ニコニコ動画、YouTubeで累計再生数1億回を超える女性シンガーが放つ2ndミニアルバム
96猫『7S(セブンズ)』インタビュー
96猫『7S(セブンズ)』インタビュー
2016/11/21
ニコニコ動画界で話題のシンガー、96猫(クロネコ)。彼女が11月23日に2ndミニアルバム『7S(セブンズ)』をリリースする。本作は同じくニコニコ動画の人気歌い手“ろん”や伊東歌詞太郎、人気声優・下田麻美、シンガーソングライター奥華子に加え、新録曲「Alive」では野村義男がギタリストとして参加するなど、とにかく幅広いコラボを実現しているのが特徴だ。ここでは、コラボに至った経緯や制作エピソードを中心に、自宅でのレコーディング環境などについても聞いてみた。ファン必見のインタビューだ。
取材:黒田隆憲
──まずは、『7S』のテーマから教えてください。
96猫:以前から、誰かとコラボしたCDを作りたいと話していたんです。自分の好きな人たちと一緒に作り、歌った作品を残したい...「思い出」じゃないですけど(笑)、そういうものを作りたかったんです。あと、誰かと一緒に作業をすることで、「こういう歌い方もあるのか!」とか、「こうやって曲を作っているのか」とか、自分が今まで気づかなかった部分にも気づかせてもらえると思うんです。たくさんのことを勉強させていただき、吸収できるというのもコラボの良さですよね。
──コラボ相手はどのように決めていきましたか?
96猫:「コラボアルバムを作ろう」と思ったときに、パパパパッと頭に浮かんだ方々ですね。それでオファーしたところ、光栄にもOKいただきました。「ろん」さんは、私が「歌ってみた」活動を始めた頃からすごく好きだった人で、今でもよく聴かせていただいているんですけど、そのたびに「いつか絶対一緒にやりたい」って思っていました。ファイルのやり取りで作業を進めていったんですけど、どんな歌い方のテイクが届くんだろうと思ってワクワクしていたら、こちらの予想とは全く違うものが来たので、「あ、こんな歌い方もあるんだ!」と思ってとても感銘を受けました。
──そういうサプライズもコラボの楽しさですよね。
96猫:そうなんです。下田麻美さんは、今から4、5年くらい前に『CLΦSH』(96猫×囚人P)名義で作った小説『FINALΦFICTION』があって、そこに参加してくださったのがキッカケで知り合ったんです。お互い歌うことが好きだという話になって、「いつか一緒にやりたいですね」って話していたから、4年越しで願いが叶いました。下田さんとは同じブースに入って一緒に歌ったんですけど、踊りながら歌うんですよ! 私は基本的に動かないし、動くとしても足踏みする程度なので驚きました。「声優さんって、体全部を使って表現なさっているんだ!」って。
──自分でも取り入れようと思いました?
96猫:思いました! 家では正座しながら歌ってるくらいなので、まずは正座をやめるところからかなと...(笑)。伊東歌詞太郎(イトヲカシ)くんは、よく遊んだりする仲なんですけど、「そういえば一緒に何かやったことないよなあ」と思って。「せっかくだから一緒にやろうよ」みたいな、結構フランクな感じでお声がけさせていただきました。歌詞太郎くんが歌っている現場を見るのは初めてだったんですが、圧倒されましたね。ずっと同じ現場で一緒にやって来たんですけど、一足先にメジャーデビューを果たして、様々な経験を経て今ここにいるんだな、と思ったら感慨深いものがありましたね。「自分も頑張らなきゃな」と改めて思いました。
──野村義男さんもギターで参加していますね。
96猫:私は浜崎あゆみさんの曲がすごく好きで、「浜崎さんの曲を書いている人に。楽曲提供していただきたいな」というところから始まったんですね。それで、スタッフを通じて湯汲哲也さんにお願いしたところ、OKをいただいて。「せっかくだから、野村さんにギター弾いてもらいたいよね!」って話になり、これも実現しました。
──GLAYのHISASHIさんをフィーチャーした「Shooting Star」に続き、またしても豪華ギタリスト登場です。
96猫:本当におっしゃる通りですね。「Shooting Star」でのHISASHIさんのギターは、「根っからのロック」というか、根こそぎ激しいプレイをしていただいて。聴いているこちらもうわーってテンションの上がるような楽曲になったんですけど、野村さんの場合はガガガーって弾いてくださっているのに、どこか切ない感じがあって。バラード曲の持つ世界観に、野村さんの世界観まで加わって、すごく深みのある楽曲に仕上がりました。
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