「みんなで『SINGALONG』ができて、本当によかった!」

緑黄色社会、12月5日、神奈川・KT Zepp Yokohamaにて有観客配信ライブ「SINGALONG tour 2020 -last piece-」開催!

緑黄色社会、12月5日、神奈川・KT Zepp Yokohamaにて有観客配信ライブ「SINGALONG tour 2020 -last piece-」開催!

2020/12/06

緑黄色社会photo by 安藤みゆ

 

緑黄色社会
緑黄色社会
緑黄色社会のワンマンライブ「SINGALONG tour 2020 -last piece-」が12月5日、神奈川・KT Zepp Yokohamaにて開催された。
 
新型コロナウイルス感染拡大の影響により、当初は2020年春に予定されていた緑黄色社会の最新アルバム『SINGALONG』のCDリリースは9月に延期(配信のみ4月リリース)、5〜6月に開催予定だった全国リリースツアー「SINGALONG tour 2020」も11月スタートに延期の後に中止を余儀なくされることとなった。
そんな中、一夜限りの有観客&配信公演として開催された今回のワンマンライブ「SINGALONG tour 2020 -last piece-」は、珠玉のソングライター集団として/圧巻のライブバンドとしての緑黄色社会のポテンシャルを、改めて今この時代に刻みつける名演だった。
 
舞台の幕が開き、長屋晴子(Vocal & Guitar)、小林壱誓(Guitar & Chorus)、peppe(Keyboard & Chorus)、穴見真吾(Bass & Chorus)とサポートドラマーの5人は、オープニングナンバー「SINGALONG」から「sabotage」に流れ込み、満場のクラップを巻き起こしていく。

さらに、「『SINGALONG tour』、楽しもうね!」という長屋のコールとともに響かせたのは「Mela!」。日本テレビ『スッキリ』内の「ひとつになろう!ダンスONEプロジェクト」のテーマ曲として、全国の高校生の熱いダンスパフォーマンスを呼び起こしたこの曲では、宝仙学園高等学校 女子部 ダンス部「ReguLu's」のメンバーがステージに登場。躍動感あふれるダンスアクトで、晴れやかなバンドサウンド&長屋の伸びやかな歌と共鳴し合っていた。
 
映画『初恋ロスタイム』主題歌の名曲バラード「想い人」、TVアニメ『僕のヒーローアカデミア』第4期文化祭編エンディングテーマ「Shout Baby」など、ライブ前半は冒頭からアルバム『SINGALONG』の曲順通りにライブは進んでいく。新型コロナウイルス感染防止対策のため、会場には観客の歓声や合唱こそなかったものの、「みんな、どこにいても、必ず音楽でつながってるから!」(小林)、「声に出せなくても、心で、体で、一緒に歌ってくれたら嬉しいです!」(長屋)と呼びかける言葉が、そして何よりバンドが繰り出す楽曲とアンサンブルのひとつひとつが、客席のみならず配信画面越しの観客も含め、観る者すべてを眩い歓喜の景色へと導いていく。
 
「みんなで『SINGALONG』ができて、本当によかったです!」
 
アルバム『SINGALONG』のラストナンバー「冬の朝」まで終えたところで、長屋のそんな万感の言葉を残してメンバーが一時退場。暗転した舞台には、バンドの「これから」の告知が次々と映し出されていく。

「新曲『結証』がTVアニメ『半妖の夜叉姫』2021年1月クールのエンディングテーマに決定」「2021年初夏には全国ホールツアーを開催」……新たなアナウンスのたびに、場内は驚きと歓喜の拍手に満たされていった。再び舞台に登場したメンバーは、新曲「Copy」を披露。ストリングスの流麗なサウンドとオルタナティブロック感とがせめぎ合うドラマチックなバラード曲が、緑黄色社会の「その先」を力強く指し示すように響いた。
 
「LADYBUG」の情熱的な高揚感から、ライブは一気に終盤へ。「始まりの歌」に熱いクラップが沸き起こり、シャボン玉の舞う中で弾けた「Alice」が音楽の多幸感そのもののように鳴り渡る。コロナ禍の2020年を振り返りつつ、「今日を迎えられて、一緒にこの日を作ってくれて、本当に嬉しいです」「会えない期間、人とのつながりを感じられる年でもありました」と語る長屋の言葉からは、さらなる成長への意欲が確かに窺えた。

本編の最後に演奏したのは「Re」。《何度でも言うよ 僕らもう一度》……そんなラストのフレーズが、困難の中で行われたライブの大切な意義とともに、ひときわ強く深く胸を震わせた。
 
アンコールでは「今年の夏に『SINGALONG』に加わった新しい仲間」という紹介とともに、アルバム『SINGALONG』の「初回生産限定夏を生きた盤」に収録された「夏を生きる」を披露。ライブハウスの空間を真夏の風景に塗り替えるような爽快なサウンドスケープが、バンドと音楽の未来を照らし出す希望そのもののように広がっていった。
 
文:高橋智樹


01.SINGALONG
02.sabotage
03.Mela!
04.想い人
05.inori
06.Shout Baby
07.スカーレット
08.一歩
09.愛のかたち
10.幸せ
11.Brand New World
12.あのころ見た光
13.冬の朝
14.Copy
15.LADYBUG
16.始まりの歌
17.Alice
18.Re
En.夏を生きる
 
▼SINGALONG tour 2020 -last piece-
アーカイブ視聴期間:12月6日(日)12:00~12月8日(火)23:59まで
配信視聴チケットは12月7日(月) 23:59まで販売
 
●uP!!!・配信視聴チケット(LIVEのみ):2,750円(税込)
●uP!!!・配信視聴チケット(アフタートークのみ)990円(税込)
お申し込み ▶ https://up.auone.jp/articles/id/81967?ref=os
 
▼FC限定 貼りPASS仕様ステッカー付 配信視聴チケット
●LIVE+アフタートーク:3,900円(税込)
●LIVEのみ:2,900円(税込)
詳細・お申込み ▶ https://ryokushaka-fc.com/s/n102/news/detail/10101
 
 

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