高柳明音(SKE48)とのデュエット曲も収録!

野口五郎『The birth GORO anniversary』
インタビュー

野口五郎『The birth GORO anniversary』インタビュー

2016/02/24

スタジオが欲しくて自分の家を建てたようなものですから。


──歌録りのときのマイクは何を使っているのですか?

野口:67(ノイマン)ですね。それはデビューしたときに歌った「私鉄沿線」でも同じで、41年前に手に入れたマイクをずっと使い続けています。今回のアルバムの歌は全部それで録っています。

──ノイマンには87とかもありますよね。67マイクが気にいっている理由は?

野口:僕に合っている。時代の流れで他の87とかも使ったことはありますが、やっぱり67が合ってると思う。

──当時の「私鉄沿線」では、シタールも野口さんご自身がお弾きだったんですよね?

野口:はい。

──その頃と言えば、10代ですよね?

野口:そうですね。18〜19歳とか。

──それは自分でやると宣言して弾いていたのですか?

野口:大概は自分でやってましたね。でも、当時はスターからアイドルって世界が出てきて、アイドルはあまりそういうことができちゃいけない時代だったんです。だから、ひた隠しにして。ただ、僕の性格からすると、海外レコーディングをさせたり、自由にさせないとおかしくなっちゃうと思われたみたいで(笑)。

──もともと、ご自身でレコーディングを始めたのはいつ頃なのですか?

野口:僕、ミキサー始めたのは18ですから。42年前ですね。16chが出て来たときに、オーディオデザインという会社のをアメリカから取り寄せて。

──当時は何百万の世界ですよね?

野口:それじゃ済まないくらいですね。アメリカから来るときは兵器扱いでしたから(笑)。家にトレーラーが来て打ち上げるみたいな。パッチングしながらレコーディングして、一人でやっていたので足下にRec、Stopなどのペダルも作って。

──それは自作ですか?

野口:そうです。自宅にスタジオを作っちゃったんです。というか、スタジオが欲しくて自分の家を建てたようなものですから。

──当時、そのスタジオで作った作品も世に出てたんですか?

野口:テレビ番組の前テーマとか後テーマは、僕のよく知っているプロデューサーに頼まれて作ってましたね。

──話は変わりますが、昔、お正月に隠し芸大会で玉に乗ってギター弾いていることもありましたよね?

野口:よく覚えてらっしゃいますね。

──で、弾いてる曲がラーセン・フェイトン・バンドで。普通はクラプトンとかサンタナをやるじゃないですか。かなりマニアックな方だと思いました。

野口:しかも玉乗りながらですからね(笑)

──今回のアルバムの4曲目「でも好きだよ」は、個人的にもギターフリークのツボにハマる曲だと感じました。

野口:僕はサンタナも大好きですが、クラプトンも大好きなんです。リッチーブラックモアもラリーカールトンもね。この4曲目では、ちょっとストラト系を鳴らしてみようかなって。途中のオブリはストラトで、エンディングの方は昔ヤマハさんで作ったオリジナルのギターを弾いてます。「真夏の夜の夢」を歌っているときに、ヤマハさんで作ったものがあるんですよ。

 

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【CD+DVD】
IOCD-20370/B
4,056円(税別)

【CD】
IOCD-20371
3,056円(税別)

【CD+TOL】
IOCD-20369
6,056円(税別)
※限定1560個
スペシャル版LPジャケットサイズ

 

The birth GORO anniversary

2016.2.23発売


【CD収録曲】
1. 僕をまだ愛せるなら
2. 君に逢いたいよ
3. また、めぐり逢うために
4. でも好きだよ
5. 愛してると言うまえに
6. 再会タイムマシン
7. Rainy~会えない週末
8. 甘い生活(2016年)
9. 私鉄沿線(2016年)
10. それぞれの時 〔高柳明音Ver〕
11. 僕をまだ愛せるなら(Acoustic Ver)

【DVD収録内容】
MV
僕をまだ愛せるなら
再会タイムマシン
それぞれの時 〔高柳明音Ver〕
DVD 映像特典 素材
「でも好きだよ/愛してると言うまえに」
レコーディング風景
「僕をまだ愛せるなら(Acoustic Ver)」
レコーディング風景

【TOL収録内容】
・2016 年2 月13 日渋谷文化村
 オーチャードホールライブ映像
・メッセージ・・・デビューから
 45年の思いを語る
・少年期のレア映像・音源数曲
・MV それぞれの時 〔高柳明音Ver〕

野口五郎(ノグチゴロウ)

本名:佐藤 靖
生年月日:1956年2月23日
出身地:岐阜県美濃市
次男
血液型:A型
星座:魚座


1970年代の日本を代表する男性アイドル。西城秀樹、郷ひろみと共に新御三家と呼ばれ、1974年11月25日、「甘い生活」で初のオリコン週間チャートの第1位を獲得。1975年2月10日、実兄 (佐藤寛)作曲による「私鉄沿線」が有線放送をきっかけに大ヒットし、「甘い生活」から2作品連続してオリコン週間チャートの第1位を獲得する。その後も数々のヒットを飛ばし、日本レコード大賞や日本有線大賞を受賞。NHK紅白歌合戦などにも出場する。
 

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