“新たなるBugLug” を世の中に提示した待望のニューシングル
BugLug 一聖&一樹「新人生」インタビュー
BugLug 一聖&一樹「新人生」インタビュー
2017/08/18
BugLug(バグラグ)がニューシングル「新人生」を8月9日にリリースした。「新人生」は1年4ヶ月ぶりとなるシングルで、転落事故で休養していた一聖(ボーカル)にとって待望の復帰第一弾作品。ここでは奇跡の復活をはたした一聖、そしてギタリストの一樹を迎えて、5月7日に行なわれた初の武道館公演の翌日から着手したという楽曲制作秘話やレコーディングでの使用機材についてインタビュー。また、自身の音楽ルーツや9月からスタートする47都道府県ツアーに向けた意気込みも語ってもらった。
取材:橋本周大(編集部)
──今作「新人生」は1年4ヶ月ぶりのシングル、そして何よりも一聖さんの復帰第一弾作品です。どのように制作を進めて行ったのでしょうか?
一聖:まず、曲を作るのは5月7日の武道館公演よりも前から決まっていて。でも、武道館のことしか考えられなくて。「作っている暇がない」と言ったら失礼ですけど、それどころじゃないという思いだけがあったんです。なので翌日から曲を作り始めました。武道館が終わって、ある意味自分自身「新しい人生を始めた」というか、そういう思いが強かったので、今回のタイトルを「新人生」にしました。
── 一聖さんは休養というハンデがあったわけですから、これまで以上にハードなスケジュールだったのでは?
一聖:まず、退院した時点ではあまりギターも弾けなくて。「コードって何だっけ?」というところから始めていたんです。それから色々と試行錯誤をしてみて弾けるようにはなっていたので、良いタイミングで幕開けができました。
──「新人生」のコンセプトはメンバー間で話し合ったのですか?
一聖:歌詞に関しては「こういう曲で、こういう想いを伝えたい」というテーマは最初からメンバーに話していました。楽曲自体という意味では様々な方向転換をしながら進めて行ったので、過去一番詰めた楽曲だと思います。
──そのテーマというのは?
一樹:復帰一発目で「BugLugを好きでいてくれている人達を裏切っちゃいけない」という気持ちがあって。良い意味でも悪い意味でも「俺達はまだここにいて、それを新しいものに変えていくんだ」という意識を伝えたかったんです。そういった意味では、今までのBugLugの要素をふんだんに入れつつ、もっとレベルの高いこれから先を感じさせるようなサウンドを目指しました。そのテーマが決まってからは結構早かったよね?
一聖:そうだね。
── 一聖さんの復帰作品だから「感動するような作品を作ろう」という意識ではなく、今までのBugLugらしさを目指した作品だと。
一樹:そうですね。ファンに向けて「お待たせ」というか。
──今作にも該当することですが、BugLugの楽曲はキャッチーなメロディが特徴的です。そういった部分というのは制作において重要視されているのですか?
一樹:もともと一聖はキャッチーなものが好きだし、基本的にはそこを大事にしていますね。もちろん俺も含めメンバー達も好きですし。ただ、そこに比重を置きすぎるとシンプルな曲になりがちですけど、上手くバランスをとりながら新しいエッセンスを加えて広げていく作業が多いです。
──では、表題曲「新人生」は一聖さんが作詞作曲を手がけていますが、どのようにして作られたのでしょうか?
一聖:歌詞と曲ができるのは、ほぼ同時ですね。早く歌詞が書き上がる場合はイメージを共有しながらプリプロをして作り上げていくことが多いです。
──デモの段階ではどのぐらいまで作っていたのでしょうか?
一聖:1コーラスとちょっと作っていました。ただ、色々アレンジを加えていったので、だいぶ変わったと思います。
──ギターを弾きながら作ったのですか?
一聖:弾きながら口ずさむ感じです。その時に使ったギターというのが、初めて作曲した中学の時からずっと使っているものなんです。ずっと大切にしてきていたのですが、ジャックの部分が壊れていたりして。俺が退院した際、一樹にお店に連れて行ってもらってリペアしました。
──どこのブランドなのですか?
一聖:フェルナンデスです。Xが好き過ぎてhideさんのギターを買ったんです。
──モッキンバードですか?
一聖:そうです! チェリーサンバーストのギターです。
一樹:ずっと使ってなかったんだよね。
一聖:そうそう、それまでは一樹にギターを借りていて、それで十分曲作りはできていたんです。でも「今回はこれで作らないと!」と思いがあって。リスタートということで修理してもらいました。
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