2つのラジエーター、新開発のウーファー/ツイーターを搭載したモデル
メディア・インテグレーション「Focal Shape」シリーズ・リスニング・パーティーを開催
メディア・インテグレーション「Focal Shape」シリーズ・リスニング・パーティーを開催
2017/06/09
メディア・インテグレーションが、Focal Professionalの新シリーズ「Shape」のリスニングパーティーを6月9日NK SOUND TOKYOにて開催。当日は、Focalプロオーディオ・ワールワイド・セールス・マネージャーXavier Metzgerによる製品のプレゼンテーションが行なわれた。
さらにスタジオのオーナー・エンジニアであるニラジ・カジャンチも登場し、スピーカーのチェックポイントや活用方法など、自身が手掛けた楽曲をもとに解説も披露された。また、新たにオープンする第3のスタジオ「STUDIO BRONZE」にてサウンドを体験できるなど盛りだくさんのイベントであった。
実際にNK SOUND TOKYOに設置されていた「Shape」シリーズ。なお、ニラジ氏が以前から使用しているSM9も設置されていた
「Shape」は、“優れたスピーカー設計と小規模ルームでのリスニングに最適な調整機能の両立” という、ニアフィールド・モニタリングにおけるニーズに応えるべく設計されたフランス製のスピーカー(2017年7月発売予定)。
高い剛性を備えているアルミニウムと非常に優れたダンピング特性のマグネシウム。二つの合金によるM型のリバース・ドーム・ツィーター。従来のリバース・ドームと比較し、指向性が緩やかになり、より柔軟なリスニングポジションに対応。
“Made In France”でありながらも優れたコストパフォーマンスを誇る新開発のフラックス(天然の亜麻繊維)コーンにより、色付けの少ない自然なサウンド、ふくよかな中域の再生能力、そしてタイトな低域を実現。
3年におよぶ研究開発にて誕生したNICテクノロジーにより驚異的に安定した磁界回路を実現。パーフェクトなデザインがボイスコイルの動き(レンツの法則)、コイル内の電流(フーコー電流)、周波数の変調を抑え、歪みのないサウンドを実現している。
ラインナップ
「SHAPE 40」
コンパクト・ソリューション
価格: ¥49,000(1本)
Focal Professionalのラインナップ中もっともコンパクトなスタジオモニター。ニアフィールド・モニタリングのための完全なソリューション。60cmという極めて近距離でのリスニングでも、驚くほどの伸び伸びとした低域特性を保持し、10平米=5畳以下の小さなルームでも、その優れた設計と細やかな調整機能により理想的なリスニング環境を提供する
「SHAPE 50」
機能と多用性の追求
価格: ¥59,800(1本)
モニタリングスピーカーとして卓越した多用性を持つモデル。リスニング距離80cmという近距離での使用を想定しつつ、コンパクトなサイズを凌駕する、伸びのある低域特性(50Hz)を確保。優れたデザインと細やかな調整機能を備え、12平米=6.5畳以下のルームにも最適なモデルとなっている
「SHAPE 65」
リファレンスモデル
価格: ¥79,800(1本)
Shape 65は、Shapeシリーズのリファレンスとなるモデル。ニアフィールドに特化しつつも、並外れたクオリティと広域、低域共に、もっとも広い再生レンジを備えている。さらに、そのポテンシャルを発揮するために必要なリスニング距離はわずかに1m。シンプルにマストといえる、モニタースピーカーだ
新開発のコーン部分には優れたコスパを実現した天然の麻を採用している
亜麻を挟んだフラックス・サンドイッチ・コーン
特定の位置に重量を加え、ピストン運動を最適化。これにより1〜3kHzまでの周波数特性がフラットに向上し、サラウンドのレゾナンスをダンピング。さらに歪みを50%を低減
台湾のビル「台北101」の構造を参考にしていることも明らかにされた
TMDサラウンドの特徴を映像で解説
最適化されたファデラー型リングは中低域の歪みを50%低減
Profile
Neeraj Khajanchi (ニラジ カジャンチ)
Twitter(@kingneeraj)
マイケル・ジャクソン、 マライア・キャリー、ボーイズIIメン、セリーヌ・ディオン、ティンバランド などの海外一流アーティストをはじめ、三浦大知、EXILE SHOKICHI, 東儀秀樹, Alexandros, AI, 與真司郎 (from AAA), TOKU, SALU などの国内アーティストまでを幅広く手掛ける今最も多忙なレコーディング&ミキシングエンジニアの一人。
Xavier Metzger
(Focal プロオーディオ・ワールワイド・セールス・マネージャー)
Focal プロ・オーディオ部門のセールス責任者。豊富な製品知識を背景に世界各国のディストリビューター、ディーラーと共同でFocal Professional 製品のデモンストレーション、営業活動を推進、Foal Professional ラインの高い成長の中心人物の一人。
NK SOUND TOKYO
2014年10月にNeeraj Khajanchi(ニラジ カジャンチ)氏が自身の理想を追求し、単なるプロダクション・ルームではなく、クリエイティブな空間が生まれるようデザインされた今、最も注目のスタジオ。
メインのI/OであるSymphony I/Oに始まり、新旧を問わず厳選された機材、理想の響きのために、自ら輸入した壁の木材に至るまで、徹底的に追求された音質、そして、変幻自在な照明などアーティストが快適に、そして時に触発を受ける遊びゴコロが詰まった空間。
ここから生まれる作品に期待せずにいられない素敵なスタジオ。
Facebook(@studioinjapan)
Twitter(@NKSOUNDTOKYO)
関連する記事
ニュース
2023/12/25
2023/12/20
2023/12/18
インタビュー
2023/03/23
2022/09/15
2022/05/26
2022/01/26
特集/レビュー
2023/04/03
レクチャー
2022/11/15
2022/11/01