俳優としても注目を集める青柳 翔が3rd Singleをリリース!
青柳 翔「Snow!」インタビュー
青柳 翔「Snow!」インタビュー
2017/12/15
11月スタートのMBS/TBS深夜ドラマ「目玉焼きの黄身 いつつぶす? 」で主人公・田宮丸二郎を演じ、俳優としても注目を集める青柳翔が3rd Single「Snow!」を29日にリリースする。この冬にぴったりのバラード曲「Snow!」はどのように誕生したのか!? ここでは、歌詞の世界観やカップリング曲で伝えたかったことなど、制作エピソードを中心に話を聞いた。ファン必見のインタビューだ!
取材:馬渕信彦
──まず前作からの流れを振り返っていただきたいんですが、2ndシングル「そんなんじゃない」で得られた反響をどのように感じていますか?
青柳 翔:1stシングル「泣いたロザリオ」からバラードが続いたこともあり、バラードを歌い続けていくのはいいかもしれないねと言ってくださる方もいましたし、バラードが似合うという声もたくさんいただけたのは凄く嬉しかったです。
──バラードが似合うという感想は、ご自身でも実感していることのなでしょうか?
青柳 翔:いろんなデモ曲を聴いて反応するのもバラードですし、好きな曲を聞かれるとやっぱりバラードを挙げることが多いです。歌ってしっくりくるのもバラードであることが多いので、実感しているというよりは感覚的に感じているような気がしています。
──1stシングル発売から約1年が経ちましたが、その間の活動を通して変化した心境や成長の実感はありましたか?
青柳 翔:物凄くあっと言う間でした。その間にもライヴをやらせていただく機会があったり、初めての経験をさせてもらったり、成長を実感できたかは別としてとても濃い1年だったと思います。2ndシングル「そんなんじゃない」をリリースしてから半年くらいは、ずっとお芝居が続いていました。映画『HiGH&LOW THE MOVIE』の2作以外にも別の作品の撮影があったり、お芝居に集中していた時間だったと思います。そういう時って、その日その日、ひとつの作品のことにしか集中できないんです。だから、例えばライヴをやっている期間は、お芝居のことはまったく耳に入って来ない状態に近いと言いますか。ひとつひとつの作品と全力で向き合う。今の自分はそれしかできないので、毎回その連続だと思っています。
──では、今作3rdシングル「Snow!」は、どのようなイメージで制作に入ったのでしょうか?
青柳 翔:2ndシングル「そんなんじゃない」をリリースしてからはお芝居をする時間が長かったので、次のシングルは1stシングルとも2ndシングルとも違う自分を出せたらいいなとは漠然と思っていました。そんな時に『洋服の青山』さんのCMタイアップのお話をいただいたこともあって、クリスマスに近づくにつれてみんなが喜んでくれる曲を作ろうということで制作がスタートしました。
──前作、前々作に続き小竹正人さんの歌詞ですが、改めて曲の世界観を教えてください。また、歌詞についてどんな感想を持ちましたか?
青柳 翔:今回も本当に素敵な歌詞を書いてくださいました。前作、前々作とは違って、恋が成就するような明るい歌詞なので、また違った曲調を楽しんでいただけるんじゃないかなと思っています。クリスマスを前にカップルで聴いてくれてもいいですし、MVの内容はカップル以外の方にも響く世界観になっていると思うので、ぜひ観ていただきたいです。
──「Snow!」のMVは、どのような世界観なのでしょうか?
青柳 翔:歌詞の内容そのままではないMVになっていると思います。女優の高月彩良さんとの共演シーンでは、まっ白な世界観で凄くきれいに撮っていただきました。あとは、1stシングルの「泣いたロザリオ」を彷彿とさせる部分があったり、ずっと僕の曲を聴いてきてくださった方に喜んでいただけるような仕かけも入っています。
──作詞家の小竹正人さんが書いた歌詞の中で、気に入っているフレーズを教えてください。
青柳 翔:いつも凄いなと思うのが、タイトルですね。「Snow!」と表記した感嘆符に、男のウブさや純粋な気持ちが表現されているように感じてます。ライヴをする時も、そんなことを意識して歌いたいと思っています。あとは、1番の〈雪が降ってきたよ〉という歌詞に対して、2番では〈君が降ってきたよ〉と変えている部分も、個人的に印象に残っています。
──レコーディングの際に意識したこと、新たな挑戦になったことがあれば教えてください。
青柳 翔:アップテンポの明るい曲を歌った経験はカラオケくらいしかなかったので、凄く難しかったです。みなさんが素敵なクリスマスが迎えられるように、ステージで歌う際にはしっかり歌いたいと思っています。
──続いてカップリング曲の「時計台のクリスマス」は、どのようなイメージで制作に入ったのでしょうか?
青柳 翔:デモ曲を聴いた中で、リード曲でもいいんじゃないかと思った曲でした。この曲でクリスマス・ソングを作ろうということで、作詞家の小竹さんにお願いしました。
──表題曲の「Snow!」はアップテンポで幸せな情景を描いた楽曲でしたが、「時計台のクリスマス」は対照的な曲調ですよね?
