2016年注目の宅録ブランド&製品を一挙公開!

audio-technica(オーディオ・テクニカ)【原音忠実を基本理念に、高品位なヘッドホンとマイクを徹底的に追及】

audio-technica(オーディオ・テクニカ)【原音忠実を基本理念に、高品位なヘッドホンとマイクを徹底的に追及】

2016/04/13


【ブランド プロフィール】

白鯨を思わせるデザインの本社ビル全景

オーディオテクニカは、1962年に創立された50年以上の歴史のある音響機器ブランドです。設立当時はアナログレコードのカートリッジをメインの製品として扱っており、そのカートリッジのピックアップの技術で重要とされる「原音に忠実な再現力」を追求して、1974年にヘッドホンの第1号機「AT-700シリーズ」を開発。当時のヘッドホンのスピーカー部は紙製のコーンが主流でしたが、同社は「PETフィルム」と呼ばれる高分子フィルムを採用することでワイドレンジな高音質を実現し、音質にこだわった高級ヘッドホンとして、発売と同時に幅広く人気を集めました。

このヘッドホンの開発で得た技術をさらに進化させて誕生したのが、マイクの「AT800シリーズ」(1978年発表)です。1991年には同社のマイクが多くのスタジオに導入されるきっかけになった、サイドアドレス型のコンデンサーマイクの名器「AT4033」を、そして1994年にはコンデンサーマイクの定番「AT4050」の2機種を発表。それらは今でも現行モデルとして発売されており、世界中のスタジオで愛用されています。

そして、このコンデンサーマイク「AT40シリーズ」の製造やワイヤレスシステムの開発を行なっているのが、東京・町田市にある本社工場で、2016年に新本社ビルが完成しました。
白鯨をイメージして竣工された新社屋の最大の特徴は、研究開発の施設が拡充された点です。部屋全体を厚さ1m以上の吸音構造で囲い、反射音を除去してマイク特性やヘッドホン特性の測定が厳密に行なえる「無響室」をはじめ、ワイヤレスの電波性能を世界各国の電波の法律に合わせるために、様々な状態の電波を試して検査する「電波暗室」、さらには開発した製品をチェックするための「試聴室」など、新社屋には様々な研究施設が併設されています。
また、今までは別々の建物にあった「商品企画部門」と「製品開発部門」が同一社屋に集まったことで、商品開発のスピードが格段に向上し、新製品が本社工場から続々と誕生しています。

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電波の伝わり方を検査するための「電波暗室」

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部屋全体を吸音材で囲み、反射音を派生させない「無響室」


【注目モデル1】

ATH-R70x オープンプライス(¥38,000前後)

まるでモニタースピーカーで聴いているかのような
空気感のある高解像のステレオ感が魅力のスタジオモニター・ヘッドホン

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同社がヘッドホン作りの技術の総力を挙げて開発したのが、スタジオモニター・ヘッドホンの「ATH-R70x」です。
ATH-R70xは、同社初のオープンエア・タイプのモデルで、最大の特徴は、40年来のヘッドホンの開発で培われた技術に基づく新設計ドライバと、最適化された音響回路によって、モニタースピーカーで聴いているかのような「音が空気を伝わって耳に届く」という自然な聴感をヘッドホンで実現した点です。

全帯域において非常にフラットな特性と高解像度な音像、バランスのいいステレオ感は、繊細なサウンドを聴き分ける必要のあるスタジオモニターとして最適な音空間を生み出してくれます。また、装着感が優れているのも特徴で、通気性のいいイヤーパッドと、頭の形状に合わせて自然にフィットする新3D方式ウイングサポートを採用。約210gの超軽量ボディと相まって長時間の使用でも快適にモニタリングが行なえます。 コードは着脱式で、L/Rの区別なく取り付け可能な独自のデュアルサイド着脱式コード(バヨネット式ロック機構)を採用しています。


【注目モデル2】

ATH-M20x オープンプライス(¥5,000前後)
ATH-M40x オープンプライス(¥10,000前後)

本格的な音楽制作からリスニングまで幅広く対応し、
家電量販店や専門ショップで大人気の「Mシリーズ」ヘッドホン

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写真左から、ATH-M20x、ATH-M40x。
ATH-M40xのコードは着脱式で、1.2mカールと3mストレートの2本のコードを付属

