ライブ演奏にオススメのワイヤレスシステム(ギター用)

【レビュー】シュア「GLXD16」

【レビュー】シュア「GLXD16」

2017/06/14


全帯域がキレイに出せるリッチなまとまり感のあるモデル

シュア
GLXD16 
オープンプライス(¥52,000前後)

問:完実電気㈱
TEL:050-3388-6838
http://kanjitsu.com/



 

レシーバーがスタイリッシュでカッコいいですね。ダイキャストメタル製なので、間違えて踏んでも問題なさそうです。トランスミッターが取り付けやすい点と、ジャックが締め込み式で抜けたりする心配がないところも素晴らしいですね。常に3つの周波数を使って送信しているので、万が一電波が途切れた時も、状態がいい周波数に自動的に切り替えてくれるのが安心です。チューナーも内蔵されていて便利ですし、あとは歪むアンプさえあれば、これ1台でライブができちゃいます。
弾き心地はかなりワイヤードに近いですね。コードのカッティングや速いアルぺジオにも反応がいいですし、速弾きにも対応してくれます。フロアに降りてもレイテンシーは少なかったです。
全帯域がキレイに出ていて、スッキリしたリッチな音ですね。まとまりが良くて、コンプ感は少ないです。一度ワイヤレスを試して苦手意識を持ったというような人も、見直すきっかけになると思います。噂には聞いていましたが、自分の中では完璧に近いですね。これは要チェックです!

【製品概要】
人間工学に基づいた堅牢なメタル製送信機「GLXD1」と、ペダルボードへの簡単な取り付けを可能にした小型受信機「GLXD6」の組み合わせによるギターワイヤレス・システム。送受信機間の周波数をリアルタイムに自動で設定してくれる「LINKFREQ機能」や、最長16時間という充電式電池に加え、受信機は精度の高いギターチューナーを搭載するなど、 ライブ演奏に最適なアイテムだ。

【SPEC】
《送信機》●重量:約139g(電池含まず) ●外形寸法:90.4(H)×64.5(W)×22.9(D)mm
《受信機》●重量:約504g ●外形寸法:46(H)×95(W)×133(D)mm


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ギタリスト
真壁雄太
1993年生まれ。中学生時代にハードロックを聴いたことでギターに目覚め、高校時代にイングヴェイ・マルムスティーンやポール・ギルバートと出会い速弾きに没頭。尚美ミュージックカレッジ卒業後、2014年にメタルバンドTORNADO-GRENADEを結成。2枚のアルバムを発表し、5月24日には最新作「Mighty Flugel」を発売する。

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代表作品
『Mighty Flugel』
TORNADO-GRENADE

PUSH OUT RECORDS
PUOT-0005

【試奏環境】
今回の試奏では、ギターは北海道の工房で製作された一品物をカスタマイズしたモデルを使いました。ピックアップはハムバッキングなんですけど、低出力でシングルコイルに近いタイプです。
実際にレシーバーをステージ上に置いて、EX-Proのケーブルでマーシャルのアンプと接続した状態で弾いてみた後に、自分が普段使っている歪み系ペダルを通してチェックを行ないました。送受信機間の距離を変化させた時の電波状態の変化やレイテンシーも確認するため、フロアへ降りてのチェックもしています。
どれも音の特性などが見事に違っていたので、自分に合うモデルを見つけることが大切なのは、ワイヤレスシステムでも同じなんだなと、改めて実感しました。

【試奏したモデル】
AKG「WMS40 PRO MINI INSTRUMENTAL SET」
オーディオテクニカ「ATW-1501」
サムソン・オーディオ「Concert 99 Guitar」
シュア「GLXD16」
Line 6「Relay G30」

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