メジャーデビューアルバム
BULL ZEICHEN 88『アルバム2』インタビュー
BULL ZEICHEN 88『アルバム2』インタビュー
2018/04/04
元SIAM SHADE、現在はAcid Black Cherryなどのサポートでおなじみのドラマー淳士、T.M.RevolutionやTETSUYAのサポートを務めるベーシストIKUOが中心となって結成されたバンドBULL ZEICHEN 88(ブルゼッケンハチハチ/通称:ブルハチ)。彼らがアルバム『アルバム2』を3月28日にリリースした。今作は、メジャーデビュー作品でありながら、過去にリリースされたシングル表題曲6曲に、新曲4曲を加えたベスト盤。テクニカルなプレイとヘヴィかつキャッチ―なメロディ、そしてスクリーモを混在させた “ハッピーラウド” サウンドを詰め込んだ名刺代わりのアルバムだ。
ここではメンバー4人を迎えて、アルバム『アルバム2』の聴きどころをはじめ、新曲4曲の制作秘話について語ってもらった。さらに使用機材や4月5日よりスタートする全国ツアーに向けての意気込みについてもコメント。ファン必見のインタビューだ。
取材:橋本周大(編集部)
──まず、インディーズデビューから11年目にして待望のメジャー進出となりますが、率直なお気持ちを聞かせてください。
淳士 :正直なところ、メジャーとインディーズの境目が昔ほどないじゃないですか。ただ、インディーズというフィールドで10年やってきて、今回ご縁があって徳間さんからメジャーデビューさせてもらうってなった時、今こういうインタビューの場とか、インディーズでは僕達の自力だけでは成し得なかったことではあるんです。やっぱり、すでにメジャーの威力というのはスゴく痛感しています。
sebastian:「あざーっす!」って感じです。
淳士 :だから本当に思っていた以上に、というか考えもしなかった「BULL ZEICHEN 88」という看板を全国にばら撒いていただけるという期待がスゴくあります。
──メジャーとインディーズでの活動を両方経験されている淳士さんだからこそ感じられた違い、ということですか?
淳士:うーん、というよりも、例えばゴールデンボンバーが大きな壁を打ち崩したこともあるじゃないですか。そういう「メジャーって何だっけ?」って思わせるような功績を残した人達もたくさんいますし。
──なるほど。
淳士:とは言え、「じゃあそれが、どのバンド、アーティストにも当てはまるか?」と考えたら、全然そうではないと思うし。本当にスタートはメジャーデビューを目標にしていたわけじゃないんです。でも、10年経ってまぁ色々な流れと思いがあって、こうやってデビューさせてもらえることになったので。結果的にメジャーの力ってスゴいなと感じています。
──では、今作『アルバム2』の制作についてお聞きします。いつ頃からスタートさせたのですか?
淳士:去年末だよね?
IKUO:うん、そうだね。まず、2016年末にZepp Diver Cityで10周年記念ライブをやったんです。そこがインディーズの集大成と位置付けていて、その次の目標が見えなくて模索していて。その時に「メジャーに行くってのはどうかな?」って話が出たんです。そうすれば、新たにモチベーションが上がるし。なので急遽なんです。
──時間的にはどれぐらいで?
IKUO:Zepp Diver Cityでのライブが終わって、数ヶ月後かな。昨年東名阪ツアーの開催が決まった時に「1つ目標を持ってツアーファイナルを終われば、来年が見えてくるんじゃないか?」と。それで、“ファイナル公演でメジャー進出を発表する” というのを10月ぐらいに思い立ったんです。
──かなり慌ただしかったのですね。
IKUO:「僕らをメジャーデビューさせてくれるレコード会社さんはいませんか?」と色々回ったんです。そして、徳間さんが「ぜひ!」とお返事をいただき、無事ツアーファイナルで発表という戦略を実現することができたんです。ただ、条件があって、“2018年3月リリース” という...しかもアルバムで(笑)。
──「シングルでリリースしたい」という考えはあったのですか?
IKUO:いや、まったく。本来は「夏ぐらいかな」というイメージを持ってました。
sebastian:12月にシングル「epilogue」をリリースするし...と思ってたんです。
IKUO:だけど、そうは問屋が卸さないという事情がありつつも、これまでリリースした作品を集めたベスト盤に新曲4曲を追加することになって。というより、「4曲なら間に合うかな」と。
sebastian:「なんとかいけるだろう」って。
IKUO:新曲10曲は無理でしたね(笑)。でも、結果としてメジャーデビュー作品なので、ベストにして良かったと思います。
──ではコンセプトというのは特に設けなかったのですか?
sebastian:そうですね。とりあえず「4曲足りないから書いてこい!」という状況だったので。10曲揃って「どうにかアルバムが出せるね」という。
IKUO:『アルバム』という作品が存在しているんですが、僕らは基本アルバムを出さないバンドなので。
──シングルをたくさん出されていますよね!
IKUO:そうなんです。
──となると、『アルバム2』というタイトルもすぐに決められたのですか?
sebastian:もう、すぐですね。
淳士:即決でした(笑)。内容が内容なので。
IKUO:これしかない!と。
栄二郎:うん。
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