コンデンサー型に負けないレンジ感を持つモデル

まず、本体は重厚かつ絶妙な太さが握りやすくて、置いた時に転がったりしないようにグリルが面取りされていたりと、ユーザーに使いやすいように工夫されている点が好印象でした。

そのルックスに負けず、サウンドも音のスピード感が速くてモダンです。いわゆる従来のダイナミック型のような中域中心ではなく、ハイがスッと伸びつつローにも締まりがあってレンジがとにかく広いんです。それでいて色付けのないフラットな音で録音できるので、EQとかで音作りをしないでもこのまま使えると思います。ダイナミック型でここまでレンジ感があるのであれば、「今日のボーカル録りでは、どのコンデンサーマイクを使おうかな？」とマイクを選ぶ時に、このV7が入ってきてもおかしくないと思いますね。それでいてダイナミックマイクなので、耐音圧性能もしっかりしていますし、フカレにも強いので、宅録初心者の方がセッティングや扱い方を気にすることなく使える点もメリットです。

このモデルに合うジャンルは、ロックやポップス系ですね。特にギターやリズムがラウドなバンドサウンドの中でシャウトする男性ボーカルなどには、バッチリとハマってくれると思います。

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