エンジニアとミュージシャンがそれぞれの視点でチェック!
【2019年春】今注目のモニターヘッドホン7本徹底レビュー
【2019年春】今注目のモニターヘッドホン7本徹底レビュー
2019/02/14
数多くあるレコーディング関連製品の中から、この記事では録音やミックス、さらにはリスニングにまで活用できる「ヘッドホン」に注目しました。人気の高い7本をセレクトし、エンジニアの原 裕之さんと、(M)otocompoのDr.Usuiさん&熱川千代丸さんに、それぞれのサウンドや装着感を検証してもらいました。なお、原さんには初心者にピッタリな低価格帯の機種も試してもらっています。
取材:目黒真二 写真:小貝和夫
協力:SIGN SOUND LLC
演奏者の息遣いまで手に取るように伝わる高解像度なヘッドホン
アダム・オーディオ
STUDIO PRO SP-5
オープンプライス(¥60,000前後)
問:コンチネンタル・ファーイースト㈱
TEL:03-3583-8451
http://cfe.co.jp/
エンジニア’s VOICE
僕はアダム・オーディオのモニタースピーカーを使っているので、音の傾向はよく知っているんですけど、このモデルにはいい意味で期待を裏切られました。ウルトラゾーンと共同開発されたらしいんですけど、アダム・オーディオのスピーカーのサウンドをヘッドホンで再現したのではなくて、別の方向性になっています。恐らくアダム・オーディオのスピーカーとこのヘッドホンを併用することで、最終的に完全なサウンドが作れるというのを狙っているのかもしれません。
とにかくハイのスピードが速くて、高域のノイズを見つけたり、子音の歯擦音をチェックするといった、音の粗を探す目的で使うのには最強でしょう。特に8kHzから上が明瞭に出るので、シンバルの響きがハッキリとわかります。ダイナミックレンジも広いので、例えばEQで音作りをする時や、リバーブの種類を試す際の質感のチェックにも向いていると思います。
色々なジャンルの音楽を聴いてみましたが、特に生楽器系のシビアな録りとミックスに最適だと思います。実際、生ピアノのダンパーなどのノイズもバッチリと聴き取れましたし、演奏者の息遣いまで手に取るように伝わる高解像度なヘッドホンだと言えます。それと、かなり強く耳をホールドしてくれるのも特徴です。当然、遮音性が高いので、オケを大きめに鳴らしてボーカルを録音する場合も安心ですね。
ミュージシャン’s VOICE
ウルトラゾーンの「S-LOGIC」という、耳の凹凸に音を反射させてスピーカーで聴いているように鳴らす技術を採用したこのモデルですが、ウルトラゾーンのDJ1PRO(ヘッドホン)を所有している者(千代丸)としては、興味深い1台でした。
軽快にハイを鳴らすフラットな音で、少しおとなしめの印象はありますけど、ノリのいいダンスミュージック系や女性ボーカルが気持ち良く聴けると思います。最初、ローエンドは少ないと思ったのですが、イヤーパッドの装着の仕方によるものだったみたいで、しっかりと耳を覆ったら、いい感じの周波数バランスになりました。録りで使った際には、歌や楽器の演奏のディテールが細かく聴こえてきました。あと、S-LOGICらしい独特のサラウンド感は本機でも健在で、聴いていて楽しいですね。
この製品について
【製品概要】
「STUDIO PRO SP-5」は、リボンツイーターを採用した名モニタースピーカーを発表し、数多くのプロミュージシャン/エンジニアから信頼を集めている同社と、有名ヘッドホンブランドのウルトラゾーン社との共同開発によって生まれた初のモニターヘッドホンだ。金メッキ処理された40mmのダイアフラムにより、立ち上がりの速い解像度に優れたサウンドを実現。非常にバランスのいいモニタリングができる。
【スペック】
●形式:密閉ダイナミック型
●再生周波数特性:8Hz〜38kHz
●感度:95dB@1mW/ear
●インピーダンス:70Ω
●重量:290g(コード含まず)
