2016年注目の宅録ブランド&製品を一挙公開!

SHURE(シュア)【1925年にシドニー・シュア氏によって設立されたブランド】

SHURE(シュア)【1925年にシドニー・シュア氏によって設立されたブランド】

2016/04/13


【ブランド プロフィール】


イリノイ州シカゴ郊外にあるシュアの本社ビル

シュアは、1925年に米国イリノイ州のシカゴでシドニー・シュア氏によって設立されたブランドです。当初はラジオの部品などを販売していましたが、1932年にシュアブランドを有名にする技術が生まれました。

それは、当時としては画期的なショックマウント機能を備えた小型軽量のマイク「33N」です。このモデルが一躍脚光を浴びて以来、シュアは業界をリードする存在になり、その後、現在も世界的な定番モデルとなっているダイナミックマイク「SM58」と「SM57」を開発しました。

近年では、ライブステージで自由なパフォーマンスができるワイヤレスシステムや、観客の大歓声の中でも音がモニタリングできるインイヤー・モニターシステム、幅広い用途で使える耐久性の高い高品位なコンデンサーマイク、ミックスやリスニングにも最適なヘッドホン、さらにはiPhoneやiPadに対応したデジタルマイクなど、市場のニーズに応えた高水準な製品を多数発売しています。

【注目モデル1】

SM58-LCE オープンプライス(¥13,800前後)

世界中の音楽シーンで活躍している
超定番のダイナミックマイク

「SM58-LCE」は、バックグランドノイズを低減し、ボーカルを際立たせる「カーディオイド(単一指向性)」という特性を持つダイナミックマイクです。ハンドリングノイズやポップノイズの対策も万全に施されており、コンサートをはじめ世界中の音楽シーンで活躍しています。周波数特性は50Hz〜15kHz、重量は298g。


【注目モデル2】

KSM8 ニッケル(左)/ブラック(右)共に¥88,000

世界初のデュアルダイアフラムを搭載した
ナチュラルなサウンドを再現してくれるニューモデル

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「KSM8」 は、2枚の超薄型ダイアフラムと、近接効果を大幅に抑制できる画期的な「逆エアフローシステム」を採用したDualdyne(デュアルダイン/特許取得済)カートリッジを搭載したダイナミックマイクです。特徴は、中域から高域にかけてニュートラルな収音ができ、ダイナミックマイクとして最も自然なサウンドを演出してくれます。特に歌が明瞭に録れるのが魅力です。なお、カラーはニッケルとブラックが用意されています。

 
 

定番モデル誕生の背景

シュアのダイナミックマイク「SM58」は、音楽に関わる人でその名を知らない人はいないほど“定番中の定番”と言えるモデルです。リハスタやライブハウスに行けば、ボーカル用にはSM58が、ドラムのスネアやギターアンプには姉妹モデルのSM57があたり前のようにセッティングされています。また、誰でもすぐに扱える使い勝手の良さと、ガッツのあるサウンドが録れることから、レコーディング用のダイナミックマイクとしても愛用されています。

SM58の設計者は、アーニー・シーラー氏というエンジニアです。コンピュータのなかった時代から、彼は手書きで様々な研究結果を記録してきました。そのノートは、今でもシュアの財産としてすべて保管されています。

彼がSM58に投入した同社独自の技術で、50年以上が経過した今でも誰も到達できないものが2つあります。それは、大音量や衝撃に耐え、ダイナミックな音質を作り出すカプセル「UnidyneⅢ(ユニダインスリー)」と、手で握った際のハンドリングノイズを低減する「ニューマチック・ショックマウント」という構造です。そして、それらのノウハウをさらに応用して、まったく新しい技術が生まれました。それが、Dualdyne(デュアルダイン)カートリッジです。この技術は、最新のダイナミックマイク「KSM8」に採用されました。