今、家電量販店やヘッドホン専門店で人気のモデルが「ATH-M20x」と「ATH-M40x」です。
どちらも上級機種譲りの本格的な密閉型スタジオモニター・ヘッドホンですが、広帯域でフラットな音響特性はどんなジャンルの音楽にも対応できます。また遮音性が高く、長時間の使用でも快適な装着感を持ち、音楽制作のモニタリング用としてだけでなく、普段のリスニングでも高音質なサウンドが欲しいというユーザーにも支持されています。

どちらのモデルも新設計の直径40mm強磁力CCAWボイスコイルドライバを搭載し、全周波数帯域で正確なモニタリングを行なうことができ、ATH-M40xはDJでヘッドホンを首から掛けてモニタリングする時に行なう片耳モニタリングが可能な90度の反転モニター機構を採用しています。高音質なスタジオモニタータイプのヘッドホンを、1万円以下で購入できるコストパフォーマンスに優れたモデルです。

 

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写真左から、ATH-M70x、ATH-M50x、ATH-M50xDG、ATH-M30x

密閉型のヘッドホン「Mシリーズ」は、上記のATH-M20xとATH-M40x以外に、フラッグシップモデルの「ATH-M70x」(オープンプライス/¥31,000前後)、世界中のアーティストやエンジニアに愛用されているスタンダードモデル「ATH-M50x」(オープンプライス/¥17,000前後)、ATH-M50xのボディカラーが、深みのあるダークグリーンとブラウンに配色された2016年限定カラーモデル「ATH-M50xDG」(オープンプライス/¥17,000前後)、スタジオモニターからトラックメイク、DJまで幅広い用途に対応する「ATH-M30x」(オープンプライス/¥7,000前後)の4モデルがラインナップしている


【最新モデル情報】

インナーイヤー・ヘッドホンにプロ仕様の3モデルが登場

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写真左から、ATH-E70、ATH-E50、ATH-E40

2016年のNAMM Showで高性能なインナーイヤー・ヘッドホンの新シリーズ「Eシリーズ」が3機種発表されました。最上級モデルの「ATH-E70」は、モニタリング用に最適化された低中高の3基のバランスド・アーマチュアドライバを搭載し、全音域を正確に再現してくれるプロ仕様のモデルです。

ミドルクラスの「ATH-E50」は、シングル・バランスド・アーマチュアドライバ仕様で、自由に調整できる専用ケーブルにより、長時間の使用でも安定したフィット感を持続してくれるのが特徴です。手軽に使える「ATH-E40」はダイナミック型で、ケーブル部はATH- E50同様に自由に調整できる専用ケーブルが採用されています。3モデル共に発売日は4月15日です。

 


【注目モデル3】

AT4040 オープンプライス(¥30,000前後)

プロのレコーディング現場で大活躍する
大口径ダイアフラムを採用した高性能コンデンサーマイク

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「AT4040」は、マドンナやポール・マッカートニーなど、数々の有名アーティストの作品を手掛けているエンジニア/プロデューサーのフィル・ラモーンが音響設計に携わった同社のコンデンサーマイクの名器「AT4033a」をベースに開発された高音質設計のモデルです。

“原音を忠実に収録する”が本モデルの基本コンセプトとなっており、昨今のデジタルレコーディング機器との相性も抜群です。指向性は単一指向性で、専用ショックマウントとマイクポーチを付属しています。


【注目モデル4】

AT2050 オープンプライス(¥14,000前後)
AT2020 オープンプライス(¥10,000前後)

コストパフォーマンスが高く
宅録入門者にオススメのコンデンサーマイク・シリーズ

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写真左から、AT2050、AT2020

長年プロの現場で愛用されてきた「40シリーズ」の技術を、アマチュアでも気軽に購入できる価格で実現したのが、「20シリーズ」です。中でも特に人気のモデルが、無指向性/単一指向性/双指向性の3種類の指向性を切り替えられる「AT2050」で、ギターやドラムからボーカルまで録音する対象を選びません。

また、上級モデルと変わらないクリアでナチュラルな音質を実現しながら1万円以下で購入することができる、単一指向性のコンデンサーマイク「AT2020」も人気です。なお、AT2020にはショックマウントとソフトポーチが、AT2020には専用ポーチとマイクスタンド・ホルダーが付属されています。

 


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