12枚目のシングル。ゲームソフト「デジモンワールド -next 0rder-」の主題歌!
藍井エイル「アクセンティア」インタビュー
藍井エイル「アクセンティア」インタビュー
2016/03/02
昨年末に日本武道館での初ライブを大成功させ、3月からは全国16か所を周るツアーも決定している藍井エイル。その全国ツアーに先駆けて、3月2日に12枚目のシングルとして「アクセンティア」がリリースされる。インタビューでは「アクセンティア」の歌詞に込めた想いやレコーディング秘話、ゲームソフト「デジモンワールド -next 0rder-」の主題歌に決まった感想などを聞いてみた。また、インタビュー後半では彼女が歌い手を目指すきっかけとなった出来事も明らかに。ファン必見のインタビューだ!
取材:東 徹夜
“アクセンティア”は人に対しても自分に対しても応援歌。それを意識して歌詞を書きました。
──楽曲の制作はいつ頃から行なっていたのですか?
藍井エイル:デモの段階から入れると、去年の10月〜11月くらいだったと思います。
──作曲は安田さん、歌詞は安田さんとの共作ということですが、デモの段階からある程度出来上がっていたのでしょうか?
藍井エイル:安田さんから曲を聴かせて頂いたときには、タイトルはすでに「アクセンティア」で、歌詞はワンコーラスだけできている状態でした。それから私が2番の歌詞を作ったり、1番の歌詞も少し変えたり。安田さんとは「こんな感じでどうでしょうか?」とか相談しながら作っていった感じです。すでに「アクセンティア」の方向性というか、どういう気持ちで作ったのかは聞いていたので。
──「アクセンティア」というタイトルの由来は?
藍井エイル:「アクセンティア」は安田さんが考えた造語で、私も最初“アクセンティアって何だろう?”って思ったんですけど、「accent(アクセント)」と「ier」を足して「強調するもの」という意味で、日々の生活の中に彩り、つまりアクセントを与える人のことを指しています。日常の中で楽しいことや笑顔になったときに、自分以外の誰かによってアクセントが付く。まさにその人が“アクセンティア”になっているという。私もそれを聞いたときに、すごく応援歌のような気がして。人に対してもそうですし、自分の背中を押すという意味でも。そんなことを意識しながら歌詞を作っていきました。
──歌詞で特に気に入っているところは?
藍井エイル:やっぱり、サビの部分ですかね。一番伝えたいことを意識していて、実は1番、2番、3番のサビで、“対アクセンティア”の視点が違うんですね。だんだん、お互いがアクセンティアの状態に変わってくるというか。1人が誰かに思っていた気持ちが、誰かもそれを思っていて、お互いがアクセンティアになり合っていく。
──なるほど。たしかに1番のサビでは“今君を見つめているアクセンティア”、2番では“今君の心にはアクセンティア”、3番では“今僕を見つめているアクセンティア”ですね。
藍井エイル:はい。その変化はすごく大事にしています。
──もともと、楽曲を聴いたときの印象はどうだったのですか?
藍井エイル:すごくキャッチーで覚えやすくて、デモの段階のレコーディングでは時間もあまりかからずに。メロディーも覚えやすくて、次はここに行きたいなと思ったら、まさにかゆいところに手が届く感覚でいってくれるので。
──デモの段階でということは、まず本チャンのレコーディングの前にも録音されるのですね?
藍井エイル:そうです。歌い慣れも含めて。実際に自分の声をあててみることで、聴こえ方もかなり変わってくることがあるので。なので、いつもデモの段階でいったん自分の声で歌ってみて、その後に本レックという感じで進めています。
──そのデモがだいたい去年の10月〜11月くらいだったわけですね。
藍井エイル:はい。
──その後、本番のレコーディングがあったのはいつ頃なのですか?
藍井エイル:12月くらいだったと思います。
──デモから本番のレコーディングまで、どのような感じで楽曲と向き合うのですか?
藍井エイル:今回のアクセンティアもそうなんですが、曲や歌詞を作るときは、まずは大枠を決めるんですね。どういうテーマで、どういう人が主人公で、どういう環境で…みたいな。それができてから初めて文字をあてるんです。でも、歌詞の文字をあてるときに、私は最初から音符の数は数えないんです。ダダダダって、譜割とか関係なく書いて、そこから表現を変えて、で、音符にあてはまるようにしていきます。その後に自分で実際に歌ってみて、言葉の乗りが悪いところをさらに変えていきます。違う表現にしたり、破裂音を少し増やしたりして。レコーディングの当日に“やっぱり違う”って歌詞を変えることもありますし。
──今回の「アクセンティア」の本番レコーディングはどのような感じだったのですか?
藍井エイル:実はレックの日はなかなか喉が開かなくて。実は最近、私は約6分30秒くらいかけてレコーディングの前にラジオ体操第1と第2を必ずやるんですよ。もう手の先までめちゃくちゃ温かくなるほど。でも、それでも喉が開きにくいときがあって。そんなときは肩甲骨をグッとやるような健康グッズみたいのを使ったり。それでもダメな場合は時がくるのを待つみたいな(笑)。そんな感じでじっくりとレコーディングしていきましたね。
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