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⼤柴広⼰、2ndアルバム『光失えどその先へ』の制作エピソードを公開!
⼤柴広⼰、2ndアルバム『光失えどその先へ』の制作エピソードを公開!
2021/05/26
1stアルバム『⼈間関係』の発表から2年、旅するシンガーソングライターこと⼤柴広⼰さんが2ndアルバム『光失えどその先へ』を本日5月26日にリリースした。コロナ禍で外出できない日々が続く中、気鋭の音楽家はどのような思いを込めて本作を作り上げたのだろうか!? ここでは、本人に直接メールでのインタビューを実施。曲作りやレコーディングに使用した楽器/機材などとともに、制作の舞台裏を公開していただいた。特にすべて実話という9曲目の「学年で⼀番ヘンテコな先⽣の歌」のエピソードは心打たれます。この先生にこの素晴らしい楽曲が届きますように!
取材:東 哲哉(編集長)
アルバム全体について
──資料によると、本作はごく少人数で制作されたアルバムということですが、アルバムの方向性やコンセプトなどは「いつ頃」、「どのように」決められたのでしょうか?
2018年に『人間関係』というアルバムをリリースしたのですが、その時にはもうすでにこの『光失えどその先へ』というタイトルは決まっていて、マネージャー含む周りの人間にはこのタイトルとテーマでアルバム作るよー。と伝えていました。
2014年から「LOVE」「LIFE」「LIVE」と「人間関係をより良く生きていくためのL」をテーマにアルバムを制作してきて、次に描くべき歌いたいことは「失う(LOST)」ことだと思っていたので。今のこの世の中になったが故にこのタイトルにした。という訳ではないです。
楽しい時間はいつか終わるし、人はいつかは絶対いなくなる。光あるところは必ず影はできるし。「人生においての二面性のあり方」「失うということから目をそらさないで生きる」というテーマは、前作(人間関係)をリリースした続きとして、どうしても描きたかった世界観だったので。ただ、そうこうしているうちに世の中がコロナになってしまって、結果的に今の世の中に符合したタイトルになってしまったのですが、汗。
扱うテーマが重めなので、できる限り軽くなるようにと。サウンドに関しては、ホットではなく、クールに。ウェットではなく、ドライな質感のアルバムをイメージして構築していきました。
──アルバムには全部で11曲収録されていますが、おおまかにはどのような順番で制作が進められたのでしょうか?
最初にレコーディングしたのは「東京」。あとは主にここ数年で作った楽曲から、テーマに沿ってパズルを埋めていく感じで楽曲を選んでいきました。
制作に関しては、このご時世なかなか集まってレコーディングをするということ自体も難しいと感じていたので、たくさん人が集まるいわゆる商用スタジオではなく、ドラムス担当の沖田優輔(オッキー)の自宅に作られたプライベートスタジオで、エンジニアも入れず、3人だけで録ったんです。いわゆる宅録の延長のようなものだったと思うのですが、いい意味で実験的なアプローチができたのかなと思います。メンバーとの付き合いも長くなったし、お互いどうすればいい感じになるかも完全にわかっていたので。自分的にはまずそれを崩すところから始めました。笑。
通常はベーシックのトラックを録ってから、仮歌を歌い、それを聴きながらもう一度本チャンのリズムを録っていくのですがそれだとどうしても仮歌に引っ張られちゃって、熱量の高いものができてしまう。それはそれで悪くはないのですが、今回のアルバムのテーマとはちょっと合わないなと感じて。今回は一度ベーシックのリズムを録り。構成だけがわかるようにしてから、せっかく録ったトラックを全ミュートして。クリック音だけを聞きつつ仮歌を録って。笑。その仮歌を聴きながらもう一度ベーシックのリズムを録るという変わった手法をとりました。まぁボーカルを録る時はクリックしか鳴っていないので、なかなかのハードワークでしたが、笑。
その結果ボーカルがどの楽器にも寄り添ってないので、全員がクールかつ、新鮮な感覚で録れたし、アルバムのサウンドの方向性がはっきりと見えた瞬間だったのかなと思います。おれ以外のメンバーはみんな頭にクエスチョンマークが出てたみたいですけどね。笑。そんな感じで、レコーディングが進んでいくと、徐々に足りないピースがあるなあと感じたので、「エビデンス…」と「光失えど」の二曲はレコーディング中にその感覚を埋めるため、レコーディングが始まってから制作した楽曲です。
──作詞や作曲は、どのような場所や時間に行うことが多いのですか? また、デモ曲を作る場合はどんな楽器、レコーディングツールを使うことが多いのでしょうか?
