音楽学校メーザーハウスで開催された “1日限りの音楽制作祭”
【イベントレポート】
ミュージック・ギア・フェス2016(展示ブース編)
【イベントレポート】ミュージック・ギア・フェス2016(展示ブース編)
2016/12/27


12月11日(日)に東京・池尻大橋にある音楽学校メーザーハウスで、サウンド・デザイナーとミュージック・マスターによる音楽制作イベント「ミュージック・ギア・フェス2016」が開催された。ここでは、展示ブースの様子をご覧いただこう!
ブース配置図&展示情報
●6階

A:ヤマハミュージックジャパン
B:フックアップ
C:オーディオテクニカ
D:エーイーティー
E:コルグ
F:ズーム
G:ネイティブ・インストゥルメンツ・ジャパン
H:静科
●2階

I:オタリテック
J:KRYNA(クライナ)
A:ヤマハミュージックジャパン

ヤマハのブースで最も注目を集めていたのは、新たに発表されたスタインバーグのDAWソフト、CUBASE PRO 9だ。ユーザーインターフェイスを刷新し、シングルウィンドウで多くの作業を行なえるようになったということで、ブースを訪れたユーザーから様々な質問が飛んでいた。その他、同社のマスタリングソフトWaveLab Pro 9や、オーディオインターフェイスのUR242、コンパクトシンセのreface CSなども展示されていた。
■ヤマハ
B:フックアップ

フックアップのブースには、イメージライン・ソフトウェアFL STUDIO(DAWソフト)とユニバーサル・オーディオApollo Twin(オーディオインターフェイス)、ネクターPANORAMA P4(MIDIキーボード)、IKマルチメディアiLoud Micro Monitor(モニタースピーカー)、sEエレクトロニクスSE2200aⅡ(コンデンサーマイク)、sEエレクトロニクスV7(ダイナミックマイク)を組み合わせたトータルな制作環境が組まれていた。
■フックアップ
C:オーディオテクニカ

オーディオテクニカのセミナーでは、世界中のイベントや収録現場で使われている同社製マイクの様々なタイプを紹介しつつ、自分に合う製品の選び方を解説。価格帯ごとの用途・環境・レベルの違いや、大きな声を入れて試奏することの重要性を紹介しつつ、一般的な住宅環境で、同社のマイクを使って高音質なサウンドを収録するためのコツなどを解説していた。
■オーディオテクニカ
D:エーイーティー

エーイーティーのブースでは、ソニーのヘッドホン「MDR-CD900ST」用の交換パーツ「VFE-5012HB」や、テクニクスのレコードプレーヤー「SL-1200」用の交換用パーツを展示していた。VFE-5012HBをヘッドホン内部の吸音材と交換することで、出音の解像度が高くなり、細かい音の違いまでハッキリ聴こえるようになるので、音楽制作の作業性を大きく向上させられるという。また、耳が疲れにくくなるというのも、うれしいポイントだ。
■エーイーティー
E:コルグ

コルグのブースではMIDIコントローラーの「nanoKEY Studio」と「nanoKONTROL Studio」を展示。両機をiPadとBluetooth-MIDIで接続し、iPad用シンセアプリ「iWAVESTATION」や「KORG Gadget」と連携させる、ワイヤレスな制作環境を提案していた。また、人気のポータブルシンセmicroKORG Sも展示され、より洗練されたデザインと大音量の内蔵スピーカーがシンセファンから注目を集めていた。
■コルグ
F:ズーム

ズームのブースでは、セミナーでもフィーチャーされていたARQとG3Xn及びG3nが展示されていた。ARQはRing ControllerとBase Stationからなる新発想のミュージック・パフォーマンスツールで、脱着可能なRing Controllerを使って演奏のリアルタイム入力やステップ入力を行なったり、エフェクトのパラメーターをリアルタイムに操作することができる。演奏に応じて変化するLEDのアニメーションが来場者の目を引いていた。
■ズーム
G:ネイティブ・インストゥルメンツ・ジャパン

ネイティブ・インストゥルメンツ・ジャパンのブースでは、プロのクリエイターに支持される同社の音楽制作システム、MASCHINEとMASCHINE JAM、KONTOROL S49(MIDIコントローラー)を組み合わせた音楽制作環境を提案していた。コントローラーに用意されたパッドを利用してキックを打ち込む方法や、好きな音色を選びつつ、すぐに打ち込みができるスピーディーな制作方法など、実践的な使い方を訪れた人に解説していた。
■ネイティブ・インストゥルメンツ・ジャパン
H:静科

防音材・吸音材を幅広く扱う静科のブースでは、Stillness Panelが展示されていた。これは従来のウレタンやグラスウールとは異なる硬い素材で構成された吸音パネルで、表面に0.01mmのアルミ繊維で作られた素材を使って低域を制御すると共に、内部の蜂の巣状のハニカムに吸音材を入れて、中・高音域を制御しているのが特徴だ。また新製品として、スピーカーの下に敷いて吸音と制振効果の両方を狙う吸音材も展示していた。
■静科
I:オタリテック

オタリテックのブースでは、ジェネレックのモニタースピーカー8351Aや8330Aなどを展示し、試聴できるだけでなく、音響を解析して出音のバランスを補正する「SAMシステム」の実力を体感できるコーナーを設置していた。また、参考出品として、イタリアのブランド、Cremacaffedesignのシンセ/タブレットマルチスタンドも展示。これは分解して持ち運びができ、iPhoneやiPad、コルグElectribeなどを乗せて操作するのに最適だ。
■オタリテック
J:クライナ

オーディオアクセサリー・メーカーのクライナは、床置きタイプ2種類と机の上に置くタイプ1種類という、計3種類のスピーカースタンド「Stage」を展示していた。このスタンドは、スピーカーを載せた時に重心が最も安定するのが特徴で、板に鉄とアルミの合わせ素材を使うことでスピーカーの振動を適切に逃している。底面にインシュレーターT-PROP(写真)を使っているのも注目で、こうすることでスピーカーの特性を引き出せるという。
■クライナ
●1階

1階には抽選会場を設置。各展示ブースで集めたスタンプを見せればハズレなしのくじを一回引くことができた。

●豪華景品(一部)

・Pro Tools年間サブスクリプション
(提供:アビッドテクノロジー)

・AT4040
(提供:オーディオテクニカ)

・ATH-M50x
(提供:オーディオテクニカ)

・G3Xn
(提供:ズーム)

・U-24
(提供:ズーム)

・Fukase Creator Pack
(提供:ヤマハミュージックジャパン)

・MASCHINE MIKRO WHITE
(提供:ネイティブ・インストゥルメンツ・ジャパン)

・microKEY-49
(提供:コルグ)

・Arturia KeyStep
(提供:コルグ)

・Propellerhead Reason 9
(提供:コルグ)

・SHIZUKA Stillness Panel
(提供:静科)

・VFE-4005H【3個】
(提供:AET)
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