●付属品:3.5mmステレオミニプラグ/6.35mm標準プラグ
低域から高域までのバランスがとても良く、緻密な音作りができる
フォーカル・プロフェッショナル
Listen Professional
¥38,000
問:㈱メディア・インテグレーションMI事業部
TEL:03-3477-1493
https://www.minet.jp/
エンジニア’s VOICE
オシャレなルックスで、とても好感が持てますね。自分は昔、フォーカル・プロフェッショナルのヘッドホンを使っていたことがあったので、馴染みのある音でした。音質的にはひと言で言うと非常にフラットで、ピーキーなところがありません。ちょっと音がおとなしいと感じる人もいるかもしれませんが、ミックスとかで音を作っていく時には音質をコントロールしやすくて、緻密な音作りができるという印象です。
高域がわりと出ているんですけど、2~3kHzが絶妙に抑えられていて、高解像度なヘッドホンにありがちな耳に痛くなる感じはありませんね。それと、ローもきちんと出ているのにブーミーになることもなくて、低域の質感がしっかりと再生できています。例えば、ベースの音符の長さやキックの膨らみとかがちゃんとわかるので、音を作っていて楽しいんですよ。とにかく低域から高域までのバランスがとても良くて、長時間聴いていても疲れないのがいいですね。
装着感も適度にしっかりしていて、耳が締め付けられる感じがないので、制作用としてはもちろん、オーディオリスニング用として使ってもいいと思います。
ジャンル的にはオールマイティに使えて、打ち込み系のアタックの強い音からクラシック系の生楽器の響きまで、どれもうまく表現できていました。こういう高解像度の音質を備えたフラットなヘッドホンを、ぜひとも体感してほしいです。
ミュージシャン’s VOICE
まずこの“大人の赤”といったカラーリングを採用したイヤーパッドに目を引かれました。すごく肌触りがいいですね。ただ、若干側圧がキツめなので、メガネは合わないかもしれないです。
音質的には、ローミッド寄りのカマボコ型といったところでしょうか。そのへんに少しポコっとしたキャラクターを感じますが、歌を聴かせるのには素晴らしい特性を持っています。子音まで聴き取りやすく、ボーカル編集の時にも使いやすそうですし、実際に歌をレコーディングしてみても、ピッチやタイミングが非常に取りやすかったです。ローの量は決して少なくはありませんが、クラブ/ダンスミュージック系の制作よりも、歌を伸びやかに鳴らしたい時には絶対にオススメな1本ですね。
この製品について
【製品概要】
「Listen Professional」は、「SHAPEシリーズ」などモニタースピーカーの名器を多数リリースしているフォーカル・プロフェッショナル社が開発した、密閉型のモニターヘッドホンだ。サウンドも同社のスピーカー譲りで、フラットかつ各パートの帯域の情報量が非常に多く、正確なモニタリングをすることができる。高級感のある材質を採用したイヤーパッドは質感も良く、余裕をもって耳を覆ってくれる。
【スペック】
●型式:オーバーイヤー密閉型
●周波数帯域:5Hz〜22kHz
●感度:122dB SPL
●インピーダンス:32Ω
●重量:280g
●付属品:5mカールコード、1.4mマイク付きリモコンケーブル、ステレオミニ→標準変換アダプター、専用ハード・キャリングケース
ローが豊かに主張するラージモニター代わりにも使える周波数特性
V-MODA
Crossfade M-100
オープンプライス(¥32,000前後)
問:ローランド㈱お客様相談センター
TEL:050-3101-2555
https://www.roland.co.jp/
エンジニア’s VOICE
ルックスがユニークでオシャレですね。さすがイタリアのデザインという感じがします。装着感もいいですし、ケーブルの材質もクセが付かなくて、絡みにくいのも好印象でした。