昔はギターを持ったりして、パソコンの前でヨシやるぞと制作することが多かったのですが、ポールサイモンか誰かがギターを持った瞬間に、無意識にGのコードを鳴らしちゃうのでギターで曲作りするのをやめた。ってというインタビューをどこかでみたことがあって、おれもそうだわ。笑。ってなって以来。ギター持って曲作りするのはやめましたね。
今は主に、移動中とかにiPhoneのメモ張とかレコーダーに歌詞の卵やメロディーの切れ端を書き溜めておいて。最後に楽器を持って構成を整えていく。みたいな感じです。
自宅スタジオでメインで使っているDAWはLogicです。いつも本チャンのRECで使っているのはProToolsですが、今回はデモがそのまま本チャンになるぞという意識だったので、直感的に操作できるので作業も早いし、慣れてるということもあって。今作はほぼLogicだけで完結させました。
インターフェイスはTASCAMの「208i」です。最近は本当に安くて、質のいいインターフェイスがたくさん出ていて、このタスカムはその典型だなと言った気がします。昔の家庭用インターフェイスはもやっとした音質のものが多かった気がするのですが、とにかくパキッと乾いた質感で録れるし、内蔵されているエフェクト類もとても使いやすくて、音も良いです。最近手に入れたものですが、本当に買ってよかったなと思います。オススメですよ。
▲TASCAM「208i」
マイクは普段デモで使っているNEUMANNの「BCM104」をそのまま本チャンでも使いました。放送局用のマイクですが、ほどよきコンプ感があって、ポップスクリーンも内蔵されているので、通常のマイクよりもかなりオンマイクでアプローチできるので今作のコンセプトとはぴったりでした。今回アコギでも使ったのですが、ドライかつ、かなり良い音で録れていると思います。
▲NEUMANN「BCM104」
「エビデンスステイホームレガシー2020〜2021(ニセンニジュウカラニセンニジュウイチ)」について
──1曲目の「エビデンスステイホームレガシー2020〜2021(ニセンニジュウカラニセンニジュウイチ)」についてお伺いします。歌詞は頭の方から書いていったのでしょうか? それともサビの部分ですか?
この楽曲は頭とかサビからとか、そういう次元の話では全くなくて。レコーディングが終わりに近づいた頃、こんな雰囲気の曲がアルバムに入って欲しいよね。とメンバーと話した中で、曲が全く出来てない状態で先にオケを制作して完成した楽曲です。笑。
歌いたいテーマは明確にあったので、だいたいの構成とアプローチを決めて。ふんふんと鼻歌を歌って。サビのところは「ここサビ!」とか叫んだりして。笑。それからオケを自宅に持ち帰って、風呂入りつつ聴いて、歌詞とメロを考えて、次の日にはもう完成してる。みたいな感じでした。メンバーからすると本当に意味がわからなかったと思いますよ。あの時、頭の中でメロディーが鳴ってるの、おれだけだったから。笑。
──歌詞では、まさに今のコロナに対する実情が描かれていると思いましたが、楽曲の後半の歌詞では大柴さんが世の中に発信したい思いのようなものも感じました。この曲で大柴さんが伝えたかったことを教えてください。
なんかこの曲を作る時、SNSみたいな曲にしたいなあと思っていて。特にこの曲のサビって。あれこれ言ってるように聴こえるんですけど、言葉が打ち消しあっててその結果、実は何も言ってないんです。笑。
言いたかったことは最後のフレーズの「さみしいぞ」と「あいたいぞ」それと「傷ついても前を向け、歩いてゆけ」だけで。笑。
今の世の中、SNSでも何でもそうだけど情報量が多すぎるし感覚も多様化しすぎてるように感じていて。気持ちがしんどくなってしまう人も多いと思うんです。
自分にとっての正しさを押し付けることが正義ではないと思うし、それが全てのことに当てはまるかと言われれば、そうではないし。
何かを強く発信すると、共感してくれる人も多いとは思うんですが、必ずそれと同じくらいに敵を作ることになる。
100人中99人が幸せにしていても、たった1人が泣いていたらそっちが気になってしまう自分にとってその「光と影」の境目に立ち、物事を考えるといった感覚はとても大切なことで。この楽曲の本当の意味と言葉を通じて、自分以外の人にも、物事の視野や、立ち位置の重要さについて気づいて欲しかったというのはあります。
