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【宅録用のおすすめマイク徹底レビュー】
有名楽器店で、今、売れてるマイク19本!
【宅録用のおすすめマイク徹底レビュー】有名楽器店で、今、売れてるマイク19本!
2022/08/25
IKマルチメディア
iRig Acoustic Stage(アコギ専用マイク)
オープンプライス(¥13,500前後)
●問:IKマルチメディア
●http://www.ikmultimedia.com/jp/
サウンドホールに引っ掛けるだけで
高音質な録音が行なえるアコギ専用マイク
iRig Acoustic Stageは、マイクがギターのピックの形だったり、そのマイクを直接サウンドホ−ルに取り付ける方式だったりと、遊び心のあるデザインやアイディアにまず驚きました。サウンドホールにマイクを引っ掛けるだけなので、ピエゾピックアップや後付けのピックアップと違って、ギター本体の加工をすることなく気軽に導入できますし、サウンドのバランスも良かったです。
実は最初、1弦側にマイクを引っ掛けるだけなので、「高音弦側の音ばかりを拾っちゃうのかな!?」と不安に思っていたりしたんですが、実際にセットして音を出してみたら、1~6弦までバランス良く鳴っていたのでビックリしました。これならレコーディングとライブのどちらでも、そのまま使えますね。
肝心の音質ですが、今まで体験したことのない「オン」の感じがすごいです。ピエゾにはない生々しさがグイグイ来ます。さらにレスポンスもいいし、ダイナミックレンジも広くて、いわゆる「ギタリストが欲しい音」がうまく表現できていると思いました。
コントローラー側では、スチール弦やナイロン弦まで音質が変えられたり、「カスタム・キャリブレーション」という機能を使えば、セットした楽器に合わせて最適なトーンに設定してくれたりと、機能も至れり尽くせりです。
AUXインもあるので、例えばエレアコにiRig Acoustic Stageのマイクをセットしつつ、ピエゾピックアップの音をAUXに接続すれば、マイクとピエゾの信号を混ぜ合わせて音作りができるので、サウンドバリエーションも広がりますね。宅録で、「なかなかイメージ通りの音でアコギを録音できない」という人には、とにかくオススメのモデルです。
▲「TONEコントロール」では、スチール弦とナイロン弦を選ぶことができ、それぞれ「NATURAL、WARM、BRIGHT」の3つのトーンが選べる
▲コントローラーの入出力端子。左からミキサーやアンプなどに出力する「アウトプット」、パソコンなどに出力する「Micro USB端子」、マイクをつなぐ「インプット」、ピエゾピックアップのアコギをつなぐ「AUXイン」
▲ピエゾなどを接続するAUXインからの信号と、マイクからの信号をミックスする際、逆位相にならないように、サイドにフェイズスイッチを装備している
▲マイク自体の音量は右のボリュームツマミで調整し、ピエゾなどAUXインからの信号とのバランスは左のミックスツマミで取る仕組みになっている
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