結成17年目、9年ぶりのフルアルバムが堂々完成!
中山加奈子(VooDoo Hawaiians)『Would You Like Comin' to the Parade?』インタビュー
中山加奈子(VooDoo Hawaiians)『Would You Like Comin' to the Parade?』インタビュー
2015/11/23
今年、結成17年目に突入したロックバンドVooDoo Hawaiiansから新作アルバム「Would You Like Comin' to the Parade?」がリリースされる。TuneGateでは、プリンセス プリンセスのギタリストとしても知られるバンドの中心人物、中山加奈子さんにインタビューを実施。アルバムが生まれた背景や、日頃の作詞作曲、バンド活動について熱く語ってもらった。
取材:村尾悦郎(編集部)
「Would You Like Comin' to the Parade?」が生まれた背景
──今作は9年ぶりのフルアルバムなんですね。
中山加奈子(Vocal & Guitar)
中山:そうなんです。去年、結成15周年を迎え、ミニアルバム「LOVE and ROLL」を出したんですが、フルアルバムは9年ぶりですね。
──完成に至った経緯をお話しいただけますでしょうか?
中山:まず、「LOVE and ROLL」の制作中から、だんだんバンドの雰囲気が良くなっていってるのを感じていました。そして完成した「LOVE and ROLL」を引っ提げてツアーを回り、お客さんや周りの方々から、「次はフルアルバムを!」という声をたくさんいただきました。今年の頭から始めた新曲作りで、曲もたくさんできて、メンバー全員「よし!フルアルバムにしよう!」というムードが高まり、初夏から今作の制作をはじめ、秋に完成したという感じですね。
──今回のアルバムのテーマやタイトルはどのように決まったのでしょうか?
中山:前作「LOVE and ROLL」のテーマでもある、“ロックンロールを続けて、残りの人生を生きていこう!” という思いが昨年からのツアーで確固たるものになりました。あのツアーを経たおかげで、今回の「Would You Like Comin' to the Parade?」に向かえたんじゃないかなと思います。
澄田健(Guitar & Vocal)
アルバムタイトルは澄ちゃん(ギターの澄田健)がつけてくれたんです。「パレード」という言葉は、1曲目「雨の日のパレード」から来ているのがひとつ。また、アルバムの中に色んなタイプの曲があって、それをパレードという言葉で表現したのがもうひとつの由来だと思います。だから、「パレードはいかが?」っていうタイトルなんですよ。
──アルバム全体としてはまさに王道ロックンロールといった趣で、エネルギッシュな演奏からバンドの勢いを強く感じました。
中山:うれしい!ありがとうございます!
──非常にバラエティ豊かな曲のラインナップですが、音楽的なコンセプトはどのようなものがあるんでしょうか?
中山:コンセプトというか、今、VooDoo Hawaiiansっていうバンドは「枠」がどんどん無くなっていってるんですよ。
──それは音楽ジャンルの「枠」でしょうか?
中山: はい。バンドとしてのカラーを限定しちゃうと、できないことがどんどん増えていくんです。例えば、VooDoo Hawaiiansはファーストの頃、自分たちのジャンルを周りから「ガレージロケンロー」って言われていて。自分たちはそう言われることに軽いズレを感じてはいたんですけど(笑)。その後もいろんなジャンルで括られることがあったけれど、自分たちはどの枠にも当てはまらないなと感じていました。バンドは常に変化して行くものですし。今回の作品はそんな私たちが今、素直に「良い!」と思うものを自由な形で出せた作品になっています。コンセプトがあるとするならそこですね。
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