──この楽曲で使用したギター、アンプは何ですか? 具体的に教えてください。
ベーシックの左右で鳴っているエレキギターはメインで使っているクリームブルーの66年製フェンダー・テレキャスター「DON SNOW」と最近手に入れたヒストリック・コレクションのギブソン・レスポールスタンダード「ALL GOLD」です。
メインのテレキャスター「DON SNOW」は12年くらい前にとあるツテから手に入れたギターで、自分の中でのエレキの感覚を変えてくれた大事なギター。ここでは書ききれないくらいなので。詳しくはオンラインサロンの「大柴広己所有ギター解説」でも書いてるのでよかったら見てください。タグで辿れば見れるはず。笑。https://www.muevo-com.jp/campaigns/31/posts#post-post-7041
パッと見、クリームカラーに見えるのですが、タバコのヤニで黄色くなっていただけで、笑。実は、オリジナルカラーのソニックブルーのギターです。
購入当時からビグスビーが取り付けられ、ピックアップは同年代のギブソン・ナンバードPAFに変わっていて、フロントはコイルタップができるように改造されていました。おれが購入後に手を入れたのはリペアマンの宇佐美くん@yousaysoundsのアドバイスでブリッジを固定式のマスタリー・ブリッジに変更したくらいで。あとはずっとそのまま。基本ピックアップの位置はセンターで、ハムキャンセルしてシングルコイルの状態で弾いています。
レスポール・スタンダード「ALL GOLD」は一番最近手に入れたギターです。2010年製らしいんですが、おれが手に入れた時点でもうビンテージかというくらいボロボロで。笑。
基本、自分のアルバムでのエレキのアプローチは2本パラで録ったエレキを完全に右と左に全振りするので今までは左右のギターのマッチングを考えて62年製のジャズマスターを使ったりすることが多かったのですが、このレスポールはピックアップが「P-90」というのもあって音も軽く、抜けもいい割にしっかりとしたミッドアプローチができるので、今作のレコーディングにはもってこいでした。歌を歌ってギターを弾くおれみたいなスタイルの人間にとっては、歌にギターの帯域が被ってこないという部分は、楽器を選ぶ時に一番大事にしているポイントなので。
メインアンプは90年代のレアなトランジスタアンプ「FENDER ULTIMATE CHORUS」と「HOTROD DEVILLE」ですが、6畳のスタジオで録ったということもあり、環境的にアンプを鳴らせなかったので、基本ベーシックのエレキもベースもラインで録りました。エレキ側でプリアンプ代わりに使ったのはBOSSのマルチエフェクター「ME-25」が多かったですね。ベース担当の荻野目諒はTDC-youの「Phantom DI」を通したのみで、あとはDAW側で音を作っていった感じです。プラグインはPositive Grid「BIAS Amp」をよく使いました。
──この楽曲でこだわったポイント(演奏面、サウンド、アレンジなど)を教えてください。
アンプでギターを鳴らすとその空間の音というか、エアー感がちゃんと出るのですが、良くも悪くもそのイメージは今作のコンセプトとは真逆なので、「アンプで録れない」という条件を逆手にとり、耳元で鳴っているようなサウンドイメージを目指しました。それと、あの空間にはメンバー含め三人しかいなかったので、いい意味で解放されたアプローチができたというか。笑。噺家の真似をしてみたり、いきなりラップが始まったり。笑。4オクターブの声出してみたり。。etc
普通の商用スタジオで、自分の知らない人たちがたくさんいる中ではきっとこういうアプローチにはならなかったと思うんですよ。恥ずかしいし、ほら。おれも一応いい歳だし(38歳)笑。でもやってみたら、意外と音楽の神様みたいなのがたくさんおりてきて。結果的にこんな感じの表現方法になりました。
でも、やってみてわかったことは。結構おれ。いろいろできるなあと。笑。
▲FENDER TELECASTER 「DON SNOW」1966”
▲GIBSON HC LES-PAUL STANDARD 「ALL GOLD」2010"
「光失えどその先へ」について
──2曲目の「光失えどその先へ」についてお聞きします。この楽曲は、どんなことがきっかけで生まれた曲ですか?
