──さて、今回の「I LOVE YOU」はミュージックビデオも公開されていますよね。ミュージックビデオにはFUKIさんのアイディアも入っているのですか？

FUKI：はい。ビデオの監督さんと制作内容や衣装を決める段階から参加させて頂きました。そのままの私を見せたかったので、衣装には私服も入っていますし、アクセサリーなども自分のものを使いました。

──私服というと、FUKIさんは普段はどんな服がお好みですか？

FUKI：私は古着が好きですね。

──映像では、広い草原も出てきますが、どちらで撮影されたのですか？

FUKI：あれは埼玉の牧場なんですよ。

──ちょっと海外を思わせるくらいの壮大さがありましたよね。

FUKI：ありがとうございます。実は最初に海辺で日の出のシーンを撮るために、朝3時に千葉に向かい日の出を待っていたのですが雲が多くて（笑）。その後、埼玉に移動して草原のシーンを撮りました。

──ずばり今回のミュージックビデオの見所はどこでしょうか？

FUKI：今回、作品のコンセプトは“キラキラの中にある切なさ”なんです。私は海や自然が好きなのですが、やっぱり自分のバックグラウンドとして生まれ育った東京があります。その２つをドッキングというか、自然に対して東京のキラキラした感じというか。曲のアレンジも“キラキラの中にある切なさ”というのがキーワードになっています。そういった部分を感じて頂けたらと思います。

──さて、今回のシングルには「I LOVE YOU」以外にも3曲が収録されていますが、それぞれの曲についてもエピソードを教えて頂けますか。まず「アイ」という曲はいかがでしょう？

FUKI：「アイ」はレコーディングの時に本当に苦労した曲です。歌詞を見ても、”私はこんなに深い愛を感じたことあるのだろうか？”という疑問から始まってしまって。自分なりの解釈で表現するのがとても難しかったです。

──この曲は作詞・作曲が秦基博さんなんですね。

FUKI：そうです。

──この曲もFUKIさんがカバーしたいというところから始まって？

FUKI：はい。

──カバーしてみて気付いたことなどありましたか。

FUKI：とにかく心を込めて、優しく歌うことに集中しました。ここはどうしようとか？とか、裏声で歌おうか？などそういったことは考えずに、これは気持ちで持って行く曲だと思った記憶があります。