来日プロモーションも決定!
マイケル・フォーチュナティ『The Best Of Disco Covers』インタビュー
マイケル・フォーチュナティ『The Best Of Disco Covers』インタビュー
2018/08/22
1986年に「ギヴ・ミー・アップ」、「イントゥ・ザ・ナイト」が日本で大ヒットしたイタリア出身のシンガー、マイケル・フォーチュナティがニューアルバム『The Best Of Disco Covers』(日本独自企画盤)を8月22日にリリースした。今作はユーロビート界である帝王マイケルが、1970〜80年代にヒットしたディスコナンバーをカバー。「アンド・カウント・2・テン」「素敵なハイエナジー・ボーイ」「ギヴ・ユー・アップ」の他、「ギヴ・ミー・アップ」のセルフカバーも収録される。
ここでは今作の聴きどころをはじめ、80年代当時の思い出や近年のディスコーブームに対する印象について語ってもらった。また、今回のアルバムリリースの来日プロモーションも決定しており、24日にグランドハイアット東京 グランド ボールルームで行なわれるイベントについてもコメント。ファン必見のインタビューだ。
──日本では今年に入って再びユーロビート、ディスコのブームが起きています。そのことは知っていましたか? また、日本でディスコ、ユーロビートの人気が再燃していることに対しては、どう思いますか。
マイケル:ここ数年のディスコ現象により、80年代の楽曲が多くのテレビ番組を通じて大きな成功を収め、そしてフランス全土で80年代のアーティストがたくさんのショーに参加しています。ディスコの再燃は日本でまだ1年足らずとのことですが、ユーロビートとディスコ・ソングが日本で再度人気が出ていることを、私はとても嬉しく思っています。新しい世代へこの80年代の素晴らしい音楽を伝えられること、そしてこれらの音楽を再発見できることはとても良いニュースでしょう。またラジオによってすべてのディスコソングは一般に知り渡りました。
──Donna Summerのディスコ・ヒット・ソング「Hot Stuff」のRemix(Ralphi Rosario & Erick Ibiza 2018 Rework)が、今年6月30日付の米ビルボード誌の全米ダンス・クラブ・ソング・チャートで1位を記録しています。70年代のディスコ・ブームに火をつけた映画「サタデー・ナイト・フィーバー」も公開40周年を迎え、アメリカでもディスコ人気が再燃していますが、あなたが暮らすフランスでも、似たような現象は起きていますか?
マイケル:はい、もちろんフランスでもこの現象は起こっております。そしてアメリカよりも少しだけそれは強いのでしょうか。ABBAの曲やサタデーナイトフィーバーの曲を使用したミュージカルもあります。それは70‘s、80’sのヒット曲を再発見することにつながります。そして、私はこの現象は続いていくと思っています。
──70年代の最初のディスコ・ブームが世界中を席巻したときのことは覚えていますか。そのとき、あなたは何をしていましたか?
マイケル:70年代、ディスコ・ブームの際、私はCARRE D’ASというバンドの一員でした。そのバンドはフランスで兄弟4人で構成しており、ショーでディスコ・ソングを歌っていました。
──あなたがシングル「GIVE ME UP」でデビューしたのが1986年ですよね。それから日本ではユーロビートの大ブームが巻き起こり、あなたも何度もライブ出演などで来日されましたよね。あなたがデビューした当時、また1980年代後半のユーロビート・ブームについては、どう思っていますか?
マイケル:もちろん! 私は1986年を忘れることができませんよ! 私が最初のシングルをリリースした年ですね。リリースの数ヶ月後にヨーロッパの多くの国で1位を獲得しましたが、まさかアジアでも1位になったとは思ってもみなかったので、本当に日本でこの現象が爆発したことは私にとってもとてもラッキーなことでした。Give Me Up やInto The Nightなどなど、とても良いタイミングでリリースできたと思います。1986年から今日まで長いキャリアを築くことができました。その結果、私は日本の北から南まで数多くのショーやテレビ出演で日本に行きましたよ。
──あなたのニューアルバムは、そうした1970年代のディスコ・ブーム、そして1980年代のユーロビート・ブームを代表するヒット曲をカバーした内容ですよね。まずはそのニューアルバムについて、語っていただけますか?
マイケル:今回のアルバムですが、長年の友でもあるユニバーサル・ミュージック・ジャパンのMr.落合が70’s&80’sのヒット曲のカバーアルバムをリリースしないかと提案してくれたことから始まります。これらの曲はすべて私の時代の曲ですし、80年代、日本や世界中でヒットした曲でもあるのでとても嬉しかったですし、これらの楽曲を新たな世代に新たに紹介できることを誇りに思っています。私はこのアルバムリリースの機会をくれたユニバーサルジャパンに感謝しています。
──あなたは、そのニューアルバムで、DEAD OR ALIVEやANGIE GOLD、RICK ASTLEY、LEIF GARRETT、VILLAGE PEOPLE、PAUL LEKAKISなどのヒット曲をカバーしていますよね。DEAD OR ALIVEやRICK ASTLEYとは、日本のディスコ・イベントなどで共演、同じイベントにも出演されたことがあると思いますが、そうしたDEAD OR ALIVEやRICK ASTLEYのヒット曲を自分が歌うことになったとき、あなたはどう思いましたか? また、実際にそうした曲を自分で歌ってみて、どうでしたか?
