滋賀県出身のイケメンバンドが放つ2ndシングル。表題曲はテレビアニメ「ALL OUT!!」のオープニングテーマに抜擢!

Lenny code fiction「Flower」インタビュー

Lenny code fiction「Flower」インタビュー

2016/11/02

 

 


──今回、1stシングルとはまた違った挑戦をされたと思いますが、サウンド面や演奏面でこだわった点というと?

ソラ:僕はギターの重心を、1stの「Key -bring it on, my Destiny-」よりも高い位置に持って行きたくて。なので、ハイポジションでキラキラしている感じを出しつつ、でも、切なさもうまく表現できるように。そんなことを意識しました。

──ギターは何を使いましたか?

ソラ:Dragonflyです。アンプはフレーズごとに取っ替え引っ替えして。エフェクターはELECTRO-HARMONIX「POG」を使って。キラキラ感は、この「POG」を軽くかけることで、かなりうまく表現できたと思います。

──kazuさんはいかがですか?

kazu:デビューシングルでは、ストリングスやシーケンスでバンド全体の壁や重厚感を出していたんですが、今回の「Flower」ではそれほど重苦しくはなく、でも明るめの疾走感を出したくて。なので、ベースに関してはあまり力強く行き過ぎないように心掛けました。使っている楽器や機材に関しては1stの時とほとんど同じですが、SansAmpの歪みをミックスできるUmbrella Company「fusion」でドライブ感を少し抑え気味にして。ベースのフレーズを見えやすくすることで、1stの時よりも腰が上がっているように感じられると思います。

──KANDAIさんはどうですか?

KANDAI:1stに比べてドシッとしつつ疾走感もあって、しかも儚さも表現したくて。プレイ的に言うと、ド頭のフィルインなんですが、プロデューサーのakkinさんとも相談しつつ結構難しいのを叩いています。ドラムキットは1stの時と同じsakae「Almighty」で、スネアだけ「Phosphor Bronze」という新しいものを使いました。

──航さんは、ボーカルのレコーディングはいかがでした?

:新しい曲は試行錯誤をすることが多いんですけど、この曲に関してはスルッといきましたね。というのも、この曲自体は前からあったし。曲のイメージというか、強弱を付ける部分もすでに完成されていたので。ただ、実際に歌った後に「何か足りないな」って思ったんです。その足りない部分というのは、ポップさの中にある儚い部分というか。寂しいような感情と言うか。なので、録り終わってからakkinさんと相談して、もともとコーラスの中にあったフレーズをイントロに入れてみたんです。すると、自分が求めていた空気感に曲がスッと変わって。このイントロのフレーズが曲のイメージを支配し始めたんですね。あれは、akkinさんのナイスなアイディアでしたし、1つのフレーズで曲がガラッと変わるといういい勉強にもなりました。

──アニメ『All OUT!!』を観て、初めてLenny code fictionを知る人もいると思いますが、あらためてこの「Flower」で伝えたかったことを教えてください。

:最初にも話したように、この曲を書くまでは「自分の中で自分で勝手に完結したもの」しかできなかったんです。でも、それを乗り越えるにあたって、回りを見てみれば、色んな関係性で自分が成り立っていることや、自分一人の力では何もできないということもわかったし。また、励ましてくれる人とか、そういう大切な人と出会ったときには、その関係性を崩したくないですよね。そして、出会ったからには一緒に苦難とも戦いたいし。やっぱり「君は一緒にいて」という想いにつきると思います。

──わかりました。では、続いて2曲目の「オリオン」ですが、こちらはいつ頃作られた曲なのですか?

:これはかなり最近できた曲で、曲が生まれ過ぎてしょうがない時期のものです(笑)。ちょっとバラードっぽい曲が作りたくて、そんなラブストーリーの映画を観たときに思い付いたんです。最初は歌詞も何もなくて、メロディーだけが出て来て。で、なぜか覚えてませんがテーマを「オリオン」に決めて。で、「オリオン」だから冬っぽくしようとまた決めて。そんな我がままをメンバーに伝えて(笑)。

──皆さんは、そのデモを聴いたときはどう思われました?

kazu:かなりベースのアプローチは難しかったですね。この曲は前半と後半でバンドの切り替えが激しいんですけど、まず始めにベースはルートだけで行くのか、それとも、それだけでは寂しすぎるのかって悩みました。あと、ベースのことを考えたときに「じゃ、ギターはどう入ってくるんだろう」って、また考えてみたり。まぁ、最終的にはこの曲のテンション感を下から伝えるために、簡単な単音のルートで始めることにしましたが。

──ソラさんはどうでしたか?

ソラ:バラードの曲は僕自身も経験が少ないので、まずはイメージから入ろうとギターを持たずに色々と考えてみたんです。で、冬ということを考えたときに、冬にも色々とあるなと思って。例えば、厳しい痛い冬と一言でいっても、痛い冬の中にあるちょっとした温かい感じとか。で、今回の曲や歌詞の世界はその温かい方だなと思ったんですね。なので、その感じを出すために白玉のオブリを使ったり、頭から最後まで、そういった伸びている感じは意識しました。あと、レコーディングのときに、akkinさんが「EBOW」というギターの弦に近づけるだけでサスティンをコントロールできる優れものを用意してくれて。それも大ヒットでした。

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Lenny code fiction
2nd シングル
「Flower」
2016.11.9発売

 


■通常盤
KSCL-2795
CDのみ
1,204円(+税)

[収録曲]
M-1「Flower」
M-2「オーロラ」
M-3「KISS」

Lenny code fiction
2nd シングル
「Flower」
2016.11.9発売

 


■期間生産限定盤(アニメ盤)
KSCL-2796
CDのみ
TVアニメ
「ALL OUT!!」
描き下ろし絵柄
コミック風ジャケット仕様
1,204円(+税)

[収録曲]
M-1「Flower」
M-2「オーロラ」
M-3「Flower」
(TV size)
M-4「Flower」
(Instrumental / TV size version)

Lenny code fiction
(レニーコードフィクション)


平均年齢23歳、Vo.&Gt.片桐 航を中心に滋賀で結成された4人組スタイリッシュ・ロックバンド。
華やかな容姿で目を引き、煌めきと奇跡が散りばめられたキャッチーな楽曲は聴く者の心を掴んで離さない。
さらに前身バンドで10代限定の日本最大級のフェス「閃光ライオット2012」ファイナリストに選ばれた実力が織りなすエネルギッシュなライブパフォーマンスも魅力。
サウンドプロデューサーにはONE OK ROCKなどを手掛けるakkin氏を迎え、早くもデビュー曲がテレビアニメ「D.Gray-man HALLOW」のオープニングテーマ曲に大抜擢! 2016年夏、キューンミュージックよりメジャーデビュー!!


オフィシャルサイト
http://www.lennycodefiction.com/
http://www.lennycodefiction.net/

<ワンマンライブ決定!>
★2016.11.13(Sun)
@原宿アストロホール(東京)
Lenny code fiction presents
「Non-fiction」

OPEN 16:30 / START 17:00

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