人気の宅録女子がARQにひと目惚れ!
ズーム「ARQ AR-96」試奏インタビュー
【AZUMA HITOMI(アズマ ヒトミ)編】
ズーム「ARQ AR-96」試奏インタビュー【AZUMA HITOMI(アズマ ヒトミ)編】
2016/07/28
円型のボディに様々な可能性を秘めたミュージック・パフォーマンスツール、ズーム「ARQ AR-96」。一体どんな製品なのか? 気になっている人も多いことでしょう。このページでは、そんな「ARQ AR-96」を人気宅録女子のAZUMA HITOMIさんにいち早く試奏して頂きました。どんなコメントが飛び出すか。必見のインタビューです!
──まずARQ AR-96の第一印象はいかがでしたか?
AZUMA:初めて写真で見た時に、パッドが光ることが「試奏したい」と思った決め手でした(笑)。楽器が光るというのは、特にテクノ系ミュージシャンやDJにとって、パフォーマンスで華やかさを演出するポイントですし、ARQは色や光らせ方をカスタマイズできるのがすごいです。とにかく光るという点にひと目惚れしました。実際に触ってみると、驚くほどいろんなことができて、家でループやトラックを作り込みたい人と、ライブでパフォーマンスをしたい人の、どちらも満足できるように作られています。しかも、今までのように「まずパソコンでループを作って、それをサンプラーに取り込んで」みたいに、段階的にマシンを使い分けていくのではなくて、ARQだけで一貫してトラックやループが制作できるので、スピーディーに曲を完成させられそうです。
──内蔵音源の音質はいかがでしたか?
AZUMA:ドラムやシンベの音色を中心に試してみましたけど、どれも音がしっかりしていて良かったですね。それに、ARQは波形から音を作っていけるので、オリジナルの音色が作れる点も気に入りました。奇抜な見た目をしているので、「今風の音しか入ってないんでしょ?」と思っている人には、「ARQは使い方次第でどんな音も出せるんだよ」ということを言いたいですね。
──内蔵のエフェクトの品質や操作性についてはいかがでしたか?
AZUMA:新しい機材に敏感な人や、DJをやっている人にとって、エフェクトは一番のポイントなんです。エフェクトをどれだけカッコ良くキメられるか、聴き手をどれだけ高揚させられるかという点は重要ですね。そういう意味でもARQは、ボタンを押せばすぐにフィルターやリバーブとかをかけられるし、それをツマミでコントロールしたり、ホールドさせたりといったことが、とてもやりやすいパネルデザインになっているので、ライブで簡単に見せ場を作れると思います。
例えば、フィルターのキーを押しながらパラメーターノブをグリグリ回してフリーケンシーやレゾナンスを動かせば、DJやダンスミュージックでおなじみのウネるような効果を簡単に作ることができる。また、スネアが割り当てられたパッドを押したままホールドキーを押すと、スネアの高速連打なども簡単に鳴らすことが可能だ
──Ring Controllerの使い心地や、本体から外して持った時の感触はいかがでしたか?
AZUMA:思ったよりも軽いですし、持ちやすいので、女の子でもカラオケのタンバリン感覚で使えると思います(笑)。縦や横に傾けると音色が変化するんですけど、これでエフェクトのかかり具合を変えれば、お客さんからも今ミュージシャンが何をやっているのかがわかりやすいと思います。パッドをレインボーカラーに光らせたりとか、アクロバティックなこともできますし、ライブをやる側と見る側の両方が、とても楽しい気持ちになる楽器だと思いました。
──確かに、体の動きと音の変化が一致するのはARQならではですよね。
AZUMA:それこそループを組んでいく過程を、パフォーマンスとして見せることだってできますよね。私だったら、ある程度のパターンを自宅で完成させておいて、パッドをKEYレイアウトにしてコントローラーを鍵盤みたいに演奏することで自分のオリジナリティを出してみたいですね。あと、仲間と数人でARQを持って演奏すると、テクノっぽくて面白そうですよね(笑)。とにかくユニークな楽器なので、「こんな使い方もあるのか!」という自分ならではのアイディアを見せられたら楽しそうですし、それだけ使う人の個性が出せる可能性を秘めた楽器だと思いました。
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