またぎの笑顔が私達の“光”になってまた歩き出せました。（by まき）

──初回限定盤特典のBlu-rayにはスタジオセッションの様子も収録されていますが、見どころを教えていただけますか？

まき：スタジオセッションでは、いつもレコーディングでお世話になってるバンドの皆さんと初めてご一緒させていただいたんですよ。そのバンドの皆さんとの一体感というか、“一つになれる瞬間”が見れるのでそこをぜひ見ていただきたいです！

くりか：初めての経験だったので、全編通して見どころだと思います！ くりか自身としてはドラムさんを目の前にして、リズムが刻まれるのを実際に見ながらアクションしたことが印象深いですね。そういったいつものライブと違ったことも自然とやれたので、そこにも注目して欲しいなと思います。

あゆみ：やっぱり「生音ってすごいな」ってライブ中に感じて、すごく楽しめたのでそこを観る人にも感じてもらいたいかな。元々、あゆみはホントに人見知りで、くりかまきに加入させてもらった当時はお客さんの方が見れなかったくらいなんですよ。だから「バンドの皆さんの方見れなかったらどうしよう」と思ってたんですが、映像を見返してみたら、素で笑ってるし、歌えてるし。これが“生”の力なんだなって思いました。

──CDリリース後にはたくさんのライブが予定されていますが、どんなライブにしたいですか？

あゆみ：その時、その場所で私たちしかできない最高のパフォーマンスを見せたいなってと思います！

まき：1月末に初の東名阪ツアーをやらさせていただいたんですが、今回の夏ツアーでは東名阪に加えて仙台、広島と初めての場所もあって。正直「人が集まるかな？」っていう気持ちで不安もあるんですが、自分たちのやってきたことを信じて、一回一回のライブを大事にしつつ、ファイナルの赤坂ブリッツに向けて“笑顔をつないでいく”ライブをしたいと思っています。

くりか：ファイナルはこれまでにない大きな会場ということで不安も大きいんですけど、1月の東名阪ツアーでは年末の交通事故の影響で、正直万全の状態ではなかったんですよ。そこですごく悔しい思いしたので、もっともっとレベルの高いライブにしたいっていう気持ちがあります。

──またぎの皆さんにライブ前にチェックしておいてもらいたいことはありますか？

まき：肉球ポーズです！ 両手バンザイして、指の第二関節をギューっと曲げていただくと完成するんですが、このポーズでライブを楽しんでもらえたらと思います。みんなの肉球ポーズを見せてください。ライブでも私がレクチャーするのでぜひやってくださいね！

──では、最後にアルバムの聴きどころを挙げつつ、まとめのコメントを頂けますでしょうか？

あゆみ：私、アルバムの中では「ナキムシヒーロー」が一番思い入れのある曲なんです。くりかまきに加入させてもらうかどうかで悩んでた時期の気持ちとリンクしていて。この曲を歌うと今でもすごく奮い立つというか、初心を思い出します。泣いちゃうときもあるけど（笑）。みんなそれぞれ悩みを抱えて生きていると思うんですけど、この曲を聴いて元気になってもらえたらなって思います。

まき：わたしも1曲挙げるなら、年末の事故のこともあって「ナキムシヒーロー」かな。事故の時、ホントに目の前が真っ暗になって、その後気持ちも沈んでたんです。だけどこの曲の “光はいつも 暗闇の中にある” って歌詞にもあるように、またぎの笑顔が私達の “光” になってまた歩き出せました。その体験から今、改めて歌えることの大切さを感じてるし、感謝の気持ちを届けたいです。だから、聴いてほしい！

くりか：聴きどころは全部ですね（笑）。でも、ひとつ挙げるなら「心友フォーエバー」かな。“心友” っていう言葉には単に「大事な友達」っていう意味だけじゃなくて「離れていても心は繋がってるよ」っていう意味もあるんです。ライブに中々来れないまたぎの人も「私たちは繋がっているからね」っていうメッセージが込められているので、この曲、このアルバムを聴くことで皆と繋がっていけたらなと思います。