7月7日発売サウンド・デザイナー8月号 表紙&38ページ大特集
「コードを弾くだけの作曲術」を音楽雑誌サウンド・デザイナーが特集
「コードを弾くだけの作曲術」を音楽雑誌サウンド・デザイナーが特集
2017/07/05
7月7日(金)に発売される「サウンド・デザイナー8月号」では、「コードを「じゃら〜ん♪」と弾くだけの作曲術」と題した、曲の作り方をやさしく紹介する特集が掲載される。全38ページに及ぶ特集では、様々な角度からコードの魅力や上手な使い方のコツをたっぷりと解説している。その一部をここで紹介しよう。
コードの響きを利用すれば自由に曲のイメージを描けるようになる
曲作りには様々な方法があります。頭の中でメロディを浮かべたり、ギターのリフから作ったり、あるいはDTMでリズムトラックから組み立てたり……。その際、「コード」とその使い方を知っていると、曲作りの可能性は大きく広がります。コードの響きを利用することで、曲のイメージを自由に描くことができるようになるのです。
(中略)
では、実際にどんなコード進行があるのでしょうか。ここでは定番のコード進行をいくつか紹介します。
ポピュラーミュージックで最も基本的なコード進行は、「ブルース進行」です。いくつもバリエーションがありますが、最も古典的なのは、「C7→C7→C7→C7→F7→F7→C7→C7→G7→G7→C7→C7(G7)」という12小節の進行です(ここでは、キーをすべてCとします)。たった3つのコードしか使っていませんが、「ブルース」と呼ばれるジャンルの音楽は、ほぼこのバリエーションで成り立っています。
続いて日本人に人気があるのが「カノン進行」です。こちらも様々なバリエーションがありますが、基本は「C→G→Am→Em→F→C→F→G」です。KANの「愛は勝つ」やZARDの「負けないで」、SEKAI NO OWARIの「スノーマジックファンタジー」などは、いずれもこのカノン進行が使われています。
また、この他にも「4536」(よんごーさんろく)と呼ばれるコード進行(F→G→Em→Am)や、コードの内声のみを半音ずつ変化させる「クリシェ」なども、日本人にはとても人気があります。自分が好きな曲のコード進行をWebなどで調べてみて、それぞれの役割(どのコードがトニック/ドミナント/サブドミナントで、どんな風につながっているのか)を確かめてみるのも、曲作りの大きなヒントになるでしょう。
(中略)
ちなみにコードの名前と、それをどうやって押さえるのかを知っておくと、コード譜(コードが書かれた譜面)を見ただけでそのままセッションすることも可能です。コードは、世界中のミュージシャンとつながることのできる、コミュニケーションツールとも言えるでしょう。
(この続きは、サウンド・デザイナー8月号に掲載)
文:黒田隆憲
【主なコンテンツ】
・粋なコード進行が堪能できる名曲7選
・コードにはいろんな性格のヤツがいる!
・年代別・邦楽で流行ったコードの響き
・ヒット曲でよく聴く「あるある進行」ベスト5
・プロに聞いたコード進行テク(本間昭光、沖井礼二/TWEEDEES、HARCO)
・好きな曲のコード進行を自作のメロディに付ける方法
・理論不要! 弾いて覚えるコード進行の法則
・同じコード進行をギターの弾き方で違う印象に変える
etc...
サウンドデザイナー8月号
サウンドデザイナー8月号
7月7日(金)発売
¥864
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コードを「じゃら〜ん♪」と弾くだけの作曲術
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