべきことを表現していきたい。

──楽曲を立体的に伝えるMVやジャケットのアートワークから今回はリスナーのみなさんに何を伝えたいと考えていますか？

Dream Ami：Dream Amiらしさ、表現の幅の広さを伝えることができたら嬉しいです。ジャングルの中でMVを撮ることは今までもなかったですし、新たなDream Amiが見せられたんじゃないかなと思っています。衣装やCDのジャケットに関しては、Dream Amiの世界観を作っていくことをテーマにしました。今回もメイン・カラーはピンクなんですけど、前回と同じアート・ディレクター吉田ユニさんにお願いして、また違うDream Amiを表現してもらえたと思います。

──2曲目の「エデンの園」についても聞かせてください。

Dream Ami：この曲は「トライ・エヴリシング」の話をいただく前から制作していて、前作「ドレスを脱いだシンデレラ」のイメージに近い楽曲ですね。空想の世界だけど現実にも通じる部分がある世界観が好きなので、こういう曲をDream Amiらしさとして表現できたらと思っています。なので、歌詞は「ドレスを脱いだシンデレラ」を書いていただいた小竹正人さんにお願いしました。かわいい表現がとても上手な方で、今作の〈五月雨〉と書いて〈キャンディーレイン〉と読ませるフレーズもとても気に入ってます。Dream Amiとしてこの感情は表していきたいですし、みなさんの中でのDream Amiのイメージはこうでありたいなと思って歌いました。カップリングの曲ではありますが、この曲も「トライ・エヴリシング」と一緒に広く届いて欲しいです。

──3曲目の「1mm のガールフレンド」も、「エデンの園」の作家陣（作詞：小竹正人／作曲：FASTLANE / LISA DESMOND）と同じ布陣ですね？

Dream Ami：はい。同じミディアムで、誰かを好きな気持ちを歌いたいと伝えて作っていただいた曲です。かわいらしいけど切ない曲に仕上がったと思います。

──この曲の歌詞の世界観は、共感してくれる人が多そうですよね？

Dream Ami：ダメだとわかっていても好きになってしまう気持ちは、年齢に関係なく共感してもらえると思います。“あなたと彼女の間 1㎜の隙間もない”という歌詞は、女子的に「わかるー！」って感じなのではと思います。

──今回のセカンド・シングルは自身としてどんな作品になっていると感じますか？

Dream Ami：もしも『ズートピア』を通してDream Amiを知ってくださった方にも、「トライ・エヴリシング」だけじゃないDream Amiの世界観が伝わる作品になればと思って制作しました。この先にある自分のソロ活動にも興味を持っていただきたいですし、収録した3曲、MV、アートワークから私のいろんな表現を感じてもらえる1枚になったと思います。良い意味での温度差やギャップ、いろんな角度からの表現を感じて欲しいなと思います。

──改めて、ソロ・アーティストDream Amiとしてセカンド・シングルを完成させて思うところを教えてください。

Dream Ami：この「トライ・エヴリシング」は前作「ドレスを脱いだシンデレラ」があったからこそ表現できた曲で、幅を見せられた曲だと思います。カップリングの2曲は、以前は「これでいいのかな？」と思っていた部分が自信に変わって、確信を持って制作できた曲。今回のシングルを制作していく中で迷いは一切ありませんでした。

──ソロ・アーティストDream Ami として挑戦していきたいことは？

Dream Ami：もっと曲をたくさん作って、Dream Amiとしての表現を知ってもらえるように努力していきます。その先にあるのがライヴ。ソロでもしっかり見せられるように、ひとつのライヴを完成させたいと思っています。ソロ・デビューの時から思っていたことですが、記憶に残るアーティストになりたいという気持ちはさらに強くなっています。ソロとしての自覚をもって、Dream Amiだからこそできること、やるべきことを表現していきたいです。ソロとしてもみなさんに歌い継がれていく曲を作っていきたいですし、E-girlsとはまた違った輝きを放っていきたいです。