マイケル:私にとっては世界で大成功した曲らを歌うことはとても名誉なことです。特に、当時私が大好きだったリック・アストリーやポール・レカキスの曲歌えることは嬉しいです。ポール・レカキスにとっては私が日本でシングルをリリースした時と同じ時期に日本で活動していたので、彼のBoom Boomと私のGive Me Upをカバーできるのはとても嬉しいです。
──今回のアルバムで、あなたが実際にカバーされてみて、特に印象に残っている曲やお気に入りの曲はありますか? その理由も教えていただけますか。
マイケル:私は今まで兄マリオの作曲した曲しか歌ったことがなかったので、新しい経験でした。これらの曲は他のアーティスト曲ですので、元のバージョンを損なわないように気をつけました。もちろんリック・アストリーの2曲だけではなく、ジェイソン・ドノヴァンとポール・レカキスと、デッド・オア・アライヴも大好きです! アレンジのサポートをしてくれたDJ BOSSやこのプロジェクトにかかわった全てのチームに感謝したいと思っているのと、この新しいバージョンがみなさんに歓迎してもらえるよう願っています。
──日本では、DEAD OR ALIVE の「TURN AROUND AND COUNT 2 TEN」のカバーが、ニューアルバムからのリードトラックになっていますが、この曲を実際に歌われてみて、どうでしたか。
マイケル:私はTurn AroundとCount 2 Tenがアルバムのリード曲であることをとても嬉しく思っています。日本でも世界でも大ヒットしていたので、私はこれらの曲のために全力を尽くしましたよ!!
──今回のアルバムで、あなたが特に気に入っている曲を2、3曲ピックアップしていただいて、それぞれその理由を聞かせていただけますか。
マイケル:アルバム全曲好きですが、もし3~4曲選ぶとするなら、Turn Around And Count 2 Ten、Together Forever、Never Gonna Give You Up、Too Many Broken Heatsでしょうか。これらの曲は私の音楽スタイルにとても近い、そしてとても美しいメロディーなので!
──あなたのデビューヒット「GIVE ME UP」を今回、リレコーディングされてみて、いかがでしたか? この再録音Verについて、話していただけますか。
マイケル:DJ BOSS、そして今作のプロジェクトチームに感謝したいです。このバージョンはとても好きです! 元のバージョンに近く、30年経ってもこの曲を歌えるのは幸せでした!! この新たしいバージョンが日本の新たな世代に向けて大人気になることを願っています!
──日本以外では、最近はどんな活動をされていたのですか。
マイケル:まず最初に、この数ヶ月間、私はスタジオでニューアルバム準備のためにカバーを録音してました(笑)。同様に、私は2018年1月から他のアーティストとともに80年代のガラ・コンサートをフランスでやりました。私は兄マリオが作ったニュー・ソングを録音しており、来年は日本でニュー・オリジナル・アルバムをリリースしたいと思っていますよ!! また、息子のAdrien Vivelliはソングライターなんですけど、ヨーロッパ、そして世界で彼のキャリアをスタートさせようとしています。
──もうすぐニューアルバムのプロモーションで来日されますが、8/24にはCheryl Lynnも出演するディスコイベント「Summer 80s LIVE & DISCO」にあなたも参加されますよね。あなた自身は、このイベント参加に、どんな期待を寄せていますか。
マイケル:東京で日本のファンの方々に会うのを楽しみにしています。そして、今回のアルバムに収録された新曲を初披露します! みんなの反応が良いといいのですが・・・!!
──その「Summer 80s LIVE & DISCO」のあなたのステージは、どんな内容になりそうですか? セットリストも含めて、少しあなたが考えているステージの内容を教えて下さい。
マイケル:今回のイベントで、私は大ヒット、Give Me UpとInto The Night、そして今回のアルバムからTurn Around And Count 2 Ten、Together Forever、New York City Nights、Eat You Up、YMCAを披露する予定です。
──今回のニューアルバムで、あなたが一番、日本のファンにアピールした点は、何ですか?
マイケル:私は本当に本当にこの新しいアルバムがみなさんに受け入れられることを願っています。私のファンはもちろん、多くの人たちが日本で大成功を収めることを願っているんです!!
──最後に、あなたの来日とニューアルバムを楽しみにしている日本のファンにメッセージをいただけますか。
マイケル:東京に行くこと、8/24のイベントでみなさんと会えることを楽しみにしています! このアルバムが日本で大成功を収めることを本当に願っています!See You Soon!!
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