「PAN」のうまい振り方
Rickie Lee Jones「My One And Only Love」
【有名曲で音像の作り方を分析3】
Rickie Lee Jones「My One And Only Love」【有名曲で音像の作り方を分析3】
2015/09/29
ここでは国内外のアーティストの有名曲を取り上げて、それぞれの定位を分析してみた。実際にCDを聴いて左右の音像を確認しながら、プロならではのパンのテクニックを盗んでほしい。
定位で聴かせるアコースティック系のお手本
リッキー・リー・ジョーンズの「My OneAnd Only Love」は、ウッドベースとガットギター、アコーディオンが絶妙に絡み合う、優しい雰囲気のスローなナンバーだ。ボーカルをはじめ、各楽器が絶妙な定位に配置されており、まるでカフェで生演奏を聴いているかのようなミックスとなっている。薄いルームリバーブをかけて自然な響きをプラスすることで楽器本来の音が出るようにし、パンで各楽器の分離を良くしているのが印象的だ。
●収録アルバム
『POP POP』
※輸入盤
『POP POP』
※輸入盤
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