青柳 翔:そうですね。「Snow!」のアンサーソング的な曲になればという想いはありました。曲調もバラードですし、表題曲とは違った世界観を1枚のシングル作品で楽しんでいただけると思います。
──気に入っているフレーズ、ポイントになる言葉なども教えてください。
青柳 翔:例えば〈木枯らしがくるり〉とか〈マフラー〉とか、小竹さんに今まで書いていただいたフレーズが随所に散りばめられている歌詞だなと思いました。あと、〈思い出してしまうとやり切れない やり切れないよ〉って同じ言葉を2回繰り返す歌詞なんかも、やっぱり小竹さんならではの感情を伝えやすい歌詞だと感じました。〈君は戻らない永遠に〉という最後の歌詞も、かなり悲しいですよね。
──どのような気持ちを込めてレコーディングしましたか?
青柳 翔:歌詞がしっかり伝わるように、滑舌良くはっきり歌うことを意識しました。あと、歌詞を差し替えた部分があったので、元の歌詞に引っ張られないように気をつけながらレコーディングしました。
──表題曲「Snow!」とカップリング曲「時計台のクリスマス」を収録する今作。2曲ともクリスマス・ソングになりましたが、このシングルはリスナーにどんな風に届いて欲しいですが?
青柳 翔:アップテンポの曲を歌うことって凄く難しいんだと改めて思いましたし、今回もいろんな歌い方を勉強することができました。クリスマスがやって来る前に、ぜひこのシングルを聴いて楽しんでいただけたら嬉しいです。
──また、通常版収録の「そんなんじゃない-Acoustic ver.-」について、どんなアレンジになりましたか?
青柳 翔:原曲と同じ作家チームにアレンジをお願いしたんですけど、コードを変えたりビートを抜いたり、ストリングスを強めにしてアコースティック・ギターを追加したりしました。アレンジによって、こんなにも変化するんだなって自分自身も驚きました。凄く素敵に仕上げていただいて感謝しています。
──歌い直しではなく、ヴォーカルは乗せ換えた形ですよね?
青柳 翔:そうですね。なので、アコースティック・リミックスみたいなノリですね。音数を減らしたり、EQも変わっているので、新たな世界観で聴いていただけると思います。もしアコースティック・ヴァージョンを生で歌うことになったら、音が少ない分、自分の声だけで勝負しなきゃいけないところが増えてくるはずなので、今からしっかり練習しておきたいと思っています。
──今作に収録されることで、この曲が改めてリスナーにどんな風に届いて欲しいですか?
青柳 翔:前作も聴いてくださった方々に、また違うアレンジをお届けできるのは嬉しいです。純粋に楽しんで聴いていただければと思っています。
──では、少し楽曲から離れて、俳優業についてもうかがわせてください。出演映画『MR.LONG/ミスター・ロン』の公開も控えつつ、主演ドラマ『目玉焼きの黄身いつつぶす?』、ドラマ『明日の約束』と俳優業においても話題作が続いてます。歌手と俳優業の両輪を回っていくことについて、ご自身ではどのような感想を持っていますか?
青柳 翔:ひとつひとつの作品に向き合うことしかできていないというのが、改めて今の正直な感想です。それは俳優としても、歌手としても同じです。今はこの「Snow!」と「時計台のクリスマス」の良さが伝わるようにしっかりと向き合って、ライヴで生で曲をお届けすることに集中したいと思っています。
──今作を完成させた今、今後どんな活動をイメージしていますか?
青柳 翔:早くライヴでみなさんにこの表題曲「Snow!」とカップリング曲「時計台のクリスマス」をお届けしたいと思っています。少しでも楽曲の魅力が伝わるように歌いたいと思います。12月頭くらいまではイベントが続くので、どこかで僕の歌を生で聴いていただけたら嬉しいです。
──これまでライヴやイベントを経験してきたことで、得たこととは何でしたか?
青柳 翔:いつも緊張したりいっぱいいっぱいになったりしているので、少しずつ成長できていればいいなと思っています。お客さんひととひとりの顔が見える場所でライヴをやらせていただいているので、それは凄く勉強になっています。同時に、僕のライヴを楽しみにしてくださっている方々がたくさんいることも実感しているので、もっともっとがんばらないとならないと思っています。
──楽曲としてはこの作品が2017年の締めになると思いますが、今年を振り返るとどんな感想ですか?
青柳 翔:役者としては、映画『HiGH&LOW THE MOVIE 3 / FINAL MISSION』でHiGH&LOWシリーズにひと区切りついた年だと思っているので、またここから役者としてどう作品と向き合っていくか、そんなことを考えています。また、歌い手としても来年に向けて成長していけるようにがんばりたいと思っています。
──最後に、3rdシングルを楽しみに待ってくれていたファンのみなさんにメッセージをお願いします。
青柳 翔:とにかくいっぱい聴いていただきたいです。そして、いろんな場所でイベントやライヴができたらいいなと思っています。みなさんの応援のおかげでこうやって歌を出せていただけているので、たくさんの方々に想いが届くように想いを込めてステージに臨みたいと思っています。やっぱりライヴで直接歌を届けたいという気持ちは大きいです。
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