音楽業界の最先端を担うレーベルプロデューサーやクリエイター陣が直伝!

【SONIC ACADEMY SALON】参加者座談会

【SONIC ACADEMY SALON】参加者座談会

2018/02/09


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今回、座談会に参加してくれたメンターと会員の皆さん。右から作・編曲家の河田総一郎さん、佐々木 望さん、会員の立場湧也さん、近藤奈穂さん、宇宿秀希さん、川相賢太郎さん。実際のセミナーも、プロとアマチュアの垣根なく、このように和気あいあいとした雰囲気で行なわれるのが魅力だ

Soulife(ソウライフ)
2003年に結成された、河田総一郎(カワタ ソウイチロ/写真右)と佐々木 望(ササキ ノゾム/写真左)からなる音楽ユニット。2006年に「アゲハ」にてCDデビュー。2011年には遊助「一笑懸命」で作家デビューを果たす。これまでに欅坂46、乃木坂46、Flower、Little Glee Monsterなど、様々なアーティストに楽曲を提供している。また、ライブやギターレコーディング、ボーカルディレクションなどにも多数参加している。

 

取材:目黒真二
写真:小貝和夫


問:SONIC ACADEMY SALON
http://salon.sonicacademy.jp

月会費1,080円でプロの話が聞けて、指導も受けられる夢のサロン

「音楽を売るために必要なこと」を
プロから直接教えてもらえる

 

──まずは、このサロンの特色を教えてください。
佐々木:「音楽の作り方」を具体的に覚えることができるという点ですね。しかも、クリエイターやレコード会社のディレクターから直接「音楽を売るために必要なこと」を聞けるという点は、このサロンならではだと思います。
河田:音楽の売り方って、自宅で1人で作業をしているとわからないですよね。でも、このサロンに参加すれば、それがわかるんです。皆さんと話をすれば、自分の強いところも見えてきますし、その結果、コンペに通るヒントが見つかるかもしれないですね(笑)。

──それでは会員の皆さんにお聞きしますが、このアカデミーにはどんなことを知りたくて入ったのでしょうか?
川相:僕はバンドをやりつつ、1人でも制作をしてプロを目指しているんですけど、同じような志を持った人達が、どんなことを思っていて、どんな風に曲を作っているのかに興味がありました。
立場:僕は、有名な作曲家の方のインタビューでこのサロンのことが紹介されているのを見て、プロの方に直接色々なことを聞いてみたいと思いました。
近藤:私は普段は会社員で、ボーカルのレッスンを受けているんですけど、プロの人がどういう風に曲を作っているのかが知りたかったんです。
宇宿:僕はボーカリストに楽曲を提供しているんですけど、新しい刺激が欲しくて会員になりました。どんなことを教えてくれるのかにも興味がありましたし。

──では、メンターさんの話で参考になったことはありましたか?
宇宿:メンターの方達が制作した音を聴かせていただくと、やっぱり「プロの音」なんですよね。その秘密を知りたかったので、音源とか機材のことを聞いてみたんです。でも、実際には僕と同じような機材を使っているとのことで、やっぱり機材じゃなくて、その使い方やテクニックが重要なんだなと思いました。
近藤:私はメンターさんから「どういう風に音楽と向き合っているのか」という話をしていただいたのが参考になりました。例えば、「ワクワクして生きていきたい」という姿勢が、そのまま歌詞に表われているんですよ。それからプロの人って、私達以上に「音楽を楽しむ力があるんだ」ということがわかりました。

──メンターの方は会員さんと作業してみて、気づいたことはありますか?
河田:皆さんの考え方が、自分が作曲をやり始めた時によく似ているんですよ。自分もそうだったんですけど、あるパターンにはまり込んで、そこから抜け出せなくなって悩んでしまったことがあったんです。会員さんにはそうならないようにアドバイスさせていただいています。
佐々木:でも、このサロンは「教える」っていう感じじゃないんですよね。皆さんと「一緒に作っていく」という雰囲気があるのがいいんだと思います。

