新UI、サンプラートラック、ミックスコンソールにおけるUndo/Redo機能などを新搭載

ヤマハ、Steinberg「Cubase 9」シリーズ(「Cubase Pro 9」、「Cubase Artist 9」、「Cubase Elements 9」)を発表!

ヤマハ、Steinberg「Cubase 9」シリーズ(「Cubase Pro 9」、「Cubase Artist 9」、「Cubase Elements 9」)を発表!

2016/12/07


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左から「Cubase Pro 9」、「Cubase Artist 9」、「Cubase Elements 9」

ヤマハからSteinberg「Cubase 9」シリーズ(「Cubase Pro 9」、「Cubase Artist 9」、「Cubase Elements 9」)が発表された。今回のバージョン9ではプロジェクトウィンドウにおける新たなユーザーインターフェースやサンプラートラックの導入、ミックスコンソールにおけるUndo/Redo機能の搭載などが新機能として大きなトピックとなっている。ここでは順を追ってその概要をご紹介しよう!
 

プロジェクトウィンドウの新ユーザーインターフェース

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主な作業スペースとなるプロジェクトウィンドウが一新し、これまでの左ゾーン、中央ゾーン、右ゾーンに加えて下ゾーンが登場。下ゾーンではミックスコントロールやオーディオ/MIDIエディター、サンプラーコントロール(次項で説明するサンプラートラックを操作するもの)、コードパッドといったエディター機能の操作が行なえ、各コントロールの専用ウィンドウを開かずにプロジェクトウィンドウのみで作業が行なえるようになっている。この仕様はノートPCなどの限られた画面スペースでの作業を想定したもので、環境設定で従来のエディターウィンドウ方式に変更することも可能だ。

 

サンプラートラック

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オーディオデータを取り込み、音階を付けた状態ですぐにMIDIデータを打ち込めるのが特徴。オーディオデータをプロジェクトファイルに直接貼った場合と比べ、任意の場所を打ち込みで使用したり、サンプルトラック上で簡単にリバースさせることもできる。トラックにはプラグインエフェクトを適用できるほか、作成したサンプルを「HALion」や「Groove Agent One」といったプラグインサンプラーに読み込ませることも可能だ。

ミックスコンソールの新機能

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ミックスコンソールの操作の履歴を保存し、Undo/Redoができるヒストリー機能を新搭載。インサートやプラグイン、フェーダーの操作履歴が残ることで、ミックス作業を遡ることが可能だ。なお、ミックスコンソールの履歴データはプロジェクトの履歴データとは別個で保存される。

その他にもL/R処理とM/S処理の両方が行なえるEQプラグイン「frequency」やタイムライン上にマーキングできるマーカートラックといった新機能が用意されている。なお、「Cubase 9」は「ミュージック・ギア・フェス 2016」(12月11日開催)や「Steinbergday2016」(12月17~18日開催)といったイベントにていち早く体験できる。新バージョンを試したい人はぜひ足を運んでいただきたい!
 

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ラインナップと価格

ダウンロード版は販売中

「Cubase Pro 9.0」通常版:オープンプライス(想定売価¥57,000)
「Cubase Pro 9.0」アカデミック版:オープンプライス(想定売価¥38,000)
「Cubase Artist 9.0」通常版:オープンプライス(想定売価¥32,000)
「Cubase Artist 9.0」アカデミック版:オープンプライス(想定売価¥18,000)
「Cubase Elements 9.0」通常版:オープンプライス(想定売価¥12,000)
「Cubase Elements 9.0」アカデミック版:オープンプライス(想定売価¥7,000)

※パッケージ版の発売日は「Cubase Pro 9.0」と「Cubase Artist 9.0」が12月9日で、「Cubase Elements 9.0」は12月15日

Cubase 9詳細ページ
 

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