名門レーベルDef Jam Recordingsからデビュー

SWAY「MANZANA」インタビュー

SWAY「MANZANA」インタビュー

2017/10/27


DOBERMAN INFINITYのSWAYが、ソロ第一弾となるシングル「MANZANA」をDef Jam Recordingsからリリースする。Def Jam Recordingsといえば、ビースティー・ボーイズ、カニエ・ウェスト、Jay-Zといったレジェンドを輩出し、近頃ではリアーナやジャスティン・ビーバーなどのシンガーまでを網羅するHIP HOP、R&Bのモンスター・レーベルだ。ここでは、Def Jam Recordingsからデビューすることになったいきさつや、シングル収録曲の制作エピソードを聞いた。

取材:馬渕信彦

──HIP HOP界の名門レーベルDef Jam Recordingsからのデビューというタイミングなので、改めてSWAYさんのHIP HOPとの出会いのエピソードから教えていただけますか?

SWAY:僕がHIP HOPと出会ったのは、中学時代にバスケ部に所属していたのがきっかけです。当時、NBAのフィラデルフィア76ersというチームにALLEN IVERSON(アレン・アイバーソン)という選手がいて、自分よりも背の大きなプレイヤーを巧みにかわして翻弄するんですよ。そんなスタイルも憧れではあったんですけど、彼のB-BOYファッションがとにかくかっこ良かったんです。しかも、IVERSONはラップもやってて、NBAの選手でありながらラッパーであることの衝撃も大きかったです。だから、僕のHIP HOPとの出会いと言えば、ALLEN IVERSONが原点です。

──そこからHIP HOPにハマッていくと思うのですが、その過程でHIP HOPから与えられたものとは何だったと思いますか?

SWAY:考え方ですね。HIP HOPと出会う前は、がんばって勉強して親が望む大学に入って、大きな会社に就職してという生き方が理想だと思っていました。もちろんそういった生き方もすばらしいんですが、僕はHIP HOPと出会ってまったく違う人生を歩むことになりました。何も長続きしなかった僕が、唯一続けられたのがHIP HOPです。続けようと思って続けてきたのではなく、この世界にハマッてJAY-Zのようになりたいとか常に上を目指して来られたんです。僕にとってHIP HOPは、背中を押してくれるものであり、常に自分がポジティヴでいられるもの、人生そのものだと思っています。

──数あるHIP HOPレーベルの中でDef Jam Recordingsとはどんな存在ですか?

SWAY:憧れですね。僕が高校生の頃にDef Jam Japanが設立された時は、かなりのインパクトでしたから。札幌の小さなクラブで遊んでいた自分がDef Jamと契約できるなんて、夢のまた夢でした。

──今回その夢を実現したわけですが、どのような経緯でDef Jam Recordingsからのソロ・デビューとなったのでしょうか?

SWAY:今年9月にリリースさせてもらったDOBERMAN INFINITYとAK-69さんのコラボ曲で「Shatter」という曲があるんですけど、オファーをする時に僕が名古屋へ行ってAK-69さんとお話させていただいたんです。その時に余談でAK-69さんから「SWAYはソロをやらないの?」と聞かれたんです。「もちろんやりたいです!」と僕が応えたら、「Def Jamもまた日本に来たわけだし、SWAYにもチャンスあるんじゃない?」みたいなことを言っていただいた。そこでビビビッと来たんです。

──具体的に言うと?

SWAY:DOBERMAN INFINITYとして活動しながらソロをやることの意味が、Def Jamからデビューすることでつながる感じがしました。そこで東京に戻って企画書を作って、事務所の方にプレゼンテーションさせていただいたんです。その後もVERBALさんだったり本当にいろんな方に相談に乗っていただいて、今回のこの夢を叶えることができました。

──では、ソロ・デビュー・シングル「MANZANA」は、どのようなイメージで制作に入ったのでしょうか?

SWAY:ソロをやるなら、DOBERMAN INFINITYとSWAYという、ふたつの世界を作っておきたいと思っていました。そこが少しでも重なってしまったら、ソロ・プロジェクトをやる意味がないというのが僕の考えでした。だから、今回のソロ・プロジェクトはSWAYがプロデュースする音楽ではなく、僕がリスペクトしているアーティストさんにSWAYをプロデュースしてもらうという企画にしたかったんです。DOBERMAN INFINITYはメンバー全員で歌詞や曲の世界観を作って自分たちで音楽をプロデュースしていますが、SWAYプロジェクトの場合はシナリオを僕が書いて、実際の作詞は別のアーティストさんにお願いするというスタンスなんです。今回で言えば、2曲目の「Lullaby」はSALUくん、3曲目の「La Vida Loca」はStaxx-Tくん、4曲目の「Acting Myself」はEXILE SHOKICHIに書いてもらっています。DOBERMAN INFINITYではやらないことだったり、SWAYじゃないとできないことを、このソロ・プロジェクトでやっていきたいと思っています。それをこのDef Jam Recordingsでやることが、凄い説得力になると感じています。

──タイトル曲「MANZANA」はどのような世界観をイメージして制作していったのでしょうか?

SWAY:この曲は作ったというより、この曲に出会ったという表現が正しいかもしれないです。というのも、今回はSWAYプロジェクトの1発目ということで、Def Jam Recordingsサイドのスタッフさん含め、みなさんにトラックを集めていただいたんです。そこで、これだと思ったデモのタイトルが「MANZANA」だったんです。MANZANAとはスペイン語でリンゴを意味する言葉なんですけど、禁断の果実と捉えることもできるじゃないですか。Def Jamという禁断の果実をかじって、また違う世界に飛び出したSWAYが新たなステージを進んでいく。そんな想いを曲に込めました。

──どんな基準で、このトラックを選んだのでしょうか?

SWAY:やっぱり耳につく音サビっていうのは、絶対にマストで考えていました。今回の音サビに関しては、曲が流れていなくても鼻歌で歌っちゃうような、それぐらいキャッチーだと思うんです。この「MANZANA」に関しては、それがバチっと来ました。

──今作の歌詞の中で、SWAYさんが気に入っているフレーズを挙げるならどの部分ですか?

SWAY:最後のラップ部分を、すべてスパニッシュ(スペイン語)で韻を踏んでいるところです。ここは自分がアイディアを出してやらせてもらったところでもあります。あとは、〈赤いくちびるチープな嘘で塗っても 剥がれるわずか数秒で〉って歌詞です。このSWAYプロジェクトでは、ちょっとセクシーなHIP HOPも試してみたかったんです。DOBERMAN INFINITYって、男が持っている夢や野望、仲間、絆というものを大事に曲作りしているんですけど、それとは違う世界観を表現したいという気持ちもありました。
 

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SWAY
「MANZANA」
2017年11月1日(水)発売
全4曲 収録
M1. MANZANA
M2. Lullaby
M3. La Vida Loca
M4. Acting Myself


[CD+DVD(初回限定盤A)]
UICV-9264
¥2,200(税込)




[CD+動画ダウンロードカード(初回限定盤B)]
UICV-9265
¥1,800(税込)




[CD(通常盤)]
UICV-5068
¥1,200(税込)


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