プライベートスタジオの作り方 2016(防音/吸音/電源/ノイズ対策などのアイテム大紹介)

メーカー別で3つの自宅スタジオ構築例を紹介

メーカー別で3つの自宅スタジオ構築例を紹介

2016/05/06


【スタジオ構築例1】TASCAM編


音質にこだわりたい人にオススメの
高品質で曲が作れるシステム

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シンプルなシステムで音楽制作が始められる構築例

お手軽かつリーズナブルにプライベートスタジオを作りたいのなら、「DAWソフト、オーディオインターフェイス、ヘッドホン、マイク」という宅録の基本ツールが揃うバンドルセットを手に入れるといいでしょう。この4つのツールを手に入れば、ギターとボーカルのレコーディング、ドラムやシンセなどのMIDIの打ち込みといった曲作りの基本的な作業がすべて行なえます。

このシステムでミックスまでしたいのなら、上記のツールにモニタースピーカーを買い足すといいでしょう。デスクトップなどの限られたスペースにモニタースピーカーをセットする場合は、このページで紹介しているような小型のモデルがリーズナブルなうえに小さな音量でも作業ができるのでオススメです。

タスカム  
TASCAM TRACKPACK 2x2
オープンプライス(¥25,000前後) 
※卓上マイクスタンド、マイクケーブル付属
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TASCAM TRACKPACK 2x2

TASCAM TRACKPACK 2x2は、オーディオインターフェイス「US-2x2-SC」と、モニタリング用ヘッドホン「TH-02」、コンデンサーマイク「TM-80(※)」がセットになったオールイン・パッケージです。

タスカム・プロフェッショナル・ソフトウェア「SONAR X3 LE」とスタインバーグ「Cubase LE 8」という2つのDAWソフトをバンドルしているうえ、各機材の操作性がシンプルで、手軽に歌やギターの録音ができるのが特徴です。

タスカム  VL-S3
オープンプライス(¥11,111前後/ペア)
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VL-S3

VL-S3は、デスクトップにセットした際に優れた再生能力を発揮するモニタースピーカーです。本体にアンプが入っており、横幅110mm、高さ170mmというコンパクトなサイズながら、80Hz~22kHzというワイドレンジでの再生が可能となっています。プライベートスタジオに設置することはもちろん、重量が軽いので持ち運んでモバイル用途で使用するのにもオススメです。
問:ティアック㈱タスカムカスタマーサポート 
TEL:0570-000-809 
http://www.tascam.jp/

【スタジオ構築例2】Pioneer DJ編


トラックメイクやミックスの
クオリティをアップできるモニタリングシステム

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高音質なモニタリングを意識したシステム例

高音質なサウンドを再生できるモニタリング環境を整えれば、トラックメイクやミックスを行なう際に細かい音色のニュアンスまで聴き取ってジャッジすることが可能となり、作品のクオリティアップにつながります。

モニタースピーカーやヘッドホンは機種によって個性があり、各モデルごとに出力されるサウンドが違うので、実際に楽器店に足を運び、様々なモデルを試聴して好みの音質を持つ製品を手に入れるのがベストです。

モニタリング機器を選ぶ際は、「フラットな音を再生する」モデルをセレクトするのが基本です。そうすることで、音色のキャラクターやエフェクターのかかり具合、定位感や音の奥行きなどを確認しやすくなります。

Pioneer DJ  HRM-7
オープンプライス(¥19,000前後)
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HRM-7

HRM-7は、フラットなモニタリングを行なうことができる密閉型のヘッドホンです。低反発素材と高反発素材を組み合わせたイヤーパッドが耳を優しく包み込んでくれるため、長時間使用しても疲れにくく、ストレスを感じずに作業が行なえます。密閉型ながら開放型のような空気感まで感じられるため、楽器やボーカルの録音からトラックメイクやミックス作業まで、様々な作業に向いています。

Pioneer DJ  RM-05
オープンプライス(¥67,000前後/1本)
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RM-05

RM-05は、音像や定位を確認しやすい同軸ユニット(5インチのウーファーとツイーターの発音位置を同軸上に揃えた方式)を採用したモニタースピーカーです。50kHzという超高域の再生に対応するHSDOMツイーターを採用し、高解像度の音源も忠実に再生してくれます。

また、不要な共振を排除するアルミダイキャスト筺体と独自のAFASTテクノロジーにより、内部の定在波を効果的に抑制するため、小音量でも安定感のある低域を再生することが可能です。
問:Pioneer DJ サポートセンター
TEL:0120-545-676
http://pioneerproaudio.com/

【スタジオ構築例3】SPL/RCF編


音質にこだわりたい人にオススメの
高品質で曲が作れるシステム

音質を追求したいのなら、高音質なモニタースピーカーに加えて、質の高い「マイクプリ」を搭載したオーディオインターフェイスや、ハイクオリティな「ヘッドホンアンプ」を使いましょう。プリアンプとは、マイクで拾った音(信号)のレベルを上げるためのもので、この機材の品質によって楽器や歌の音質が大きく変わります。

ヘッドホンアンプを使うと、どんなヘッドホンでも十分な音量を出すことが可能になり、本来の音質を十分に引き出すことができるようになります。

SPL  Creon
¥62,500
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Creon

Creon(クレオン)は、ハイクオリティなマイクプリやモニターコントローラー、USBオーディオインターフェイス機能をひとつにまとめたモデルです。サウンドのクオリティは、最高24ビット/192kHzに対応しており、質の高い「SPLディスクリート・マイクプリアンプ」を2系統搭載しています。

また、iOSデバイスによる録音とモニタリングが手軽に行なえる「USB Class2.0コンプライアント」という規格に対応しているのもポイントです。

SPL  Model 1320 Phonitor mini
¥86,000
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SPL  Model 1320 Phonitor mini

Model 1320 Phonitor miniは、シンプルな操作性と高音質、そして低価格を実現したヘッドホンアンプです。本機は一般的なオーディオ機器の約4倍の電圧で動作するため、30dBを超す広いヘッドルーム、130dB以上のダイナミックレンジ、100dBを超すS/N比を誇っています。宅録の他、Hi-Fiオーディオのリスニングにも使うことができます。

RCF  AYRA4
¥44,800/ペア
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AYRA4

AYRA 4は、RCFの人気モニタースピーカー「AYRAシリーズ」の最小モデルで、高品質なソフト・ドームツイーターと4インチのコンポジット・グラスファイバー・ウーファーを搭載したパワード・モニタースピーカーです。自宅スタジオなどのニアフィールド(近い距離)で使用することを意識して開発されており、宅録環境での使用はもちろん、本格的なミックスでも使える高い解像度を有しています。
問:㈱エレクトリ
TEL:03-3530-6181
http://www.electori.co.jp/spl/

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