アルバムのタイトル曲になるような。そんな曲が欲しいなーと思ってた時に1曲目と同じような感じで、楽曲が無い状態からオケを録音していきました。でも、オケを録音していた仮歌の時から、サビの部分で「光失えどその先へ」って歌ってたので、やっぱりおれはこのテーマを口に出して歌いたいんだなって再確認したというか。
──この曲で伝えたかったことを教えてください。
今の世の中、「進む」とかっていう言葉の選択肢の中に「逃げる」って言葉もあっていいのかなと思って。ただ、今までだと「逃げる」って表現はどうにもネガティヴ・イメージがつきまとう。この曲を通じて、そのイメージを少し柔らかくしたかった。というのもあります。
正解なんて人それぞれだし。その人が望む幸せや未来に向かっていくために。脱出する。みたいな。全然カッコ悪いことじゃ無いんだよ。みたいなね。
──この楽曲で使用したギター、アンプを具体的に教えてください。
ギターに関しては「エビデンス…」と違い、左でバッキングを弾いているギターがテレキャスではなくレスポールがメインで鳴っています。レスポールでファンク的な16のアプローチは聴き慣れないかもですが、そのあたりはシングルコイルの「P-90」が載ったレスポールならではの軽快なサウンドになったかなと。サビで鳴ってる音の伸びは、流石にレスポールだなあと使ってみて改めて思いましたね。
右でリフを弾いているテレキャスはメインの66年製「DON SNOW」にできる限り弾きやすさやサウンドを近づけてほしいとリペアマンの宇佐美くん@yousaysoundsにお願いしてモディファイしたフィエスタ・レッドのテレキャスターを使いました。もともと所有していた2本のテレキャスからそれぞれいいパーツを組み合わせてレストアしたギターで。無茶なオーダーにも関わらず、笑。かなりそれに近いところまで仕上げてくれました。ラッカーで薄くリフィニッシュされたボディはおそらく80年代のFENDER JAPAN。ネックは不明ですが、ピックアップはフロント、リアともにセイモア・ダンカンの「ANTIQUITY」で、フロントはメインと同じようにコイルタップができるように改造されています。メインと同じように、基本ハムではなく。シングルで、センターメインで使っています。
リードギターはレコーディングの少し前に、楽器屋で音が良くて、黒猫のポジションマークがいいなと思って手に入れたフェルナンデスのストラトタイプなんですが、購入後にベースの荻野目諒に「それってラルクのKENモデルだよね?」って言われて「そうなの?」って気づく。みたいなことがありました。笑。ただ、やっぱりこの年代(90年代後半)の国産のギターは脂が乗ってて最高にいいものが多いです。幅広のメイプルネックなので、通常のストラトよりもリード向きな音色だったのもあって、非常に使いやすかったですね。
──この楽曲でこだわったポイント(演奏面、サウンド、アレンジなど)を教えてください。
オケができた時に、イントロに「違和感」を入れたいという話になり、サンプリングのみでイントロを作るアイデアを思いつきました。実際の自分の声をサンプリングしたりして、よく聞くとピッチやリズムも微妙にずれてるんですが、そこがこの曲の一番の「ほくろ」と言いますか、キャッチーなところになったのかなと思います。別にピッチが全部マッチしてないといけないなんて誰が言ったの?的な。ただ、ベースを担当している荻野目諒が最近、マニピュレーターとしての仕事で様々なアーティストを担当しているのでそのあたりのデジタル処理のアプローチは比較的すんなりと成功したように思えます。
▲YOUSAY SOUNDS TELECASTER MOD
▲FERNANDES LOVE DRIVER
「学年で⼀番ヘンテコな先⽣の歌」について
──「学年で⼀番ヘンテコな先⽣の歌」についてお聞きします。まず、この曲の歌詞は大柴さんの小学生の時の実話ですか?