──具体的には、どのようなことを教えているのでしょうか?
河田:例えば、コンペって楽曲の設定とか条件が指定されるんですけど、それをそのままやったら、みんなと同じような曲が出来てしまうので、それを崩さないようにしながらも独自のアイディアに落とし込む方法とかをお話ししています。
佐々木:以前、社会人バンドにもアドバイスしたことがあったんですけど、プロの目に留まるには、それこそプロフィールの書き方も大切ですし、歌詞を「失恋の歌から不倫の歌にしようか」というように、大衆受けする曲の作り方とかをサジェスチョンできればと思っています。

 

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人材やヒット曲が生まれてくるのを
しっかり手助けしていきたい


──では、会員さんは今後、どういう内容のセミナーに参加したいですか。
近藤:私はボーカルなので、ボーカルディレクションやボーカルレコーディングのことをもっと教えていただきたいです。それから最近、作詞・作曲を始めたので、 そのことも知りたいですし。
宇宿:僕は、曲の顔となるボーカルをどう映えさせるのかに興味を持っていて、ボーカルのエディットとか、ミックスの仕上げの方法が知りたいですね。それと、やっぱりプロの方の制作現場に行って、ディレクターさんとアーティストさんとのやり取りも聞いてみたいです。
川相:そうですね、僕も実際のプロの制作現場を見させてもらいたいです。
立場:僕は、曲がコンペで通ってからメジャーで発売されるまで、どんな風に変わっていくのかが知りたいです。

──メンターのお2人は、今後このサロンをどういう風に発展させたいですか?
河田:きっとこのサロンから人材が育っていって、ヒット曲が生まれてくると思うので、それをしっかり手助けしていきたいですね。それが話題になれば、もっと色々な人がこのサロンに集まってくるし、そうしたらまた違う個性を持つクリエイターや作品が生まれると思います。
佐々木:直接レコード会社のディレクターさんと知り合って、コンペに参加できるチャンスが生まれるかもしれないなんて、すごく門戸が開かれていますよね。これは自分達の時代には考えられなかったことですよ。だから、サウンド・デザイナーの読者の皆さんにも、このサロンにぜひ参加してほしいですね。
立場:僕もこのサロンからコンペに参加して、ぜひ通りたいです。
宇宿:しかもその曲がヒットしたら、なお良しですよね。そうしたら、このサロンが一気に有名になりますよ!
近藤:とにかく月会費1,080円だけで、プロの話が聞けて、指導まで受けられるなんて、こんなにいい場は他にないんじゃないですかね。これからも続けて参加していきたいです。

メンバー限定イベントを随時開催!

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「SONIC ACADEMY SALON」では、音楽制作に役立つ様々な催しが行なわれている。
例えば、昨年の12月16日には「コライト」をテーマに、参加した会員を組み分けして、共同で楽曲を作って発表するという、非常にユニークな試みが行なわれた。レコード会社の部屋が丸1日使えるうえに、機材もサロン側が用意。しかも、ディレクターが指導もしてくれるという、まさにプロさながらの環境で作品作りが体験できるのだ。このような実践的なセミナーが受講できるのも、本サロンだけの売りだ。

「ソニックアカデミーサロン」で保本真吾さんの特別セミナーを開催!

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1月20日、SEKAI NO OWARIやゆずのプロデュースでおなじみのクリエイター、保本真吾氏が、「ソニックアカデミーサロン」に初登場した。
当日は、「アーティストの個性を引き出し、新しいステージに送り出すためのプロデュース術」をテーマに、個性豊かなアーティストと向き合い、凌ぎを削りながら、常に新しいものを目指し、ヒット作品を生み出すためのプロデュース術に触れることができた。
セミナーは、ソニックアカデミーサロンのメンバーのみ、無料で受講可能となっている。メンバー加入を希望する人は、https://salon.sonicacademy.jp/をチェックしてみよう。

 


 

SONIC ACADEMY SALON

ソニーミュージックが開設している「SONIC ACADEMY SALON」は、音楽業界の最先端を担うレーベルプロデューサーやクリエイター陣がメンターとして参加し、作曲、編曲、作詞、ボーカルディレクションなど、音楽制作におけるあらゆるテクニックを伝授してもらえる、アマチュア向けの会員制音楽制作コミュニケーションサロン。会員限定のイベントや勉強会などを定期的に開催しており、プロの話が直接聞けるのが特徴。

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