エンジニア原 朋信氏が徹底チェック

【低価格で高音質なアコギ向きのコンデンサーマイク5本を試聴】sEエレクトロニクスX1S

【低価格で高音質なアコギ向きのコンデンサーマイク5本を試聴】sEエレクトロニクスX1S

2017/09/15


フラットでありながら演奏者がプレイしやすい色気もある

sEエレクトロニクス
X1S

¥23,000
問:㈱フックアップ 
TEL:03-6240-1213
http://www.hookup.co.jp
 

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デザインが洗練されていてカッコいいですよね。赤いロゴもオシャレです。
サウンドは基本的にはフラットで、ミックスでの音作りがしやすい素直なキャラクターなんですけど、演奏者がプレイしていて気持ち良さを感じる色っぽいところもあるんですよ。レスポンスも非常に良くて、馬場さんも「左手のスライドとかに対する反応がすごく早い」と言っていました。
それと、ダイナミックレンジが非常に広いので、録音時はコンプで音量を揃えてあげる必要がありますが、逆にピッキングの強弱とかをしっかり再現してくれるので、プレイヤーはニュアンスをコントロールしやすいと思います。下から上までバランス良くキレイに録れますし、色気や高級感もある点から考えると、とてもこの価格帯の製品とは思えない出来ですね。アコギの弾き語りとか、生楽器を中心にした音楽の制作には特に向いていると思います。

【製品概要】
「X1S」は、同社のベストセラー・マイク「X1」を改良して開発された、コストパフォーマンスに優れたモデルだ。経験豊富な熟練工によって組み立てられるハンドメイドのカプセルと、再設計された電子回路により、広いダイナミックレンジと高い感度を実現している。本体をラバー素材で覆うことで、共振を効果的に抑えてくれるのもポイントだ。

【SPEC】
●指向性:単一指向性 ●最大入力SPL:160 dB ●感度:30 mV/Pa(ー30.5 dBV)
●周波数特性:20Hz〜20kHz ●出力インピーダンス: 125Ω
●外形寸法:長さ=169mm/直径=58mm   ●重量:445g 

 


原 朋信氏

馬場一人氏

【試聴環境】
今回の試聴は、各モデルをAMATERAS 1011(マイクプリ)につなぎ、RME MultiFace(オーディオインターフェイス)経由でスタインバーグCUBASE PRO 9に録音しました。マイクは、アコギから30cmほど離して12フレットのあたりにセットし、そこからサウンドホールを狙うことでプレイヤーが聴いている音に近いサウンドを収録しています。ギターはマーティンD-41を使用。試聴に協力してもらったギタリストの馬場一人さんには、アコギの奏法による音の違いが判別しやすいように、アルペジオやコードストロークなど、様々な弾き方をしてもらいました。ちなみに、モニタリングにはAMATERAS 9012M(スピーカー)とゼンハイザーHD25 MK2(ヘッドホン)を使っています。

【プロフィール】
原 朋信(ハラ トモノブ)
1人宅録ユニット「シュガーフィールズ」でデビュー。その後レコーディングの腕を磨き、レコーディング/マスタリングエンジニアとして活躍する。現在は、自身のスタジオ「カフェオレーベル・スタジオ」を設立。これまでに、くるりやスネオヘアーなどのレコーディングを手掛けている。

馬場一人(ババ カズト)
14歳でクラシックギターを始める。中学〜高校時代にバンド活動を続け、卒業後は音楽学校に進学。在校時からプロとして仕事を始める。 卒業後はギタリスト、作・編曲家、バンド活動と並行して、音楽専門学校の講師を10年以上務めた経験もある。現在はアニメ「ZOIDS」の主題歌などでおなじみの癒し系ロックバンド“RAMAR”のギタリストとしても活動中。
 



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