──では、続いて「Mr.Right」についてお伺いします。こちらの曲もドラマの主題歌ということで、やはりその辺りのことを意識して？

Leola：そうですね。最初はまだ映像ができていなくて、台本を読ませて頂いたんです。で、台本を読ませて頂いた時に「コイセヨワタシ。」よりも、もう少し等身大というか、すごく身近に感じたんです。なので、私と同世代の女の子たちがぶち当たっている問題や想いを反映した曲になりました。

──具体的にはどんなことを想定して歌詞を書かれたのですか？

Leola：ドラマ自体が20代後半になってもまだ幼い頃に憧れた初恋の人を忘れられずに、その人の事が運命の人かもしれない、赤い糸を信じたいというのストーリーで。もちろん、初恋の人と結ばれる恋ほど素敵なことはないと思うんですけど、でも、なかなかそうはいかなくて、恋をして、失恋もして。また、その先の恋を見つけようと前に進んだりして。何度も恋の失敗をして、今がある人が多いと思うんです。ただ、失敗が続くと “自分に合う人はいないんじゃないかな” って思ったり。“運命の人なんて理想でしかない” と思ったりとか。諦めそうになることもあると思うんです。で、そんな時にこの曲を聴いてもらいたいと思って。みんな幼いころに憧れたような “赤い糸の先に運命の人がいるっていうことを、まだ信じたくない!?” ってことを歌っているんですけど、恥ずかしくてもいいから “幸せになりたい“ って叫ぼうよって。恋に迷って、次の恋に進もうか迷っている人にも聴いてもらいたいし、次の恋に挑んでもらいたいと思って作りました。

──歌詞は頭の方から書かれたのですか？

Leola：この曲はサビからでした。「幸せになりたい！ 大声で叫んでやる！」っていう部分が最初にできて、で、Aメロを考えていきました。

──歌詞を付けた時は、曲を聴きながら？

Leola：はい。

──それは先程の「コイセヨワタシ。」も同じですか？

Leola：そうですね。どちらも曲先行で、歌詞を付けていきました。

──曲に対して、歌詞をつける難しさなどはありますか？

Leola：「Mr.Right」に関しては自分のイメージしている言葉がメロディーにすんなり合ったというか。結構、何も考えずにハメていけましたね。

──歌詞の中にも出てくる「Mr.Right」には、どんな意味が込められているのですか？

Leola：Mr.Rightというのは「運命の人」とか「理想の人」という意味とイコールです。自分にとって正しい人、Rightな人です。なので、全体的には、私はMr.Rightを探していきたいという歌詞になっています。“どこにいるんだぁ〜 Mr.Right！” って叫んでいる感じですかね（笑）。サビの最後にもうまく言葉がハマったし、これをそのままタイトルにもしています。

──ちなみにLeolaさんにとって「Mr.Right」はどんな人ですか？

Leola：どんな人なんでしょうね。私もまだ探している途中で、この人かなと思ったら違ってみたりして。でも、よく笑える人がいいなとは思っているんです。楽しく毎日を過ごせるような人がいい。

──相手の職業とかは？

Leola：もう、全然そういうのはなくて。何をやっている人かというよりは、どういう心を持っている人か、フィーリング的なことも大切だと思っています。