ケツメイシプロデュースによる男女8人組音楽ユニット
1 FINGER『ONE DREAM』インタビュー
1 FINGER『ONE DREAM』インタビュー
2016/01/13
「このアルバムが完成した時にようやく“いけるな”って思いましたね。」by TaKu
イリナ:2013年にケツメイシさんが企画された「三代目ケツメイシオーディション」で8人が選ばれて、最初はいくつかのユニットで別々に活動するという案もあったんですけど、最終的にこのメンバーでグループを結成することになりました。
IMANISHI:それで、RYOJIさん(ケツメイシ)に「まずはお前らだけで曲を作ってみろ」っていう風に言われて。それで作った曲を聴いてもらったらゴーサインが出たんです。
──それぞれ、どんなキッカケで音楽に目覚めたのですか?
大志:僕は小さい頃にクラシックピアノを弾いており、親父の影響で80~90年代のR&Bを聴くようになりました。そこからヒップホップやレゲエを掘り下げていって、どんどんハマっていきましたね。特に好きなのはケー・シー&ジョジョ。ベビーフェイスのような、ちょっとポップ路線のブラックミュージックも大好きですね。デ・ラ・ソウルなども。
neco.:小学校低学年のときに、初めてテレビでCHEMISTRYやEXILEを見て好きになって。もともと音楽を目指すつもりはなかったんですけど、色々聴いていくうちに日本のヒップホップにハマっていきました。一方で、さかいゆうさんとか、秦 基博さんのような、ちょっとアコースティックな楽曲も大好きですね。
J-CROWN:僕は、小学生のときに「ウィ・アー・ザ・ワールド」のビデオを授業で見た時に「なんだ、この歌の上手い人たちの集団は!」って思ったんですよ(笑)。出演していたアーティストのCDを片っぱしから図書館で借りて聴きました。スティーヴィー・ワンダーとかマイケル・ジャクソンとか、ダリル・ホールとか。それで洋楽がどんどん好きになって、歌詞とか意味が分からなくてもカタカナで書いて歌っていました。そのうちブラックミュージックにハマって、ゴスペルグループに所属したり、『ハモネプ』の影響でヒューマンビートボックスを練習したりしていました。
TaKu:子供の頃は野球ばっかりやってて音楽には興味なかったんですけど、父親がマライア・キャリーを好きだったり、兄貴が部屋で音楽をよくかけてたりしたのもあって、だんだん僕も音楽が好きになっていきました。二十歳くらいから歌のレッスンに通うようになり、ライブハウスで歌ったりしていました。目標としているシンガーはブルーノ・マーズですね。
イリナ:私はクラシックピアノとクラシックサックスを習っていて、それが自分のルーツかなって思います。母がピアノの先生で、常に家で音楽が流れている環境でもありました。歌を始めたのはアリシア・キーズさんや、MISIAさんの影響が強いですね。
IMANISHI:親父がサーファーで、ボブ・マーレイとかジャック・ジョンソンを車の中でかけてたんです。中学生くらいのときにDragon Ashとかラッパ狩リヤとか、エミネムにハマって。ラップを始めたのは19歳の頃で、最初は「ラップやったらカッコイイかな」っていう(笑)、割と軽い気持ちで始めたのがキッカケです。
Cha-ka:私も2000年代になって、ジャパニーズヒップホップがメジャーになってきた頃に中学生で。「カッコイイな」と思って聴き始めました。高校では洋楽ロックのコピーバンドをやっていたんですけど、やっぱりヒップホップがやりたいなと思って、大学ではヒップホップグループに入って歌い始めたのが、本格的な音楽活動のキッカケですね。
TOSHI:父親がフォークソング世代で、アマチュアで音楽活動をやっていたんです。なので物心ついた時から音楽に触れる機会がいつも身近にあり、暇さえあれば歌っていましたし、歌手への憧れは自然な流れで生まれていました。小さい頃はサザンオールスターズとか槇原敬之さんとか、王道のポップソングやその時に流行っているものを手広く聴いている感じでした。高校生の頃にケツメイシやDragon Ash、RIP SLYMEに出会ってJ-HIPHOPやミクスチャーを聴くようになり、そこからどんどん夢中になっていきました。
──プロになってからの目指す理想像など、それぞれ違っていたと思うのですが、そのあたりをどんなふうに話し合ってひとつにまとめたのですか?
IMANISHI:正直、やってみて「こんなに難しいのか」って思いましたね。メンバーそれぞれが、自分の歌う部分、ラップする部分の歌詞を書くわけだから。例えて言うなら、1曲の中で「山へ行く」って歌ってる人と、「海へ行く」って歌ってる人がいる感じ(笑)。そのくらいの矛盾が出てきちゃうんですよ。なので、まずはみんなで同じ“絵”を思い浮かべるようにするところから始まりました。
Cha-ka:このアルバムに関しては、曲ごとに誰がイニシアチブを取るかをまず決めて、その子が「じゃあ、こういうリリックを書いてきて」っていうテーマをみんなに指示して、各々が持ち寄ってきたものを、その子が選んで組み合わせていくという手順でやっていくことにしました。
──「この8人でやっていける!」って思えたのは、何かキッカケがありました?
IMANISHI:やっぱり、曲が形になってからじゃないですかね。
TaKu:試行錯誤を繰り返しながらっていう感じです。俺は、このアルバムが完成した時にようやく「いけるな」って思いましたね。やっとチームになったというか。
大志:ライブも大きかったですね。みんなで場数を踏みながら、メンバーそれぞれの立ち位置や見せどころが決まっていって。別に、そのことを意識して曲作りをしていたわけではないんですけど、やっぱり少なからず影響はあったと思います。8人で一斉に歌った時の圧倒される感じとか、ライブで実感できたのは大きいですね。
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