2016年2月3日リリース! 約1年半ぶりとなる待望の2ndアルバム
安田レイ『PRISM』インタビュー
安田レイ『PRISM』インタビュー
2016/02/03
数多くのCMやドラマの主題歌に抜擢され、「第57回 輝く!日本レコード大賞」の新人賞にも決定した安田レイ。彼女が2ndアルバム『PRISM』を2016年2月3日にリリースする。ここでは、アルバムのために新たに収録された楽曲の裏話や、ジャケットの撮影話、5月から予定されているライブツアー“PRISM”への意気込みなどについて聞いてみた。取材では、常にポジティブで前向きな人柄を感じさせてくれた彼女。ファンはもちろん、ボーカリストを目指す人も必見のインタビューだ。
取材:東 哲哉(編集部)
今回のアルバムは、キラキラした言葉というか、何かそれを一言で表現したいと思った。
──約1年半ぶりのニューアルバムですが、1stアルバム『Will』の時と比べて心境の変化などはありましたか?
安田レイ:そうですね。『Will』から今回の『PRISM』までの間に、色々なライブをやらせて頂いたり、いっぱいシングルのリリースもさせていただいたので、その中で感じたものや刺激、景色、出会いで“ちょっと成長できた”というか。『PRISM』では少し大人になった安田レイを見て、聴いて、感じて頂けると思います。
──アルバムのタイトルを『PRISM』にした理由は?
安田レイ:最初このアルバムができたときに、キラキラした言葉というか、何かそれを一言で表現したいなというのがあって。それを考えているときに“PRISM(プリズム)”が浮かんだんです。プリズムって輝きとか、光の集合体という意味で、アルバムの1曲1曲がキラキラしているように見えたし、その1つ1つの輝きが1枚に集まることでまた違った色にも見えたので。なので、『PRISM』がいいなと思って決めました。
──今回のアルバムには「シグナル」、「Supercar」といった新たな楽曲も収録されていますが、レコーディングはいつ頃されたのですか?
安田レイ:去年ワンマンツアーをやらせて頂いたのですが、実は同時進行で行なっていたんですね。でも、私にはいい意味でアドレナリンが出たというか。やっぱり、ワンマンライブをやっている時はいつも以上に気持ちも上がっているので。そのおかげで曲にもいい刺激になったなんじゃないかなと思っています。
──レコーディングの前に、初めて「シグナル」を聴いたときの印象はいかがでしたか?
安田レイ:この曲は“すごく自分っぽいな”というのを感じて。歌詞の世界観も前向きで、ファッションっぽいワード、例えば“Vividなヒール”とか“グロスの雫”とかもいっぱい入っていますし。あと、この曲は“Runway”という歌詞がキーワードなんですけど、毎日365日いつも“Runway”つまり“今日も本番だ”って。落ち込んだ日があっても、ファッションでも何でも本番だと思って頑張ることで自分の自信にもつながる、そんな風に考えたいと私も思っているので。色々な人や意見のある中で私も自分が納得しないといつもイエス、イエスとはいいたくないし。この曲を聴いて少しでもみんなが前を向いて、自信になればいいなと思ってます。
──レコーディングのための準備期間はどのくらいあったのですか?
安田レイ:曲によってバラバラなんですけど、「シグナル」は数日か1週間くらいだったかな。
──曲が届いたらどのように身体に覚えさせるのですか?
安田レイ:まずは何度も何度も聴いて、身体に染み込ませます。
──レコーディング時に玉井さん(プロデューサー)とのやり取りで印象に残っていることはありますか?
安田レイ:この曲は苦労したのがサビなんですね。ブレスが少なくて言葉が多いので、ブレスの位置が難しい。そのブレスの箇所を何度も何度も確認して作業しました。あと、言葉数も多いので一言一言をハッキリ歌わないと埋もれていっちゃうんですね。そこはすごい気をつけて歌いました。
──その他、新録だと「Supercar」という曲もありますよね。
安田レイ:はい。私最初にタイトルを見たときに“Supercar(スーパーカー)”って何だろう?って思いました。昔に流行った車なんですよね?
──そうですね。結構昔ですね。
安田レイ:でも、なんか逆に私に近い世代の人にとっては近未来的な言葉にも聞こえるというか。だから、サウンドも遊んでいるというか、ちょっとぶっ飛んでる感じで。歌も玉井さんには“レイちゃん、好きなようにやっちゃっていいよ”って。だから、お茶目な部分とか少しふざけた感じとか、かと思えばクールな感じ、シリアスな感じがきて、またファニーに戻ったりとか。なんか、遊びの感じをこの「Supercar」ではやってみました。
──この曲で、特に気に入っている歌詞はどの部分ですか?
安田レイ:“本音でぶつかってThank you ネガティブにはGood-bye”の部分は、すごい私らしくていいなと思います。常に私はポジティブシンキングで、マイナスのイメージとかはパッと投げ捨ててしまうし。そこが私らしいなと。
──アルバムには「Mirror」や「あしたいろ」のアコースティックバージョンも収録されていますよね?
安田レイ:そうですね。またそれぞれの曲をゆっくり見つめ直すことができたかなと思っています。アコースティックバージョンでシンプルに歌うことで“本当にキレイなメロディーラインだな”と改めて思ったし。やっぱり言葉が原曲よりも近いというか、飛び出て感じるので、ちょっとした気持ちの揺れも出てしまう。だから、歌うときも丁寧になりましたね。
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