玉置浩二など豪華作家陣が手掛けた新曲とカバー曲を収録

涼風真世、20年ぶりのNEWアルバム『Fairy』(フェアリー)をリリース!

涼風真世、20年ぶりのNEWアルバム『Fairy』(フェアリー)をリリース!

2016/08/15


涼風真世

涼風真世『Fairy』(フェアリー)[生産限定盤]
 

涼風真世涼風真世『Fairy』(フェアリー)[通常盤]

 

1981年、第67期生として宝塚歌劇団に入団して以来、デビュー35周年を迎えた日本を代表するミュージカル女優の涼風真世が新アルバム『Fairy(フェアリー)』をリリースする。涼風がCDアルバムをリリースするのは、1996年に同じくビクターから発売された『MINE(マイン)』以来、20年ぶりとなる(『MINE』は6月22日にボーナス音源付でリイシュー)。

宝塚100年の歴史の中でも傑出した歌姫として知られ、男役トップスターでありながらフェミニンな魅力を兼ね備えた“歌の妖精”。1991年、月組トップスターに就任。「ベルサイユのばら・オスカル編等で人気を博し、1993年に退団後は、舞台「マリー・アントワネット」、「エリザベート」、「モーツァルト」、「貴婦人の訪問」、NHK大河ドラマ等テレビドラマへの出演、また声優としても「るろうに剣心」(緋村剣心役)等、舞台や映像で幅広く活躍を続け、2007年には第33回菊田一夫演劇賞を受賞している。

今回のニューアルバムでは、自身の代名詞でもある“妖精=フェアリー”というタイトルの通り、涼風真世のセルフプロデュースにより制作。彼女の35年間の足跡をたどる代表曲&お気に入り曲のカバーに加え、本作のために書き下ろされた新曲2曲を収録している。

その1つは、涼風が最も敬愛するアーティストだという玉置浩二が作曲、玉置とのコンビで数々の名曲を生んできた松井五郎が作詞を手がけた「眠りの果て」。35周年の記念アルバムに涼風の念願がかなった格好で、その曲想はレクイエムともいえるもので、深く静かな情感で、アルバムをしめくくる1曲だ。

もう1曲の「空だけはそこにある」は、涼風自身のブログから生まれた歌。ここ何年もの間、毎朝欠かさず、“空”の写真をブログにアップし続けている涼風の気持ちを、松井五郎が詩にしたもので、作曲は、故・本田美奈子の名曲「つばさ」(作詞:岩谷時子)でも知られる太田美知彦が手がけていえう。どんなにビルに囲まれた都会でも、空を見上げれば自然があり、その空は宇宙にもつながっている・・・。ブログでは写真だけが公開され、彼女がどんな気持ちで空の写真を撮影しているのかはヴェールに包まれていたが、その前向きな想いがあふれる名曲だ。

その他、カバー曲では、「ただ…逢いたくて」(オリジナル:EXILE)、「やさしいキスをして」(オリジナル:DREAMS COME TRUE)など、歌唱力が試される大曲に挑戦して見事に歌いこなし、「Friend」(オリジナル:安全地帯)では、玉置浩二=松井五郎へのリスペクトの想いも表現。「涙くんさよなら」(オリジナル:坂本九)では、自らコーラスも入れるなど、変幻自在なボーカルの魅力が発揮された会心のアルバムとなっている。

また、自身の主演ミュージカル作品からは、松任谷由実が楽曲を提供した「ミッドサマー・イブ」を収録。シェークスピア「真夏の夜の夢」をモチーフにした舞台「PUCK」の劇中歌で、涼風が“妖精”を演じた記念すべき作品を、ギターとのデュオによる新鮮なアレンジで吹き込み、その他、宝塚退団公演「グランドホテル」、声優として主役を演じたNHKアニメ「雪の女王」より「ホワイト・アンド・ブルー」、そして、自身もプロジェクトに参加している東日本大震災復興支援ソング「花は咲く」(https://youtu.be/PrHTdRq5cfs)など、その足跡をたどる選曲の中で、宝塚雪組の今年の公演「るろうに剣心」より、「不殺(ころさず)の誓い」をいち早く収録したのも話題だ。これは、自身の声優としての出世作である「るろうに剣心」(フジテレビ系アニメ)で剣心役を演じた涼風が、宝塚の後輩たちが演じる舞台版“剣心”を歌ったもので、宝塚ファンのみならず、原作ファン、アニメ版の剣心ファンからも注目されそうな選曲といえる。