Dualdyneカートリッジの特徴は、ダイナミックマイクの性能を次の3点において飛躍的に改善することにあります。
①近接効果の大幅な抑制により、0~13cmもの広いスイートスポットを実現。②正確な周波数特性により、ニュートラルな中域から高域の再現が可能となり、最も自然な音で収音できるので、EQもほぼ不要。③幅広い帯域で一貫性を保っている指向性(カーディオイド)になっているため、不要な音源の除去性に優れ、ボーカルの明瞭度が向上する、といった具合です。
シュアの技術力は、最新のデジタルマイクにも受け継がれており、「MV88」や「MV51」などのモデルが発売されています。
その他にも、モニターヘッドホン「SRHシリーズ」やコンデンサーマイク「PGA27」といった宅録シーンに欠かせない製品も多数ラインナップしています。


1939年にシュアが開発したオリジナルのシングルダイアフラム「Unidyne(ユニダイン)」。“1枚の振動板(ダイアフラム)で単一指向性を作る”という、現在のほぼすべてのダイナミックマイクに使われている技術の源となっている


【注目モデル3】

MV88 オープンプライス(¥19,200前後)

iOSデバイスで手軽にレコーディングが行なえる
コンパクトなマイクも続々登場

「MV88」は、LightningコネクターでiPhoneやiPadなどのiOSデバイスに接続するタイプの小型ステレオマイクで、iPhoneや iPadをスタジオレベルの高音質レコーダーに変身させてくれる注目の製品です。MS方式のマイクにより、左右の広がり感をリアルに収録することができま す。風などのノイズを抑えてくれるウインドスクリーンも付属しています。
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MVシリーズには、専用のアプリ「Shure Plus MOTIV」が用意されている。録音や再生などの操作はもちろん、「スピーチ/歌声/フラット/アコースティック楽器/バンド」という5つのDSPプリセットモードを選ぶことができる他に、入力ゲインやステレオ幅の調整なども可能になっている

また、専用のアプリ以外にも、「スマホを人とつながるマイクに変える」無料の音楽コラボレーションアプリ「nana」で活用できるのが魅力だ


【注目モデル4】

MV51 オープンプライス(¥24,000前後)

オーディオインターフェイスを介さずにパソコンやiOSに直接接続できるUSBマイク

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「MV51」は、1インチのラージダイアフラムを採用したUSBコンデンサーマイクです。小型ながらも高性能と高音質を誇り、24ビット/48kHzの高音質でライブやナレーション、ボーカルや楽器の録音など、あらゆるシチュエーションで手軽に使えます。

レコーディングのシチュエーションによって最適な音質が得られる5つのDSPプリセットモードを内蔵し、本体下部のタッチパネルでそのモードや入力ゲインなどを設定することができます。iOS、Mac、Windows、Android端末(一部非対応)と、幅広い機器に対応しているのも特徴です。


【注目モデル5】

コンデンサーマイクやヘッドホンもラインナップ

PGA27 オープンプライス(¥23,800前後)

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「PGA27」は、ボーカルや楽器のレコーディングに最適な大口径ダイアフラムを採用したサイドアドレス型のコンデンサーマイクです。高い音圧レベルにも対応するため、宅録はもちろん、ライブパフォーマンスで生楽器やアンプ、ボーカルなど幅広い音源が明瞭で高品質なサウンドで収音できます。


SRH440 オープンプライス(¥9,980前後)

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「SRH440」は、ダイナミックレンジが広い音源を正確に再生してくれる密閉型のモニターヘッドホンです。上位モデルの「SRH840」に比べて、よりフラットな特性を持っています。軽量化による装着時の快適性も兼ね備えているエントリーユースにオススメのモデルです。


SRH840 オープンプライス(¥19,800前後)

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「SRH840」は、高い解像度を持つ高音質設計により、分厚くパワフルな中低域を再現してくれる密閉型です。豊かな低域とクリアな中域、そして幅広い高域が自慢で、装着感も良く、レコーディングを行なうプレイヤーが使いやすいプロフェッショナルな仕様が魅力です。


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