12枚目のシングル。ゲームソフト「デジモンワールド -next 0rder-」の主題歌!
藍井エイル「アクセンティア」インタビュー
藍井エイル「アクセンティア」インタビュー
2016/03/02
ゲームをやらせて頂いたとき、自分の「アクセンティア」で泣いちゃいそうでした。
──続いて、藍井さんのプロフィール的なことを教えてください。そもそも歌手になろうと思ったきっかけは?
藍井エイル:たぶん歌手になりたいと最初に思ったのは2〜3歳の頃だと思います。2歳のときに字も読めないのに歌が好きで、マイクを離さない迷惑な子だったんですけど(笑)。きっかけは、親戚が大勢いる前でのカラオケだったんですね。そのときに親戚から“上手だね〜!”って褒められて。それを真に受けて、“私上手なんだって”勘違いするところからスタートしたんです。特に北海道は車を運転する機会も多くて、私も車の中で音楽を聴くことが多かったんですけど、門倉有希さんの「ノラ」だったり、ゴダイゴさん、HOUND DOG、サザンとか。そういった両親が車の中で聴く音楽を聴いて、それを覚えて。親戚の前で“なんでそんな歌を知っているの!?”って驚かれるのが好きだったんです。
──高校生の頃はギターもやっていたということですが?
藍井エイル:そうですね。その後、エヴェネッセンスとかスリップノットとか、徐々に親が教えてくれた路線ではない洋楽も聴くようになってきて。で、高校生くらいのときにギターをやっている友達がいて、その友達の家に行ってギターを教えてもらったんです。まずはゴイステ(GOING STEADY)からやろうみたいな。あと、ブラフマンの「See Off」とかを練習したり。だんだんギターが弾けるようになると、歌も一緒に唄えたらいいなと思うようになってきて。“コードとコードをつなげてメロディを足して”みたいなことをしていたらバンドも組みたくなって。バンドオーディションに出てみたりしたこともありました。
──ずっと歌手になりたいと思い続けていたのですか?
藍井エイル:はい。でも、最初は歌手になりたいと言って何も言わなかった周りも“いやいや、現実的にさぁ〜”みたいに。どうしても“歌手=夢=非現実”というように見られていたので。だから、徐々に自分でもそれを言わないというか、隠すようになってきて。その頃、親からも将来は“人に喜ばれることをしなさい”って言われていて。私も歌以外で何があるんだろう?と考えていたんです。そこで、かなり考えて出てきた選択肢が看護師だったんですね。で、看護師目指す学校に通っていたんです。でも、やっぱり歌手への夢が諦めきれなくて、動画投稿サイトに歌をアップしていたら、それがきっかけで安田(史生)さんに声をかけていただいたんです。安田さんにはデビュー曲でもお世話になって。諦めきれなかったのが正解だったのかなと今では思っています。
──最近では、アニメやゲームで人気の歌い手というイメージもありますが、もともとご自身でもそういったものが歌いたかったのですか?
藍井エイル:実はそういうのがやりたいというよりは、歌手になりたいというのが先ですね。でも、たまたまアニメ「Fate/Zero」のエンディングを歌えることになって。自分も小さい頃からアニメと関わって育ってきたので、さらにうれしさが倍増したというか。
──今回の「アクセンティア」はゲームソフト「デジモンワールド -next 0rder-」の主題歌ということですが、その話は始めから決まっていたのですか?
藍井エイル:スタッフさんに後から教えて頂いたので、いつ決定したのかは定かではないんですが、きっかけは初代「デジモンワールド」で、実は制作されている方とご一緒する機会がありまして。その場で、私が初代の「デジモンワールド」がめちゃくちゃ好きなことをお伝えしたのを覚えています。それから何ヶ月も経った後にスタッフさんから主題歌に決まったことを教えてもらったんです。
──それは「アクセンティア」のレコーディング前あたりですか?
藍井エイル:デモを録ったり、歌詞を考えていた頃ですかね。なので、めちゃめちゃビックリしました。実は先日ゲームをやらせて頂いたのですが、自分の「アクセンティア」が流れたときに泣いちゃいそうで。瞬きしたら涙がこぼれる寸前みたいな。それぐらい感動して。やっぱり17年前のゲームが今蘇っているという感覚もあるので。当時のことも思い出すし。当時の自分の置かれていた環境なども思い起こしました。
──なるほど。今回「アクセンティア」の初回生産限定盤にはDVDの映像も収録されていますよね。その見所についても教えてください。
藍井エイル:初回盤の方にはHysteric Blue「春〜spring〜」のビデオクリップが映像として入っています。実はツアーなどを一緒に回っているエイルバンド(仮にそう呼んでいる)の“楠瀬タクヤ”が元ヒスブルのドラムなんですね。で、タクヤさんにも参加して頂いて、エイルバンドとして撮っていったんです。私一人のPVって多いんですけど、今回はエイルバンドがかなり前に出ているというか。ひとつのバンドのような見え方になっています。あと、期間限定デジモン盤の方にはデジモンのオープニング映像が特典として入るという感じです。
──3月以降、本格的に全国ツアーもスタートされますよね。最後に意気込みをお願いします。
藍井エイル:ツアータイトルが「D'AZUR-EST(ダジューレスト)」と言いまして、なぜ「D'AZUR-EST」かと言いますと、3枚目のアルバムが『D'AZUR』で、それに「EST」を付けて最上級という意味にして。『D'AZUR』は今までの藍井エイルらしさもありながら、ちょっとジャンルや表情に関して新しい方向も見てもらおうと思って作ったんですね。例えば、ガチガチのデジタルの打ち込みもあったりして。なので、また幅の広いというか、以前のライブハウスツアーとも違った進化したライブにしたいと思っています。楽しみにしていてください!
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