さらに、生産限定盤に付属するDVDには、今年4月23日に京都芸術劇場・春秋座で行われた「涼風真世&京フィル ドリームコンサート」の模様が収録。「我が名はオスカル」(「ベルサイユのばら」より)、「悪魔の涙」(「天使の微笑・悪魔の涙」より)など、宝塚時代の代表曲も歌唱した35周年のスペシャルコンサートは、この日1日だけの公演のため、ファン垂涎の特典映像だ。

そして、12月28日(水)には、銀座ヤマハホールでCD発売記念&35周年記念コンサートの開催が決定。こちらも、多忙なミュージカル出演の合間をぬっての1日限りの公演のため、CD『Fairy』(生産限定盤)とあわせて、コンサートチケットも早めに予約しておきたいところだ。

 

アルバム情報

涼風真世『Fairy』(フェアリー)
2016年9月7日(水)発売
[生産限定盤] (CD+DVD)6,000円(+税) VIZL-1017
[通常盤] (CD1枚)3,000円(+税) VICL-64613

【CD収録内容】(全12曲)
01. ミッドサマー・イブ (作詩:小池修一郎 作曲:松任谷由実) ※「PUCK」より
02. 涙くんさよなら (作詩・作曲:浜口庫之助) *オリジナル:坂本九
03. 空だけはそこにある (作詩:松井五郎 作曲:太田美知彦) ★新曲
04. ただ…逢いたくて (作詩:SHUN 作曲:Hitoshi Harukawa) *オリジナル:EXILE
05. Friend (作詩:松井五郎 作曲:玉置浩二) *オリジナル:安全地帯
06. グランドホテルで (作詩・作曲:Maury Yeston 訳詞:岩谷時子) ※「グランドホテル」より
07. 夢人 (作詩:草野 旦 作曲:寺田瀧雄) ※「ザ・レビュー」より
08. 不殺(ころさず)の誓い (作詩:小池修一郎 作曲:太田 健) ※宝塚歌劇団雪組公演「るろうに剣心」より
09. やさしいキスをして (作詩:吉田美和 作曲:中村正人) *オリジナル:DREAMS COME TRUE
10. ホワイト・アンド・ブルー (作詩:出﨑 統、津島健太 作曲:千住 明) ※NHKアニメ「雪の女王」挿入歌
11. 花は咲く (作詩:岩井俊二 作曲:菅野よう子) ※NHK「明日へ」東日本大震災復興支援ソング
12. 眠りの果て (作詩:松井五郎 作曲:玉置浩二) ★新曲

編曲:三枝伸太郎(1~11)、山口俊樹(12)

【限定盤DVD収録内容】(約56分)
涼風真世&京フィル ドリームコンサート in 春秋座
指揮:牧村邦彦 演奏:京都フィルハーモニー室内合奏団
(2016年4月23日 京都芸術劇場 春秋座 にてライブ収録)
・我が名はオスカル(「ベルサイユのばら」より)
・悪魔の涙(「天使の微笑・悪魔の涙」より)
・愛!(「メモリーズ・オブ・ユー」より)
・グランドホテルで(「グランドホテル」より)
・レベッカ(「レベッカ」より)
・見上げてごらん夜の星を
・言葉にできない
・ミッドサマー・イブ(「PUCK」より)
・花は咲く
・<ボーナス映像> 花は咲く(Music Video)

 

涼風真世 35th Anniversary Album『Fairy』発売記念コンサート

会場:銀座ヤマハホール
日時:12月28日(水)
[昼] 開場13:30 / 開演14:00
[夜] 開場17:30 / 開演18:00
※一般発売日:9月10日(土)
(問)る・ひまわり Tel. 03-6277-6622 (平日11:00~19:00)


涼風真世(すずかぜまよ)

宮城県石巻市出身。1993年「グランドホテル」で宝塚歌劇団を退団。代表作は「ベルサイユのばら」(オスカル役)「PUCK」(パック役)等。その後、舞台や映像で幅広く活躍。
主な出演作に、舞台:「マリー・アントワネット」、「ミー&マイガール」、「エリザベート」、「パイレート・クィーン」、「レベッカ」、「モーツァルト」、「ロミオ&ジュリエット」、「貴婦人の訪問」等。TV:「元禄繚乱」、「利家とまつ」、「篤姫」(NHK大河ドラマ)等。ナレーションや、「るろうに剣心」(緋村剣心)、NHKアニメ劇場「雪の女王」(雪の女王)等、声優としても活躍している。第33回菊田一夫演劇賞受賞。


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