オーディオ評論家の野村ケンジさん、音楽エンジニアの間瀬哲史さんも太鼓判を押す音質の良さ!
【スグレモノ発見!】
campino audio「CP-SP500H」徹底レビュー
【スグレモノ発見!】 campino audio「CP-SP500H」徹底レビュー
2016/10/28
◎製品の特徴を紹介!
興味深いコンセプトを持つ、新しい国内オーディオブランドが誕生した。その名もcampino audio。生粋の“ジャパン”ブランドならではのアドバンテージを活かし、良質なサウンドはもちろんのこと、ユーザーの使用環境にも十分配慮したデザインやユーザビリティを追求。同時に、販路をメーカー直販のみに限定することで価格を抑え、コストパフォーマンスの高さまでも実現しているというから興味深い。それでは、早速製品を解説していこう。
●新鋭オーディオブランド「campino audio」
同ブランド初製品となったカナル型イヤホン「CP-IE300H」は、「壺」をモチーフにした「ヴェイスデザイン」のアルミニウム削り出しハウジングやチタンコート振動板などを採用することで、音質も質感も、フィット感も良好な製品を作り上げて、かつハイレゾ対応モデルとしては異例なほどの安価なプライスタグが付けられている。そして、このcampino audioの第2弾となる新製品がハイレゾ対応のポータブルスピーカー「CP-SP500H」である。
こちら、端的にいえばBTスピーカー、一体型スピーカーなどと言われるジャンルの製品で、スピーカーを搭載した小型ボディにBTレシーバーを搭載し、スマホなどから手軽に音楽再生が行えるというモノ。とはいえ、このカテゴリーの製品は機能性や手軽さが重要視される傾向があり、音質よりも機能や価格が優先されがち。数1000円の“音が出ていればいい”製品が主流となっている。また、国内外の有名オーディオブランドから音質を重視した製品もリリースされているが、こちらは数万円、10数万円という価格になっていたり、現在の市場は両極端なラインナップになっている。そんなカテゴリーに対して、手軽さを保ちつつも、良質なサウンドを追求したのがこの「CP-SP500H」だという。
●4スピーカー、4アンプ、さらに低域増強用
パッシブラジエーターによる贅沢な構成
実際、「CP-SP500H」の詳細を見てみると、かなりこだわって作り上げられた製品だということがよく分かる。幅230×奥行き70×高さ69mmという、持ち運びしやすいコンパクトなボディサイズを保ちつつ、その内部には中低域用コーン型スピーカーと高域用ドーム型トゥイーターを左右1ペアずつ搭載。この4つを別々のアンプで駆動する(バイアンプ駆動などと呼ばれる方式)という、音質重視のシステムが採用されているのだ。
さらに、低域の補強のためにパッシブラジエーター(メインスピーカー背面の空気圧変動を利用して低音補強を行う装置)も搭載。一般的に、ここまで凝ったメカニズムを搭載しているBTスピーカーはそうそうないし、同じ価格帯のなかにはモノラル構成の製品だってあり得る。500mlペットボトルと同じくらいの容積しかない「CP-SP500H」の内部に、ここまでのパーツ類をレイアウトできているのだから恐れ入る。まだ誕生したばかりのメーカーとは思えない、技術力の高さだ。
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