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【プロエンジニアがレビュー】コニシス「5601」

【プロエンジニアがレビュー】コニシス「5601」

2017/06/14


新型真空管「NUTUBE」を搭載した、荒々しい歪みが得られる個性派モデル

マイクプリ
コニシス
5601

オープンプライス(¥98,000前後)
問:㈱コニシス研究所
TEL:03-5735-0750
http://www.conisis.com/


 

高根:これはゲインツマミに存在感があって、ルックスがすごく個性的ですね。音も見た目の通り、ガッツがありました。
照内:チューブを内蔵しているのと、音を歪ませることができるのが特徴で、セッティング次第で歪み具合を自由にコントロールできます。
高根:ゲインがすごく高くて、中域の400Hzくらいにピークがあるんですね。その分、ハイが柔らかくて、ボーカルとかを太く録りたい時に向いていると思います。
照内:あと、チューブらしさを活かして荒々しいサウンドで録る時にも使えます。例えば、ドラムのアンビエンスマイクに通してワイルドな感じを足すと、独特の雰囲気が出ると思います。
高根:でも、TUBE DRIVEというツマミをゼロにすれば、クリーンな音作りもできます。
照内:ニーヴが優等生だとしたら、これは個性派ですね。オルタナ的なロックとか、真空管っぽいワイルドなサウンドが欲しい時にはオススメです。

製品概要
「5601」は、大幅な省電力化と小型化に成功した新型真空管「NUTUBE」を搭載しているマイクプリだ。ビンテージのトランスや半導体を使用した60年代式の回路設計により、マイルドで高品質なサウンドを実現。真空管に流れる電流を調整する「TUBE DRIVE」ツマミにより、原音に対して自由に歪み感を足すことができる

【SPEC】
●コントロール:フェイズスイッチ、ファンタム電源、ハイパスフィルター(12dB/Octスロープ)、ゲイン、チューブドライブ ●電源:API 500シリーズ互換の別売電源ラックから供給



SOT[Saunaで数えるOneからThousand]

【試奏環境】
マイクプリ系のモデルはソニーC-800Gというチューブ・コンデンサーマイクを使って、女性ボーカルとアコギをアビッドPro Toolsに収音してチェックをしました。EQやコンプ、トランジェントシェイパーは、キックやスネアなどの、すでにレコーディングしてある色々な素材を再生して、それにかけて試しています。ドラムの各パーツ以外にも、ベースとかの色々なパートでチェックをしてみました。ちなみに、モニタースピーカーはヤマハのNS-10Mで、ヘッドホンはソニーのMDR-CD900STとグラドのSR60eを使っています。ヘッドホンは、SPLの2Controlというモニターコントローラーに接続しました。

【試奏を行なったエンジニアProfile】
2016年結成。高根晋作、福原 充、照内紀雄からなるレコーディングエンジニア・ユニット。その類い稀なるセンス、確かな技術と経験に裏打ちされた大胆かつ繊細なサウンドメイキング、迅速で的確なオペレーション、チームの強みを活かした効率的なプロダクションによりMINMI、グループ魂、でんぱ組.inc、YUKI、amazarashi、GReeeeN、私立恵比寿中学、POLYSICSなど、ジャンルを超えた様々なアーティストの作品を手掛け、絶大な支持を得る。なお、日本全国世界各国のサウナ・温浴施設を愛し、週8で通いつめるプロフェッショナル・サウニスト集団としても活動している。

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