──続いて表題曲「LOVER DIARY」についてもお聞きしますが、これはどういった楽曲なのでしょうか？

FUKI：この曲はアルバムの中で一番最後に出来上がった曲なのですが、今の自分に一番近い等身大ソングです。こんなダメな私だけど、いつもそばで支えてくれている方やファンの方へ向けたラブソングになっています。

──FUKIさんの中での “LOVE” というのは “LIKE” という意味も含まれているのですね。

FUKI：そうですね。私は日常でも異性に対してだけでなく、家族や友達、女子にも「愛してる」と言ったりするので。

──この楽曲はどのように作られたのですか？

FUKI：まず歌詞を書いて、それからコードを押さえながらメロディを付けました。それで出来上がったものをプロデューサーのEIGOさんに持って行ったら「この曲良いね！　アルバムに入れちゃおうぜ」って言ってもらえて。なので、もともとはアルバムのために作った曲ではないんです。

──この曲も「泣きたいんでしょ」同様、サビから歌詞を書かれたのですか？

FUKI：この曲に関しては１番からです。ここはすぐにパーっと書けた感じです。

──普段から歌詞を書くのは早いのですか？

FUKI：そんなこともないんですけど、「LOVER DIARY」に関してはツラツラーっと書けました。ただ１番だけ出来た状態でEIGOさんに持って行ったんです。そこから2番も作りました。

──２番の歌詞はEIGOさんにご相談はされました？

FUKI：もちろん。「次はどういう風に持って行ったら良いですか？」みたいな。

──その中でFUKIさんが一番悩んだ部分は？

FUKI：「次休みが出来たら海に行こうよ」という部分は私から出てこなくて。こういった具体的なものをEIGOさんが案として出してくれたんです。「お前だったら休みの日は何しに行くんだよ？」って言われて「海に行くよ！」みたいな。「じゃあココにこうやって入れてみたら？」って。

──EIGOさんには頻繁に相談されるのですね。

FUKI：そうですね。私の恋愛や人生の悩みなど、最初に話す相手はEIGOさんなので。

──EIGOさんとの出会いはいつでしたか？

FUKI：おそらく、4〜5年前だと思います。EIGOさんがシェネルさんのプロデュースをされていたんですが、仮歌を歌う人を探していて。その時ちょうど暇だった私が選ばれたんです。それが出会いで。そこから「一緒にやろうよ」って言っていただきました。「歌手になる」という小さい頃からの夢が、EIGOさんと出会ったことで実現しました。