オーディオ評論家の野村ケンジさん、音楽エンジニアの間瀬哲史さんも太鼓判を押す音質の良さ!
【スグレモノ発見!】
campino audio「CP-SP500H」徹底レビュー
【スグレモノ発見!】 campino audio「CP-SP500H」徹底レビュー
2016/10/28
◎音質や活用方法をプロの視点で解説!
オーディオ評論家の野村ケンジさんの製品解説に続き、ここからはサウンド・エンジニア間瀬哲史さんの「CP-SP500H」試奏インタビューをお届けしよう。教授こと、あの坂本龍一さんのツアーにも同行した経験を持つ間瀬さんの反応は果たして!?
──まず「CP-SP500H」の第一印象はいかがでしたか?
間瀬:重量感もあって、しっかりできているなと。あと、パッと見たときに、メニューのボタンもわかりやすく配置されているなと感じました。
──今回、どのような環境で製品を試聴されたのですか?
間瀬:まずは、iPhoneの出力を「CP-SP500H」の「AUX」につないで、僕がリファレンスとしている曲(キザイア・ジョーンズ「Million miles from Home」、ホリー・コール「I Can See Clearly Now」など)を何曲か聴いてみました。ハイレゾをうたっているスピーカーだけあって、音のクオリティは充分だと思います。他社のモデルでは、低音が強調されているものも多く、そういった製品と比べると低域はかなりスッキリしていますね。個人的には低域が強過ぎると聴いていて疲れるし、このナチュラルな方向性は好きです。
──ボーカルの聴こえ方などはいかがでしたか?
間瀬:中高域に関しては、分離も良くてすごく聴きやすいですね。リファレンスで聴いていた楽曲は、定位感もあったし細かいパーツまで確認できました。あと、先ほど低域がスッキリしていると言いましたが、「CP-SP500H」は背面方向に低域のパワーが出ているので、製品を壁に近づけると音が反射されていい感じにローが増強されます。
●リスニング用だけではなく、音楽制作にも使える
Bluetooth対応スピーカー
──今回、エンジニアのお仕事でも「CP-SP500H」を活用したとお聞きしましたが。
間瀬:そうなんですよ。僕は普段、ミックスやオーディオの仕込みをインイヤーモニターで行なうことも多いのですが、やっぱり耳も疲れやすくて。で、今回MacBookの音をBluetoothで「CP-SP500H」に飛ばしてみたんです。すると、問題なく使えて。歌のエディットやタイミングの修正なんかも疲れずにできました。
──音楽ソフト(DAWソフト)は何を使われたのですか?
間瀬:色々なDAWソフトを検証してみたのですが、apple純正の「Logic Pro X」や「GarageBand」で問題なく使えましたよ。Bluetoothのおかげでスピーカーを手軽に持ち出せるので、ミュージシャンと確認作業をしたり、打ち合わせにも使えて便利です。よく考えてみると、今まで音楽制作環境でBluetooth対応のインターフェイスを使うという発想自体がなかったのですが、そういった意味では今回の試奏で新たな発見になりました。自分でも「あぁ、この使い方いいなぁ」と(笑)。
──それはマニュアルにも書かれてない使い方ですよね。
間瀬:はい。僕も今回の試奏で色々と試す中で発見しました。スタジオ作業が続いていると、ヘッドホンやモニタースピーカーだけでなく、わざと環境を変えて小さいスピーカーで確認したりもするんですね。昔はラジカセで試したこともありましたが、今後は「CP-SP500H」のようなBluetooth対応のスピーカーでチェックする時代が来ると思います。
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