PA機器や照明機器の最新モデルが新宿に大集合

音響と照明機器の展示会「機材展2016」が開催された

音響と照明機器の展示会「機材展2016」が開催された

2016/06/11


音響機器と照明機器を数多く取り扱っているイースペックが、6月9日と10日の2日間、東京・西新宿にある新宿村スタジオWESTで、入場無料の音響と照明機器の展示会「機材展2016」を開催した。

今年で2回目を迎えるこの「機材展2016」は、イースペックの他に、エレクトリ、オーディオテクニカ、オタリテック、音響特機、ティアック、ヒビノ、ボーズ、ヤマハ、ローランドといった音響関連メーカー15社と照明関連メーカー8社も出展しており、今年は会場を音響と照明の2つに分けて行なわれた。

音響関連の会場では、モバイルタイプのPAシステムから、デジタル技術を駆使した音声や映像の伝送システムや大規模なライブ用のPAシステムまで、注目の最新モデルが試聴できる状態でズラリと展示されていた。一方の照明機器の会場では、本格的なステージ用の照明機器以外に、学園祭やイベントスペースでも活躍しそうなコンパクトなスポットライトやカラフルなLED照明なども展示され、多くの来場者が実際の照明の具合(効果)をチェックしていた。

なおこの機材展は、イースペックが取り扱っている製品のみの展示会として名古屋と大阪でも開催される。開催日と会場は以下の通り。

■名古屋:6月22日(水)〜23日(木)
会場=伏見・JAMMIN (ジャミン)

■大阪:6月29日(水)〜30日(木)
会場=福島・Pine Brooklyn(パインブルックリン)

詳細はイースペック(TEL:06-6636-0372、http://e-spec.co.jp/)まで
 

出展されていた注目のモデル

【オーディオテクニカ ATM230

ATM230」は、ドラムのタムタムやパーカッション類など、低中域に特徴のある楽器に最適な単一指向性(ハイパーカーディオイド)のコンパクトなダイナミック型マイク。

 

【ゲンツラー MAGELLAN 800(アンプヘッド)
【ゲンツラー BA-12-3(キャビネット)
【ゲンツラー MG-112T(キャビネット)

イースペックのブースでは、800W出力のベースアンプヘッド「MAGELLAN 800」と、中央部に縦に搭載された4つの3インチネオジウムドライバーと12インチスピーカーが融合したキャビネット「BA-12-3」、そして12インチの高性能のネオジウムウーファーとコンパクトな圧縮ツイーターによるキャビネット「MG-112T」を組み合わせて展示していた。


【JBL SRX800 パワードシリーズ
【JBL EON206P】

ヒビノのブースでは、ライブハウスなどで好評のパワードスピーカー「SRX800 パワードシリーズ」(写真の大型のスピーカー)と、スピーカー部とパワードミキサー部を合体させて手軽に持ち運びができるポータブルPAシステム「EON206P」に注目が集まっていた。
なお、EON206Pついては、本サイトの特集記事で詳しく紹介している。詳しくはこちら


【マッキー CR4BT】

音響特機のブースでは、好評のリファレンス・モニタースピーカー「CRシリーズ」にBluetooth機能を追加した「CR4BT」が展示されていた(写真左)。4インチウーハーと0.75インチのシルクドーム・ツイーターを搭載たモデルで、Bluetooth機能によりスマートフォンやタブレットなどのBluetooth対応機器からケーブルを接続することなくワイヤレスで音楽を再生することが可能となっている。


【ジェネレック SAMシステム】

オタリテックのブースでは、モニタースピーカーの音質を自動補正し、理想的なモニター環境を構築してくれるジェネレックの「SAMシステム」を中心に展示を行なっていた。(会場では、大型のモニタースピーカー「8351」と中型のモニタースピーカー「8330」によるシステムを展示)
なお、SAMシステムについては、本サイトでも詳しく紹介している。詳しくはこちらへ

【RCF AYRA-5】

エレクトリは、RCFのモニタースピーカー「AYRAシリーズ」と、SPLのモニターコントローラー+USBオーディオインターフェイスの「Creon」(クレオン)の組み合わせで、宅録にも導入できるシステムを展示していた。Creonは、最高24ビット/192kHzに対応した高音質なモデルで、録音/再生などの操作やモニターの切り替え、AD/DAコンバートなどを1台で行なうことができる。

【ローランド V-1HD】

ローランドは、複数のビデオカメラやスマートフォン、タブレットなどをHDMIにつないでボタンを押すだけで簡単に切り替えが行なえるビデオスイッチャー「V-1HD」などを展示していた。V-1HDはA4サイズを半分にした大きさのコンパクトなモデルで、映像の切り替えに合わせて音声を自動選択するオーディオフォロー機能や、残響を加えるリバーブ、音質や音量を整えるマスタリングも搭載している。
 

【タスカム DR-10SG】

ティアックは発表したばかりのショットガンマイク一体型リニアPCMレコーダー「DR-10SG」を展示していた。DR-10SGは、一眼レフカメラのストロボの取り付け部にセットできる小型のレコーダーと超指向性のマイクを一体にしたモデルで、最高24ビット/48kHzの高音質な録音が行なえる。動画機能を搭載したカメラで高音質な映像を収録したい時にオススメのモデルだ。


【ヤマハ PX5】

ヤマハのブースで注目を浴びていたのは、今月発売されたばかりのライブSR用のパワーアンプ「PX5」だ。PX5は出力500W×2のステレオ仕様のモデルで、カスタムLSIを使用した新規設計のクラスDエンジンを搭載し、高性能DSPと最新の信号処理の技術により、使用するスピーカーに合わせて最適な設定を施してくれる便利な機能を装備したモデルだ。

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