これまでのシングルをすべて網羅した初のフルアルバムをリリース
綾野ましろ『WHITE PLACE』インタビュー
綾野ましろ『WHITE PLACE』インタビュー
2016/10/04
綾野ましろの1stアルバム『WHITE PLACE』が10月5日に発売される。今作は自身初となるフルアルバムで、プレデビュー曲「刹那クロニクル」をはじめシングル4作品(「ideal white」、「vanilla sky」、「infinity beyond」、「Lotus Pain」)や配信限定シングル「focus light」など、これまでの彼女の歴史を網羅したベスト盤的な作品となっている。ここでは、そんなアルバムに込めた彼女の思いを中心に、作詞に対するこだわり、10月~11月に行なわれるライブへの意気込みを聞いた。ファン必見のインタビューだ!
取材:村尾悦郎(編集部)
───初のフルアルバム完成ということで、まず今の気持ちをお聞かせください。
綾野:デビューから2年経っての1stフルアルバムということで、ファンの皆さんには “お待たせしました!” という気持ちです。また、時間がかかった分だけ作品の内容も濃いものになり、現時点での “ベスト盤です” と自信を持って言えます。
───これまでの綾野さんの歴史が詰まっていますね。
綾野:はい。プレデビューからの私を辿ることもできて、お客さんと向き合いながらライブを作ってきた私の変化が感じ取れると思います。沢山の人に聴いてほしいですね。
───タイトルにはどのような思いが込められているのでしょうか?
綾野:WHITEは “真っ白=ましろ” ということで私自身を、PLACEはファンのみなさんと私で作っていく “居場所” を指しています。活動当初から私は自分とファンの “居場所” を作っていこうという思いで活動してきたので、その思いをこのタイトルに込めました。
───これまで応援してくれたファンへの思いなのですね。
綾野:そうなんです。そして、このアルバムがまたみんなと私の新たな“居場所”を作るきっかけになって欲しいという思いも込めています。
───今作で特に思い入れのある曲は何ですか?
綾野:プレデビュー曲の「刹那クロニクル」ですね。この曲はプレデビュー版、リマスタリング版(コンセプトアルバム『early days』収録)と進化を重ねて、歌を録り直した今回が “第3形態” になるんですよ(笑)。ライブで披露する機会も多くて、 “ファンのみんなと作り上げた曲” という思いが強いから、今回のバージョンはライブで歌うようなボーカルを意識して収録しています。
───ライブで歌っていて一番楽しいと感じる曲はどれですか?
綾野:たくさんあるんですけど、「刹那クロニクル」以外に挙げるなら「Vanilla Sky」ですね。こちらは「ガンスリンガー・ストラトス」っていうガンシューティング・ゲームのアニメ版の主題歌になった曲なんですけど、アクションものということですごくアップテンポな曲なんです。この曲もライブで披露するうちに、どんどん盛り上がる曲に育っていったのが印象深いです。
───その他にも、同じように収録曲で今後成長しそうな曲はありますか?
綾野:今回、「vanilla sky」を作曲してくださったmasahiro mizoguchiさんが「スパイラルガーデン」という曲を提供してくださっていて。こちらはもっと激しい曲になってているので、この曲もライブで “育てて” いきたいなって思ってます。
───新録曲もバラエティに富んでいますね。
綾野:はい、アルバムの中で似たような曲はないと思います。アップテンポな曲だけでなく、得意なミディアムテンポの曲もたくさん入っていて。さらに「Lotus Pain」のようなバラードも入っているので、収録曲たちが互いに引き立て合っていると思います。
───アップテンポな曲もそれぞれ強い個性がありますよね。
綾野:そうですね。メグ(meg rock)さんに作詞してもらった「labradorite」なんかは激しい感じではあるんですが、 “拳を振り上げる” というよりは思わず “踊りたくなる” ような曲なんです。メhグさんとは結構交流させていただいていて、私のキャラクターも歌詞の中に盛り込んでもらって明るい雰囲気に仕上がっているので、それが聴いてくれる人に伝わればいいなって。
───アルバムの収録曲はどのような基準で選ばれましたか?
綾野:選曲に関しては、初めてのアルバムということで私の音楽性、つまり “綾野ましろというジャンル” を分かって欲しいという気持ちがありました。だからシングル曲はもちろん、配信リリースした曲も入っていたり、新録曲はシングルとのバランスも考えてミディアムテンポやバラードなどバランス良く入れていった感じです。
───ボーナストラックでは玉置成美さんの「Believe」カバーを収録されていますよね?
綾野:この曲は私が初めて買ったCDということで強い思い入れがあって、初のカバーソングでもあるので “1stアルバムにこそ入れたい” と思ったんです。
───ご自身の原点ともいえる曲なのですね。
綾野:はい。アニソンで “何歌う?” って聞かれたらまずこの曲を選びますね。
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