音質に関しては、すごく音楽的かつ優れていて、音の密度が濃いという印象を受けました。ひと言で言うと「音の手触り感がいい」という感じでしょうか。左右の定位感がいいのと同時に、遠近の距離感もすごくわかりやすいですね。
それと、使っていて驚いたんですけど、低域がかなり出ていて、レコーディングスタジオにあるラージモニターに匹敵するくらいなんです。実は今回、自分が録った生ピアノのすごく低い帯域に、ノイズがわずかに入っているのを、このヘッドホンで初めて発見したんですよ。録っている時や、スピーカーでミックスしている時には気づかなかったんですけど、この低域の再生能力には衝撃を受けました。例えば、宅録で低音をチェックする時に、本機をラージモニター代わりに使えば、ローの問題が解決すると思います。この低域のおかげでDJ系の人に人気があるのでしょうけど、無理なく自然なロー感になっているので、ジャンルは選ばないと思います。
レンジ感がとても広くて、低域から高域までスッキリと出ていますし、音質的にも、わりと自分がミックスで作りたいサウンドに近いところがあって、すごく使いやすいと思いました。
ミュージシャン’s VOICE
まずこのデザインからして個性派であることを直感! ムチっとした装着感がなかなか心地いいです。実際に試してみたところ、一聴してローが多いと感じましたが、それぞれの帯域が元気に聴こえるので、EDMやアニソンが聴きたくなります。元気とはいえ、高音が適度に刺さらないチューニングになっていて、女性シンガーやレゾナンスの効いたシンセも、実に気持ちいいバランスで再生されます。ただ、センターのボーカルが小さめに感じるので、洋楽的なミックスバランスのロックや、EDM系に向いているのではないでしょうか。制作で使うと気分が上がると思います。
とにかく音を塊で“ガツン!”と聴きたい時に使いたい1台です。キャラクターとしてとても面白いヘッドホンなので、正直1本欲しくなりました。
この製品について
【製品概要】
「Crossfade M-100」は、高解像度かつワイドレンジの再生が可能な、独自開発の大型デュアルダイアフラム・ドライバを搭載した密閉型モデルだ。50mmのドライバは、リングの内側と外側で中高域と低域の再生帯域を分離させることで、鮮明なミッドレンジと豊かなローエンドを実現。STEELFLEXヘッドバンドや、100万回の折り曲げ試験に耐えるケーブルを採用し、耐久性も抜群だ。なお、カラーが3種類用意されている。
【スペック】
●形式:密閉ダイナミック型
●再生周波数特性:5Hz〜30kHz
●感度:103dB/mW
●インピーダンス:32Ω
●重量:283g(コード含まず)
●付属品:SpeakEasyマイクロフォンケーブル、SharePlayオーディオケーブル、専用セミ・ハードケース、インプットジャック栓、V-MODAロゴステッカー
原音を忠実に再生するフラットな音色を持つザ・モニターヘッドホン
ヤマハ
HPH-MT7
オープンプライス(¥20,000前後)
問:㈱ヤマハミュージックジャパンプロオーディオ・インフォメーションセンター
TEL:0570-050-808
https://jp.yamaha.com/products/proaudio
エンジニア’s VOICE
見るからに頑丈そうで、質実剛健という感じがして、使っていても安心感がありますね。ただ、見た目ほど重くはなくて、長時間かけていても耳や頭部に負担がかかりません。
音質は低中域にスピード感がありつつも締まった感じで、高域は3kHzあたりが伸びているので、子音の出方とかのチェックにも良さそうですね。ヘンに味付けしていないので、音源そのものの特徴がよくわかると思います。そのへんは実にヤマハっぽいというか、リッチな感じではなくて、モニタースピーカーの代名詞であるNS-10Mに近い感じです。つまり、入ってきた音を聴きやすいようにカラフルに飾り付けするのではなくて、あくまでもチェック用のフラットな音質を目指している気がします。なので、オーディオリスニング用というよりも、やはり制作向けの製品だと思います。
