シーンに合わせて4つのモードを搭載
SSL、スタジオクラスのUSBマイク「SSL Connex」をレビュー(ギターやピアノの弾き語り、音楽セッション、WEB会議、YouTubeの配信などに最適)
SSL、スタジオクラスのUSBマイク「SSL Connex」をレビュー(ギターやピアノの弾き語り、音楽セッション、WEB会議、YouTubeの配信などに最適)
2022/12/21
世界中のレコーディングスタジオ、放送局などで愛用されているミキシングコンソールおよびオーディオツールの開発メーカー、Solid State Logic(SSL)からプロスタジオクオリティのUSBマイク「SSL Connex」がリリースされました。ここでは製品の魅力に迫るべく、「SSL Connex」ならではの「4つのモード(オーディオプロセッシングモード)」について、その活用法をご紹介したいと思います。ギターやピアノといった楽器のレコーディングのみならず、YouTubeなどの配信を高音質で行ないたい人は必見です!
(※本記事はプロモーションを含みます)
◉ ボーカルモード
「SSL Connex」では、上部パネルの「+」と「-」を押してから「Solid State Logic」のロゴをタップすることで、4つのシーンに合わせたモードを選択することができます。各モードは「Solid State Logic」のロゴの色で判断する仕組みで、ロゴの色がピンクだと「ボーカルモード」となります。「ボーカルモード」は、文字通りボーカルレコーディング、弾き語り、ナレーションの録音などに適しています。
「SSL Connex」のベース部には1/4インチカメラ用三脚ネジ、マイクスタンド用アダプターが付属されていますので、写真のように三脚に取り付けてマイクキングすることも可能です。ギターの弾き語りはもちろん、ピアノの弾き語りにも活用できます!
◉ ミュージックモード
ロゴの色をライトブルーに切り替えると、バンドのレコーディングやアコースティックライブ、グループセッションなどのレコーディングに最適な「ミュージックモード」となります。「SSL Connex」の内部には、4つの側面にそれぞれ「FRONT MIC」「BACK MIC」「RIGHT MIC」「LEFT MIC」のマイクが搭載されているので、写真のように本体を取り囲むようにオーディオソース(楽器やボーカル)を配置するのが基本となります。実際にレコーディングした音を聴くと一目瞭然ですが、「さすがはSSL!」といった感じで、低音域から高音域まで非常にクリアなサウンドで録れます。
そして、こちらが「SSL Connex」の特筆ポイントのひとつ「イマーシブ・マルチチャンネルデジタル出力」機能です。「イマーシブ・マルチチャンネルデジタル出力」とは4つのマイク音声とそれらをオートミックスしたステレオ音声の計6chを個別に録音・出力できるもので、この機能を活用すれば、後からそれぞれのパートの音量調整をし直したり、エフェクト処理なども行えるわけです。※画面は、今回のレコーディングに使用したLogic Proの例です。
◉ ソロモード
ロゴの色をホワイトに切り替えると「ソロモード」となります。「ソロモード」は、電話会議、ポッドキャスティングなど個人で使用することを前提としたモードです。なお、「SSL Connex」はUSBバスパワーで駆動するので、持ち運びにも便利。また、WindowsとMacOSはもちろん、iPhoneにも対応しているのでスマホを使ってポッドキャストやYouTube配信を行うことも可能です。
◉ グループモード
ロゴの色をグリーンに切り替えると「グループモード」となります。「グループモード」は、複数人での会議の収録やネット配信などに適したモードです。通常は、個々にマイクを用意する必要があるグループでのYouTube配信でも、写真のように「SSL Connex」がひとつあれば高音質な声をユーザーに届けることができます。グループで活動しているYouTuberやバンドでのポッドキャストの配信などを考えている人にお勧めです。
まとめ
このように「SSL Connex」は、従来のUSBマイクとは異なり、様々なシーンで活用できるマイクです。しかも、SSLが開発・製造するだけあって、そのスタジオクオリティのサウンドは折り紙付き。いままでも、楽器のレコーディングとネット配信を兼ねたマイクは市場にあったと思いますが、4つのマイクを搭載し、グループでのセッションや配信を可能にしたプロクオリティの製品はほぼなかったと思います。ぜひとも店頭などで実機をチェックしていただけたらと思います。
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