「PAN」のうまい振り方

B'z「ultra soul 2011」
【有名曲で音像の作り方を分析4】

B'z「ultra soul 2011」【有名曲で音像の作り方を分析4】

2015/09/29


ここでは国内外のアーティストの有名曲を取り上げて、それぞれの定位を分析してみた。実際にCDを聴いて左右の音像を確認しながら、プロならではのパンのテクニックを盗んでほしい。

ミドルテンポのハードロックでは定番の定位

 「ultra soul 2011」は、ハードロック色が前面に押し出されたミドルテンポの曲だ。ヘヴィな印象だが、聴きやすいポップス調の質感に仕上げられている。定位のポイントになっているのは、ヌケがいい腰の据わった重低音のベースと、数本重ねられたエレキギターとのバランスだ。また、ギターにはディレイが使われており、左右に開いたダブルのギターにショートディレイやロングディレイをかけることでライブ感を演出している。

収録アルバム
『C'mon』
VERMILLION RECORDS
BMCV-8035
 

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