それと遮蔽性が高いので、レコーディングに持ってこいですね。実際、演奏している時に自分の出している楽器や歌の音程感とリズムが、きちんと聴こえてくると思います。そういう意味では、PAエンジニアがライブ会場で音をチェックしたりするのにも、この高い遮音性は役に立つと思います。
とにかく音にクセがないので、モニタースピーカーでミックスをした後に、最終的な確認をするのにも向いていると思いました。ジャンルを選ばず、オールマイティに使える優秀なヘッドホンですね。
ミュージシャン’s VOICE
まず装着感が本当にいいですね。軽いですし、イヤーパッドが耳を包み込むような感じで、長時間使っていても疲れなさそうです。音はスタジオ定番のソニーMDR-CD900STよりも少し「ロー感が多めなフラット」という印象で、ボーカルとギターを鳴らすのが得意ですね。実際、ギターのレコーディングで使ってみましたが、演奏がうまくなったように聴こえますし、練習や録音に持ってこいだと感じました。
音源をそのまま味付けすることなく、しかしちょっとリッチになったような聴かせ方をしてくれるので、レコーディングやミックスでのモニタリング用としてだけでなく、普段のリスニングでも使いやすいヘッドホンだと思います。DTMビギナーが、DAW環境を作る際に最初の1本として選ぶのもオススメです!
この製品について
【製品概要】
「HPH-MT7」は、同社の哲学である「原音忠実再生」をコンセプトに開発された密閉型のヘッドホンだ。ドライバには、伝導性に優れている銅をアルミニウム線にコーティングした「CCAWボイスコイル」と、強磁力ネオジムマグネットという厳選された素材を採用。フラットな音質と幅広い周波数特性により、原音をそのまま耳に届けてくれる。なお、ホワイトモデルの「HPH-MT7W」もラインナップされている。
【スペック】
●形式:密閉ダイナミック型
●再生周波数特性:15Hz〜25kHz
●出力音圧レベル(1kHz ):99dB SPL/mW
●インピーダンス:49Ω
●重量:360g
●付属品:ステレオミニ→標準変換アダプター、キャリングバッグ
フラットではありながら音が溌剌として聴こえる表現力の高い定番モデル
オーディオテクニカ
ATH-M50x
オープンプライス(¥19,000前後)
問:㈱オーディオテクニカ
TEL:03-6801-2080
https://www.audio-technica.co.jp/mi/
エンジニア’s VOICE
これはオーディオテクニカの製品らしく、装着感と遮音性が良くて、しっかりとチューニングされている印象ですね。ダイナミックレンジも広いですし、音のスピード感も速いので、EQやコンプとかのエフェクトのツマミを調整した際の音質の変化がハッキリとわかります。定位や奥行き感、それとリバーブの質感とかも的確に把握できました。実際、モニターヘッドホンとしての表現力はすごく高いです。レンジも広くて、8kHz以上にピークがちょっとあるんですけど、それも僕が気になる程度のものですし、低域と中域は非常に好印象ですね。全体的に明るめの傾向で、制作以外にオーディオリスニングでも使えると思います。
あと、フラットではありながらもサウンドが元気良く溌剌として聴こえてくるので、クリエイターが作曲やアレンジをする時に使うのにも向いているのではないでしょうか。
特にジャンルを選ばないですけど、全体域でレスポンスがいいので、特に打ち込み系やロック系のサウンドが合っていると思います。レスポンスが早いという意味では、ボーカルやアコギ、ピアノといった、ニュアンスを重視するトラックのレコーディングやミックスにも向いていますね。これでモニタリングをすれば、どれくらい強く、あるいは弱く歌ったり弾いたら、どういう風に自分の演奏の表情が変わるのかが、すごく見えやすいと思います。
ミュージシャン’s VOICE
イヤーパッドが柔らかめで、少し強めな側圧で耳をギュッと包んでくれます。なので、歌を録ってみても音漏れが気にならないですし、遮音性は高いですね。
