制作環境やデュオの魅力についてもコメント
Honey L Days「リスタート」インタビュー
Honey L Days「リスタート」インタビュー
2015/10/13
9月にEaglesの代表曲「Desperado」の日本語カバーをリリースし、話題を呼んだボーカルデュオHoney L Days。そんなHoney L Daysが12月2日に新たなシングル「リスタート」をリリースする。我々編集部は早速インタビュー取材を敢行し、時代を超えて愛される名曲「Desperado」のカバーを経た2人が新曲で伝えるテーマについて語ってもらった。
取材:村尾悦郎(編集部)
「Desperado」のアレンジやレコーディングには普段と違う緊張感がありました
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写真左:KYOHEI
写真右:MITSUAKI
──前回のシングル「Desperado」ですが、先日大団円で放送を終えた人気ドラマ「ホテルコンシェルジュ」のテーマソングになっていましたね。
MITSUAKI:はい。2人とも楽しみに見ていました。ドラマの第1、2話は僕とKYOHEIの2人そろって見たんですよ(笑)。
──そうだったんですね。ご覧になられていかがでしたか?
MITSUAKI:ドラマ第1話の台本は見させていただいたんですが、どこでどのように曲が流れるのかは知らなかったんです。まずはその期待度が高かったですね。ソワソワしながら待ってました。
──ドラマ後半の一番盛り上がる所で使われていましたよね?
MITSUAKI:そうなんですよ!
KYOHEI:どの話数でも確実に泣ける所でかかってましたね。
MITSUAKI:それまで「いつ来んねん?」って話しながら二人で会話が弾んでたんですけど、曲がかかった瞬間に「シーン…」ってドラマに引き込まれました。初めて流れたときはそれくらい感動しましたね。
KYOHEI:ドラマや映画の主題歌はこれまでにも何本かやらせていただいているんで、映像作品から自分たちの曲が聴こえてくる事には免疫があるつもりだったんですけど、イントロがかかって、歌が聴こえてきた瞬間は、やはり感動しました。また、Honey L Daysを知らない人たちでも、僕たちの「Desperado」でドラマへの感動を深めてくれていたら嬉しいなって思いましたね。
──このシングルはカップリング曲も「The Rose」や「愛なき世界」、「ANNIVERSARY」と、時代を超えて愛される名曲たちで構成されていますが、やはり誰もが知っている曲ということで、お二人の声の良さやハモリの美しさが際立って聴こえるなと感じました。
MITSUAKI:ありがとうございます 。
──この4曲を選ばれた理由は何ですか?
KYOHEI:僕たちは2人で一緒に歌い始めてからは12年、デビューしてからは7周年を迎えました。これまでは“自分たちの等身大の気持ち”を曲にして歌ってきましたが、現在、“これからの僕たちが歌っていきたい曲”を模索中なんです。そういった挑戦の中で今回は、人生や愛について深く考えさせてくれる曲を選びました。
──お2人の歌声もこれまでのシングルで聴ける元気な歌声と違って、しっとりとしたイメージを受けました。
KYOHEI:「こうしよう」と意識して歌ったわけではないですが、やはり曲に呼ばれて歌い方がこうなっているんだと思います。今回、誰もが知っている名曲をやるということで、アレンジやレコーディングに普段とは違う緊張感がありました。Honey L Daysの特徴である“2人のハモリ”を前面に出すという時点でオリジナルとは遠ざかってしまうんですが、細かい部分で曲が持っているメッセージやテーマをくみ取った結果、ああいうアプローチになっています。
新曲は分岐点を経て、“ここからまた始めよう”という気持ちを込めました
──では次に、12月に11枚目のシングルをリリースされるということでそのお話をお聞かせください。こちらもドラマ(10/15日放送開始の日テレ系ドラマ「青春探偵ハルヤ」)のタイアップになっていますよね?
KYOHEI:はい。まず、ドラマの台本を読ませていただいて、それを基に制作しました。
──どのような曲になっているんでしょうか?
KYOHEI:曲のテーマとタイトルですが、“さあ、ここからまた始めよう”というテーマで、タイトルは「リスタート」と名付けました。
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──そのテーマを設定した理由は何でしょうか?
KYOHEI:そうですね。もちろんドラマの内容に沿ったテーマにもなっていますが、今の僕たちの気持ちも反映しています。というのも、僕たちは、カバー作品やベストアルバムなど、1つの大きなコンセプトがある作品の後に出す作品はそれを踏まえて、次に何をするかがすごく大事だと考えています。前作の「Desperado」というカバー作品は僕たちにとって、まさにそういった分岐点となる作品だったんですね。だから「リスタート」はそこを経た僕たちが、“ここからまた始めよう”という気持ちを込めた曲になっています。
──なるほど。曲の雰囲気はどんな感じですか?
KYOHEI:曲調は明るく、前向きになれる曲に仕上がっています。アレンジは70年代のバブルガムポップと呼ばれた楽曲のエッセンスを持っていまして、誰にでも気軽に聴いてもらえる曲になっていると思います。ボーカルは、最初から最後まで2人のユニゾンやハモリがあって、デュオならではの曲に仕上がりました。
──お二人のハーモニーがガッツリ聴けるんですね?
KYOHEI:ええ、「どっちが主旋律なんだろう?」ていうくらいハモリが聴ける曲です。
MITSUAKI:これまでの僕らの曲は例えばAメロBメロでそれぞれソロがあったり、主旋律とハモリがハッキリ違って聞こえたりっていう曲が多かったんですけど、今回はあえてそういうのはナシにしたんです。
──そうなるとカバーしたりするのは大変そうですね
MITSUAKI:歌いこなすのは結構大変だと思いますよ(笑)。
KYOHEI:でもカバーする人はその過程も楽しんで欲しいですね。ハモリがなかったら物足りない感じの曲だし。そういった意味でHoney L Daysらしいというか、11枚目のシングルとしてふさわしい曲になっていると思います。
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