まさに実話です。よく80パーセント実話。とか、実話を織り交ぜて。みたいな話はよく聞くんですが、これに関しては本当に、小学生5年生当時のおれの気持ちをそのまんま歌っただけの歌です。笑。
──この曲(歌詞)を作ろうと思った理由は? 先生への思いも含めてお答えください。
ずっと自分の中に、大事な「思い出」としてこの風景は残ってて、いつかは形にしたいなと思いつつ。時間を見つけてポツポツと詩にはしていたんですが、どうしても最後まで完成しなかったり。あまりにも思い入れが強すぎるんで、書きながら泣いてしまって詩にならなかったりで。汗。なかなか完成することはなかったんですが、前述の「人間関係」をリリースした前後くらいに急に歌詞の大事なピースが「降りてきて」その日のうちに全部書くことができました。きっと、自分の中で「想い」がちゃんと「思い出」になったからなのか。きちんとアルバムを出せて。一つの区切りができたからのかはわかりませんが、いつかこの曲がどこかであの先生の耳に届くことを心から願います。
──この楽曲で使用したギター、アンプを具体的に教えてください。
バッキングで鳴っているギターはメインの66年製テレキャスターとレスポール・オールゴールドです。印象的なリードは例のフェルナンデスのストラトです。笑。
──この楽曲でこだわったポイント(演奏面、サウンド、アレンジなど)を教えてください。
兎にも角にも歌詞を聞いて欲しい楽曲なので、下品にならない程度に他の楽曲に比べ、かなりボーカルのゲインを上げています。それにあたり、弊社レーベル「ZOOLOGICAL」のチーフエンジニア倉本淳二とボーカルのバランスについて相当ミックスをやり直しました。こだわった結果、かなり聞きやすく、ポップに仕上がったと思います。倉本さんとは今作だけの話ではなく、今まで全て自分の作品でエンジニアをやってもらっているのですが、毎回毎回変わっていくワガママなおれのオーダーにもいつも真正面から答えてくれて。本当に感謝しています。笑。
その他の楽曲に関して
──アルバムに収録されているその他の楽曲で、制作する上で特に難産だったものなど、印象深いものについて教えてください。
今作でアコギが鳴っているのは3曲目の「世界に終わりが近づいて」のみなんですが、「OVATION SUPER ADAMAS 2087GT-2」を、ラインではなくマイクで集音し、カポの位置を変え、パラで振ってあります。かなりサウンドホールに寄って、オンマイクで収録したのですが、美しい音で録れているので、是非聴いて頂きたいと思います。オベーションをマイク録りをするという概念はあまりないと思うのですが、その感覚が少し変わるはずです。
最後に収録されている「LIFE GOES ON」はやはりこのアルバムのキーになるような楽曲だと思います。色々なパターンを考えた結果、最後に「せーの」で録ったんですが、やっぱり「人生は続く」なんてでかいこと言うためにはこれくらいの豪快なサウンドじゃないと説得力がでないよなー。なんて思ったりしてね。笑。
▲OVATION SUPER ADAMAS 2087GT-2
リスナー/ファンの方に向けて
──コロナの問題が続いていますが、今後の活動(ライブ)に関してはどのような考え、思いを持っていますか?
去年の3月以来、お客さんを入れての対面のライブは一切やっていません。それまでは旅するシンガーソングライターとして平均年間150本もライブをやっていたので、まさに生活は180度変わりました。有観客をやらない理由は自分の中では明白で。何かが起きた時に、自分で責任が取れないと感じるからです。プロとして一番大切なことは「自分で言ったことに責任を持つ」ということだと思うので。もしも少しでもリスクがあるならば、やらない。シンプルに自分で責任が取れないことは、やらない。今後状況がどう変わるかは誰も読めませんが、それまでは配信ライブやいろんなメディア等を通じて、今まで以上にリスナーの皆さんに直接届けていきたいと思ってますね。
──では、最後にあらためて今回のアルバムに関して、リスナーやファンの方へのメッセージをお願いします。
いつも一番新しい作品が、生涯最高のものなんたと信じて作っていますが、例に漏れず、今までで一番いいものができたと思います。
この作品が、聞いてくれる皆さんにとっての未来を照らす新しい光になれば幸いです。
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