音質はパッと聴きフラットな傾向です。でも、重たくはないけど量感のある低音と、キラッとした高音で、ソースを元気でパンチのある質感で鳴らしてくれます。自分の発声や演奏に対するレスポンスも早くて、音質的にオケのリズムも見えやすいので、ボーカルやギターのレコーディングもしやすかったです。
左右の定位の広がりがありつつ解像度も高いので、ロックやダンスミュージック系を楽しく聴くのに最適な、とても現代的なサウンドだと思います。気分を上げる時にこれで音量を上げて音楽を聴くと、気持ち良くなれるのではないでしょうか。
この製品について
【製品概要】
「ATH-M50x」は、大口径の強磁力45mmCCAWボイスコイルドライバにより、情報量豊かな高解像度での再生が可能な、オーディオテクニカを代表する密閉型のモデルだ。モニターヘッドホンならではの広帯域かつフラットな特性を持っており、解像度の高いモニタリングを実現。また、遮音性に優れた楕円形状のイヤーカップを採用し、録りやミックスなど長時間の使用でも快適なモニタリングができる。
【スペック】
●型式:密閉型
●再生周波数帯域:15Hz〜28kHz
●出力音圧レベル:99dB/1mW
●インピーダンス:38Ω
●重量:280g(ケーブルを含む)
●付属品:1.2mカールコード、3mストレートコード、1.2mストレートコード、キャリングポーチ
今回の試聴方法 by 原 裕之(SIGN SOUND LLC)/エンジニア
今回の試聴は、これまで僕がアビッドPro Toolsでミックスした曲の、マスタートラックと各パートを単独で聴いてチェックしてみました。具体的には女性ボーカルのロック、ピアノと歌とチェロのアコースティックな曲、打ち込みが入っているデジタル系のハイパーロック、それとストリングスがメインで鳴っているインストの劇伴曲です。その際、グレース・デザインのm905というモニターコントローラー/ヘッドホンアンプにデモ機を接続してサウンドを確認しました。
ちなみに僕は、スタジオでの定番モデルとして有名なソニーMDR-CD900STと、サブとしてタックスターのPRO80というヘッドホンを、ミックスの最終段階で使っています。例えば、ミックスに違和感がないか、どこか突出したところはないかを確認するんです。具体的には「シンガーの子音がヘッドホンでどう聴こえるか」、「耳障りじゃないか」といったところが主なチェックポイントです。その時点で気になるところがあったら修正して、次にモニタースピーカーでチェックして修正して、またヘッドホンでチェックするというように、双方を行ったり来たりしながらサウンドをまとめていきます。
ヘッドホン選びのコツですが、最初は定番的なモデルや、自分が気に入ったモデルをチョイスするといいと思います。ただ、いくら気に入ったからと言って、最初からすごくクセが強いものを使うと、その音が自分の基準になってしまう恐れがあるので注意してください。それから、選ぶ際には必ず試聴をすることが大切です。ある程度大きな楽器店に行けば、大抵はポータブルプレーヤーを接続できるようになっているので、普段自分が聴いている音楽や、自分が作った2ミックスの音源を持っていって、実際に聴き比べた後に購入する製品を選びましょう。
今回の試聴方法 by Dr.Usui & 熱川千代丸 from(M)otocompo/ミュージシャン
今回の試聴環境は、まず2人とも聴き慣れている環境として、あえて普段使っているiPhone SEから直接ヘッドホンで聴いてみました。それと、実際に歌やギターを録りながら、プレイヤーの立場でモニター音をチェックしました。音源はサブライムの「Garden Grove」、N.E.R.D「Things Are Getting Better」シンディ・ローパー「グーニーズはグッド・イナフ」などです。
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